2008年04月29日

愛すべき大馬鹿野郎ども

数年前、「想定の範囲内」という言葉が流行ったことがあった。確かに、出来る男はあらゆる事態を想定し、それに対する対処を事前に検討しておく。そうすることによって、ものごとを遅滞無くスムーズに進行させることができるのだ。仕事でも趣味でも日常生活でも、いわゆる「イケてないヤツ」というのは、すべからくこの能力が欠如しているように思う。要するに想像力の欠如だ。

しかし、往々として人間の理解の範疇を遥かにぶっちぎってくれる端迷惑な事態というものが起こるものである。それが世の中の面白さとも言えるのだが、当事者としてはまったく困ったものである。

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さて以前から告知していた「オールナイト・アイリッシュ・セッション」の当日がやってきた。参加者は仕事が終わってから三々五々と参集し、翌日の朝までひたすらアイリッシュを弾き倒すという、おバカ極まりないながらも、ちょっと少年の心を呼び起こす魅惑のイベントである。しかし、アイリッシュ演奏家というのは比較的年齢層も高めだし、結婚して家庭持ちの方も多い。男女比としても女性のほうが多い。幾らアイリッシュ好きでも、一晩中弾き倒すなどという企画には参加しにくいだろうという予測が、必然的に私の脳内にはあった。日頃の練習会などの参加人数から、終電までは20人ちょっと、朝まで弾くのは10人程度と予想をしていたのである。これはごく妥当な数字だと思う。しかし、私はこの時点で完全にあるひとつの点を失念していることに気づいていなかった。 ヤツラが常に予想の斜め上を逝く人種であることを


いちおう発起人であるため、セッションの最初から参加したかったのだが、私はいつも月曜日は仕事が遅くなる日。仕事が終わると速攻で愛車に飛び乗り、アクセル・ペダルを床まで踏みつけて会場へ向かう。1時間遅れで会場のビルに辿り着いた時、ふと違和感に気づく。会場はビルの三階であり、防音もしっかり効いた部屋である。にも関わらず、ビルの一階で既にオキャロランが大爆音で聴こえるのである。 …ホワッツ?

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階段を駆け上り、会場へ足を踏み入れると、そこには人、人、人! その数すでに29人!! ちょっと待て。いったいコレはどうなっているんだ? いくら翌日が休日とは言え、平日の夜だぞ!? この時点で自分の判断が甘かったことに気づきはじめたが、まだ私は楽観的であった。とりあえず席を確保し、遅ればせながらセッションに参加する。今回はピアノ伴奏をしてくれている方がいる…と、よく見るとhataoさん!! 関西アイリッシュ界では知らない人はいない、プロのアイリッシュ・フルート奏者である。hataoさんがピアノ伴奏って…勿体無いというか、ホントに多才極まりない。


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なんと今回のセッションでは東京から二人、富山から二人と遠路遥々お越し頂いた参加者がおられる。こちらは富山から来られたZENさんと、いっつぁんさん。ZENさんはなんとカザフスタンのドンブラという2弦の弦楽器で参加! ま…マニアックにも程がある…。私が手に持っているのは、お土産に頂いた富山名物・「鱒寿司」。他にもたくさんお土産を頂きました。謝謝!


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東京からはmayuさんが参加。この方は前回、博多襲撃の際にもご一緒させて頂いたのだが(参照)、仕事の都合で日本全国を移動しておられる。今回もたまたまベストなタイミングで大阪の仕事があったそうで、オールナイト・セッションにもご参加頂いた。もう一人の東京からの参加者は、言わずとしれたモハー氏。「アマチュアで日本一移動距離の長いフィドラー」と目される神出鬼没の男である。野郎なので写真は割愛。(ひでー)



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フィドル倶楽部のスタッフ・tomatoさんによる手作りの料理も供され、飲み食いしながら和気藹々とセッションは進む。いや〜、いいね。ちょっと予想よりも人数多かったけど、問題ナッシング! 楽しいね。







…なんか、人増えてね?
 
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セッションが進むにつれて、続々と参集してくるプレイヤー達。途中で早退する方もあるので入れ替わりはあるものの、なんとスタッフを含めて、延べ49人!! マイガーッ!! いや、それオカシイだろ!? ここまで物好きが多いとは、完全に計算違いである。アイリッシュ・プレイヤーだけでなく、アイリッシュに興味があるバイオリン奏者の方々も最大9名様でお越しいただき、場はますます盛況に。

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もう、こうなってくると、フィドルの壁である。実に壮観だ。


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今回の参加者にはダンサーも多数おられたので、途中セットダンスも披露! アイリッシュ音楽は基本にダンスがあるので、ダンスの動きなどもリズムを知る上で非常に重要である。私は、光量の少ない会場で、動きの激しいダンスを如何に綺麗にブレなく撮影するかという裏技を披露。内容は参加者だけのヒミツ!



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流石に終電近くになると帰宅する人も多かったが、午前2時の時点で残存32名。予想の3倍の数字である。差し入れのリポビタンなど飲みつつ、ますますセッションは熱く盛り上がる。ちなみにこのリポビタンDだが、とある参加者の暗躍により、タウリンが大幅に増量されている。こういう趣味の集まりでは多様な職種や、日頃馴染みのない世界の方と知り合いになれるのも楽しいね。


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そして会場ビル1階がラーメン屋なのをいいことに、「メタボ夜食ツアー」も敢行。参加者14名。医療従事者として一言言わせてもらおう。 あなた方、心身ともにちょっとビョーキです。



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夜食後も勢いは留まることはなくセッションは続く。というか、音が途切れることは、ついぞ無かった。参加者の皆様の持ちネタの多さと、無駄に有り余りまくっている情熱には本当に驚きだ。そして午前4時30分、ついに空は白み始める。ここから最後の大ポルカ大会となり、最後のシメは定番中の定番、「John Ryan's Polka」の魂揺さぶる大合奏にて閉幕となった。



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午前5時7分。最後まで戦い抜いたプレイヤー23名で記念写真。ここに写っている人間は、もはや戦士といっても過言ではないだろう。そして極めつけの大馬鹿野郎どもとも…。しかし、愛すべき大馬鹿野郎である。この情熱とパワーがある限り、アイリッシュ界はさらなる発展を遂げるだろう。…しかし、日本の将来はちょっぴり心配である。



参加者の皆様、本当の本気でお疲れ様でした! そして有難うございました。 私の軽い一言から実現してしまったこの企画、ここまでの規模に膨れ上がるとはまったく思っていませんでした。まさか50人にも及ぼうかという人間が集まろうとは、まさに想定の範囲外で、その人数ゆえに小回りも利かず、至らぬ点も多数で申し訳ありませんでした。セッションとしてはグダグダな面も否めませんでしたが、楽しさを感じて頂いていれば嬉しく思います。そして、ノリノリでこんな馬鹿げた企画を実現させて下さり、採算度外視で会場や食事の手配をしてくださるフィドル倶楽部さんには感謝の言葉もありません。本当に有難うございました!


ついに、8時間練習会、オールナイトと来てしまったか…
次は合宿かな。(ぼそっ)


posted by せばすちゃん at 17:54| Comment(33) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年05月11日

ポルカ大戦争

前回告知していた東方侵攻作戦の決行日がやってきた。例によって仕事で上京したついで…未だに激しく勘違いしてるタリンダー共がいるので改めて説明しておくが、飽くまで「ついで」である。仕事のついでに東京でのセッションに参加しようという、合理的この上ない作戦である。

しかし、今回は某主催者によって「ポルカ大魔王・来襲」みたいなキャッチフレーズをつけてセッションの告知をされてしまったため、参加表明をされている方々がかなりポルカ・モードに切り替わり、手ぐすねひいて待ち受けている感がアリアリである。以前の記事(参照)を受けてのことであるが、現段階では目指しているだけであり、大魔王には遠く及ばない状態なのだが、殺る気になった人々の情熱は削ぎようがない。そのことは、ここ最近のイベントで身をもって知っているだけに、ドキドキモノの参戦である。

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今回の戦場は六本木のアイリッシュ・パブ「Cock O' the Walk」。 私にとっては、初めてお邪魔するパブだ。ここは、あの漢の根城である。そう、昨年のセッションで私との間に新たなる確執が生まれた(参照)、腐海一の剣士と呼ばれるあの漢の…。(注:そう呼んでるのはテメェだけだという説は正しいが却下とする)

今回は仕事の都合もあり、一時間ほど遅れての参加。セッションは既に開始され、適度にアルコールも進み、参加者の指も温まっている頃だろう。突入の時期としては最悪に近いが、選択の余地はない。緊張で荒ぶる鼓動を押さえ込み、意を決して、ドバン!とドアを開ける。 頼もう!!


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うじゃうじゃ

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うじゃうじゃ

ぬおぅ!? あまり広い店ではないのだが、いるわいるわ、プレイヤーがギッシリ! その数、概算で20人超。 まるで往年の宮崎アニメを思わせるワラワラ度である。 関の東西を問わず、アイリッシュ界は日本全国アレな人間だらけのようだ。足を踏み入れた時にやっていたのが、「Rakes of Mallow」というポルカ。むぅ…やはりポルカ・モードなのか!? おまけに、かなりいいテンポである。こんな所で生き残っていけるのかしらん?


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とりあえず楽器をセッティングし、席に着く。目の前には、ここのセッション・マスターであり、(一方的な)宿敵であるyutaさん。その名前から、私は勝手に「ユタ・ミラルダ」氏と呼称しているのだが、彼が知らない曲はないと噂されるほどの莫大なレパートリーをもつ笛吹きである。果てしなく続くその持ちネタは、王将で一日に作成されるギョウザの数にも劣らないに違いない。前回のセッションでは彼と二人でポルカを回し続け、モハー氏に「いつまでやる気だ!?」と突っ込まれた経緯がある。今回は負けぬ!!


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などと気負ってみたものの、そんな凄腕に魔王候補生が勝てるわけもなく…。聴いたこともないポルカの旋律に翻弄され、あっという間に轟沈。スコットランドのポルカまで仕込んでったいったのだが、あっさり追従される。お、おのれ〜、次こそは…。


セッションは時々、爆走ポルカモードを挟みながらも、バランスよく曲だしされ気持ちよく進む。最近シェットランド系の曲を数曲気に入って練習していたのだが、今回のセッションにはシェットランド系を得意とするkomegさんも参加されており、見事にあわせて頂いた。うほぉ〜、こんなマニアックな曲を一緒に弾けるとは…恐るべし、在関東フィドラー軍団。最後は例によって大ポルカ回しからド定番「John Ryan's Polka」にてシメ。4時間に及ぶセッションは瞬く間に終了となった。



参加の皆様、お疲れ様でした&有難うございました! 楽しい時間を過ごせただけでなく、新たに多くの知己も得られ、多大なる刺激も頂きました。最低でも一回は年内に上京する機会があると思いますので、その時にはまた遊んでくださいませ!

そして、その時こそ真の魔王となり、くっちゃくちゃに踏み潰してくれるわ、下民ども! わーっはっはっはっは。

…あ〜楽しいな、現実逃避。(ぼそっ)
posted by せばすちゃん at 23:39| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月01日

孵る雛たち

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先日、予告していた「せば組・第3回練習会」が開催されたのでレポートをば! 今回の参加者は、仕掛け人である組長代理・Yoshiさんを筆頭に、ceadさん、すとらどさん、しゅうさん、もじゃもじゃぺーたーさん、kanaさん、まいけるじぇぇむすさんの合計8名だ。今回はセミプロのチェロ奏者であるkanaさんがおられるので、ワクワクものだ。予定時刻の15分前には全員集合してしまうところが、皆の殺る気を物語る。早速、確保してあるカラオケ屋の一室へとなだれ込む。


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今回の発起人であるYoshiさん。クラシックとアイリッシュの両方のレッスンを受けておられ、フィドル歴こそ浅いものの、フィドル系主要イベントは総ナメにしている熱きだ。最近、クラシックからアイリッシュへの流入が盛んなのは、すとらどさんと彼の仕業功績によるところが大きい。今回は練習会の発起から、会場の手配なども含めた運営全般をやって頂いた。有難うございました!


今回の練習会は、たくさんの曲を弾くこと、速く弾くことが主眼ではない。一曲ずつ丁寧にゆっくり、ジグやポルカなどの各種コツなども押さえながら仕上げてくというコンセプトだ。流れ的には、講師陣の模範演奏→超ゆっくりで皆で弾く→徐々にテンポアップ→アクセントや装飾などを付け加えていく…という段取りのハズであった。しかし、「予定は未定であって決定ではない」という金言があるように、そうそうは計画通りに進まないのが世の常というものだ。


講師陣:それじゃ、超ゆっくりで弾いてみましょうか。



(演奏中)



せば:…オイラ要らなくね…?



いやもう、皆さま、予習完璧。ゆっくりだと言ってるのにテンポも走り気味。む〜、超初心者練習会と言っても、アレ予備軍だからなぁ…。ちょっと熱意を侮りすぎていたかもしれぬ。おまけに今回は、私以外の全員がクラシックの基礎訓練を受けているので、技術的に私なんぞより数段上だ。

「アイリッシュ初めてです!」という雛たちを孵し、飛び立つまで見守る。そして老兵はただ消え去るのみ。自分の中ではそういうイメージすら抱いていたのだが、蓋を開けてみれば、雛どもは己の力で殻を叩き割って飛び出し、そのまま高く舞い上がったかと思うと空中戦を制し、スズメ捕ってきちゃいました!…という感じ?



教訓:アイリッシュやろうなんて人間は初心者でも想像の斜め上





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なんちゃって講師の私には手に負えないので、指導はメイン講師であるceadさんに丸投げ。各曲のコツやマメ知識なども交えながら、のっぺりした演奏からアイリッシュらしい演奏へと色をつけていく。みんな吸収が早く、あっというまにそれっぽい演奏になっていく。

課題曲は4曲だったのだが、終わってみればなんと19曲。ちょっと弾いてみただけというものまで含めての数字ではあるが…やり過ぎだろ、常識的に考えて。しかし、和気藹々とあーだこーだとやっている時間は早回しのように流れ、4時間の練習会は今回もあっというまに終了したのであった。



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そして練習後のお茶会もほぼ恒例。なにせ練習会は4時間もやってるのに、ほとんどみんな休憩しないからなぁ。水分と糖分を補給しつつ、無駄話に花が咲く。もちろん楽器を弾く時間も楽しいものだが、こうして色々な人と出会い、初対面にも関わらず楽しく話が出来るというのは、本当にプライスレスな喜びだ。のんびり2時間ほど歓談したあと、第3回せば組は終了となった。そして各自帰途へと就くのだが、なんと3人は奈良、一人は和歌山、一人は明石からの参加である。




教訓:アイリッシュやろうなんて人間は初心者でも後先を考えない




参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 特にYoshiさんには本当にお世話になりました。有難うございます! まったく役に立たない講師で申し訳ありません。しかしこれに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。
posted by せばすちゃん at 13:14| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月21日

ビバ! 公民館

オキャ会だけでは飽き足らず、最近では次々にイベントを産み出されているhiro会長から連絡がはいった。「近くの公民館に音楽部屋があるというので、つい借りてみました」と。私とhiroさんは家が近いので、我が家からでも車で僅か15分ほどの距離だ。というわけで、さっそく強行偵察となった。

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参加メンバーは我々に加えて、Yoshiさんとceadさん。関西アイリッシュ系イベントはほぼ総ナメという、今もっとも熱(苦し)い二人だ。Yoshiさんに至っては、なんと奈良からの参加である。このクソ暑いなか、凄い根性だなぁ…と呆れ感心しながら、練習室の扉を開ける。 ひ、広い! 20畳はあると思われるスペースがあり、小さいが録音用のコンソール・ブースも隣に設置されている。もっとも録音機材は4トラックのカセットMTRという20年近く前の骨董品。実際に使うことはないだろうが、ある意味スゴイな、コレ。未だにこんなのが残っているとは…。かくいう私も、コイツで多重録音を勉強したのである。懐かしい〜。



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今回は気合のはいった練習会というよりは、だらだら弾いて遊ぶような感じの練習会であった。そして何より、今回はフィドル以外のサブ楽器が充実! 上の写真でもバウロンやウクレレが見えているが、さらにhiroさんが新規購入したハンマード・ダルシマーが初登場。小さいサイズのものだが、複弦ならではの豊かな響きが素敵な楽器だ。



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そして何より今回、一番楽しかったのがピアノである。かなりボロっちくて、ちょっと調弦がオカシイところもあるのだが、これがなかなか侮りがたい音がするのである。「Diapason Royal」という聞いたことの無い銘が入っていたのだが、後で調べてみると、ヨーロッパの木材を利用した国産楽器の模様。アップライト・ピアノは構造上、どうしても音色的には難しいものもあるのだが、コイツはかなり私好みの音色だ。ヤマハとかよりずっといいね。流石にちょろまかせるシロモノではないのが、残念無念。

私はそもそも正規のピアノ教育は2年ほどしか受けていないし、独学で弾いていたシンセも最近では弾く機会が激減しているので、腕は鈍りまくり。指が回らないのは勿論だが、何よりもカンが鈍っているのがイタイ。しかし、弾いているうちに楽しくなってくる。ベースを付加し、コードを弾くことでアンサンブルを産み出し、さらにリズムを刻む。これらを同時に出来てしまうピアノという楽器はやはり偉大である。ピアノがはいると、特にエアやオキャロランなどは楽しさ10倍増である。上はピアノとフィドル2台とティン・ホイッスルで即席アンサンブルの図。かなり楽しかったので、やっぱり鍵盤も時々は練習しとかなきゃイカンね。



色々な楽器を好き放題弾き倒し、オヤツなども持ち込んで散々遊んだ4時間。充実した時間も終わりを告げ、去りがたい感覚を抱きながらも、受付へ精算へと向かう。おっちゃん曰く、「950円です」 何だと、コノヤロゥ!? もちろん全て込みのお値段である。というか、ピアノ使用料も駐車場代金も不要なのである。飲食物の持ち込みもフリーだし、部屋も広いし、ホワイトボードもあるので、座学や作戦会議にも対応可能。それで一人250円足らずで半日遊べるとは…。恐るべし、公民館。
posted by せばすちゃん at 10:59| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年07月29日

世界で一番アツい夏

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日本各地で今年の最高気温を軒並み塗り替える猛暑のなか、初心者練習会である「せば組」の第4回練習会が決行された。今回は参加人数と会場の関連で、クローズな練習会になってしまったのが個人的にはちょっと残念。しかしまぁ、このクソ暑いなか、性懲りも無く集まった7人! この猛暑に勝るとも劣らないその情熱には、つくづく頭が下がるばかりだ。



まずは第3回の課題曲の復習からスタート。今回が初参加の方もおられたが、アイリッシュは初心者でもクラシックのレッスンを受けている方ばかりなので、ブッ飛ばさない限りは難なく追従される方ばかりだ。今回は前回の講師であるceadさんは不在だったが、会うたびに驚異的な進化を遂げている兄弟弟子「ゆうま」さんが講師担当なので、技術指導はお任せ。(またか!) 今回は鬼教官もいないし、鬼のいぬ間の洗濯を楽しむかのように、皆さんが持参して下さったオヤツなどを食しながら、のんびりと練習を楽しんでいた。


しかし、所詮それは束の間の平和でしかなかったのである。




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練習会も終盤を迎えた頃、ドバン!と扉が開けられ、飛び込んできた人影がみっつ。私など比較にならない激アツ指導で「鬼教官」の異名をもつceadさん、泣く子も黙るオキャ会のダブル・エースがひとり「なっとう」さん、そして「フィドルを煽る超絶チェロ奏者」である「kana」さんのお三方である。せば組の中でもブッチギリの実力者達の乱入である。この日は実は別の練習会に参加されていたのだが、そちらが終了してからの参加ということで、アレっぷりも尋常ではない


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その実力はまさに変態級。 なっとうさんともなると、弓を膝で固定して、バイオリン本体を動かして音を奏でてしまうことも可能だ。これも、ただ音を出しているだけでなく、ちゃんと「Down by the Sally Gardens」を弾いているの図。デ、デカルチャ…。ビデオとかでは見たことあるが、こんなのホントに出来るんだなぁ…。




Calliope House(Jig)  Film by Yoshiさん


達人級が参加されたことだし、今日の練習の成果を試すという意味でも、最後の30分はセッション・ライクに。その成果の程を動画にて公開! (抵抗ある方もおられるかもとのことで、意図的に画質は落としてありマス。) もちろん、まだまだ完璧とはいかないが、今日初めてやった曲で皆がこれだけ弾けるのは大したものじゃないだろうか?





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Photo by ゆうまさん。(ブログより無断借用。スイマセン!)


そして、練習会終了後は近くの喫茶店でお茶をシバく。(注:関西ネイティブ言語ね) コレも恒例みたいなものだが、私はこの時間が好きである。有志が集まっているせいもあるだろうが、ほとんど初対面みたいな人とも楽しく話せるのは、当たり前のようで実はけっこうスゴイことなんじゃないかと思ってみたり。しかし、まぁよくもこれだけ(いい意味で)個性的なメンバーが揃うものである。類友ってヤツだな、きっと。ちょっと道を踏み外した人達ばっかりだもんなぁ…私以外は。


参加の皆様、お疲れ様でした&有難うございました!








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…で、終わらないのが、今回の恐ろしいトコロ。実は同日の夜には、「我楽茶堂」というカフェでアイリッシュ・セッションがあるというので、そちらへ有志一同が突撃するという。こちらは、関西でアイリッシュをやっているものなら知らないものはいないという、老舗・最強アイリッシュ・ダンス集団・「Sainak」が主催しているセッションだ。噂には聞いていたが、そんな恐ろし気なところに顔を出す度胸は無いので、もちろん参加したことはない。とてもじゃないが、そこまでは付き合いきれん。アレな人間どもに付き合っていたら、命が幾つあっても足りんわい。



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その割には楽しそうだなって? …気のせいだろ、たぶん。
posted by せばすちゃん at 01:11| Comment(19) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月03日

夏の終わり、湖畔にて -前編-

ふっふっふ…久しぶりだな、ヤマトの諸君。 …てか、ホントに久しぶり。実に丸一ヶ月ぶりの更新だ。もちろん更新こそしていなくてもフィドルは弾いているわけだが、夏なのに仕事が忙しかったこと、他の趣味に時間を割いていたこと、そして何よりあまりの暑さに茹だっていたことが原因だ。夏生まれの癖に、極端に暑さに弱いのよね、ワタクシ。しかし、今回はビッグ・イベントに参加してきたので、レポートをば! 2夜連続公開予定!!



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当直明けの眠い目をこすりながら、名神高速を東へとぶっ飛ばす。しかし、何かのイベントがある前日に、お約束のように当直が入っているのは、上司の嫌がらせだろうか?と、つい勘繰りたくなる。 京都東インターで高速を降り、湖西道路を北上する。眼前に現れるのは琵琶湖。言わずと知れた日本最大の湖である。しかし、実は河川法上は琵琶湖は湖ではなく河川だということは意外と知られていない。これ、マメ知識ね。



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今回の目的地は琵琶湖からちょっと西へ入った山中にある「ガリバー青年旅行村」。 実はここで毎年8月の最終土日に「アイリッシュ・トラディショナルミュージック・キャンプ」なるイベントが催されているのだ。今年がなんと15回目という歴史あるイベントだ。日本全国からビョーキな…もとい! 熱心極まるアイリッシュ野郎(&淑女)どもが100人近く集まり、夜通しセッションしたおす狂気のイベントである。日本屈指のチキン・ハートの持ち主である私では、本来はとても参加出来ないイベントなのだが、今回はダンサー&コンサーティーナ弾きである「かず」さんの口利きで、一緒に参加させて頂くことになったのである。ううぅ…恐いよぅ。でも、ありがとうございます、かずさん!



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このガリバー村というのは、多数のコテージやバンガローを備えたキャンプ場だ。このコテージをグループで借り上げたり、何人かでシェアして寝床を確保。あとは飲めや騒げの大乱闘という素敵イベントである。泊まりだと終電も気にならないし、アルコールも飲み放題。こんなにやるまえからエライコトになるのが予想できるイベントもなかなか無いよなぁ…。



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アイリッシュ・キャンプのメイン会場となる体育館。ちょっとした広さがあるので、ダンスなどはここが会場になる。それにしても、エライ充実したキャンプ施設だ。




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まずはライブからスタート! 今回は9組がエントリー。参加者にはプロも混じっているので、恐ろしくレベルが高い。一番手は、以前にセッションに参加させて頂いた(参照)ダンス・チーム「SAINAK」。 ケーリーバンド + ダンサーズで随分賑やかなステージだ。まさに、アイリッシュ・キャンプの幕開けを飾るに相応しい。




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流石に全バンドを紹介するわけにはいかないが、物凄くカッコよかったユニットを紹介。 「みゅーず」のお二人だ。京都を中心に活動されているユニットで、以前から噂は聞いていたのだが演奏を聴くのは今回が初めて。 コレがもう、激カッコよろしい!! ギターの陳五郎さんはブルースを30年以上やっていたそうで、その独特の伴奏が素敵過ぎる。その上に乗っかるのが、大城さんのフィドルなのだが、これまた実に表情豊かで面白い。上手いのは勿論だが、「ホーンパイプをそう弾くのか!?」とか、色々と衝撃を受けた。わたしゃもう、惚れちゃいましたよ。 …野郎なのが心のそこから残念デス。

ライブの最後はゲール語の歌を皆で大合唱して終了。4時間半に渡るライブだが、あっという間に終了。いやまぁしかし、世の中にはスゴイ人ってのは幾らでもいるもんだと、つくづく思うね。自分のミジンコぶりを改めて痛感。




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ライブ終了後は夕食タイム。食事は参加グループで各自工夫を凝らしているようで、かなり大規模にBBQなどを行っているグループも。私はダンサー・チームに混ぜて頂いていたので、食事もご一緒させて頂き、素晴らしい手料理をご馳走になった。しかし、いつも思うのだが、アイリッシュやってる人って何でも出来るひとが多いような気がするなぁ。 なつさん、naoさん、Kさん、有難うございました!

そして、食事が終わると、いよいよセッション・タイム! セッションはキャンプ・イベントらしく、屋外イベント場で開催される。昼間のライブで存分に刺激を受けているので、腕も無いくせにウズウズしていたワタシ。全国から100人近いツワモノどもが集まっているのだから、無謀もイイトコなのだが、言い換えれば達人たちのプレイを間近で聴き、一緒に演奏できるチャンスでもある。清水の舞台からスパイラル・ダイブの覚悟で参加させて頂いた。もちろん弾けない曲の方が圧倒的に多いが、やっぱり楽しいね。




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ちなみにセッション会場には楽譜や教則本、音源などの展示即売コーナーも併設。お買い得品や掘り出し物がところ狭しと並び、財布のヒモもブッチギレ状態間違いなしである。いやもう、何から何まで充実しているというか…本当にアイリッシュ漬けのイベントだ。


あっという間に3時間のセッションも終了。ふ〜、やれやれ、ようやく終わりましたか。それじゃ、そろそろ寝ましょうかね〜。 …などということがあるワケもなく。 わざわざ人里離れた山奥まで、楽器を持ったかなりアレな人種が半酩酊状態100人近くも来ているのである。このまま終わるほうがオカシイというものだ。



詳細は次回を待て!!
posted by せばすちゃん at 00:57| Comment(0) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月04日

夏の終わり、湖畔にて -後編-

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「ガリバー村」にはアイリッシュ・キャンプ以外の一般の方も宿泊されているので、屋外ステージでのセッションは22時にて終了。しかし、その程度で収まりがつくはずもなく、セッションは屋内ステージへと移行。バンガローが一棟セッション用に開放されており、ここでは24時間音出しオッケー! 自分のコテージへ飲みに行ったり休憩しに行ったりと、人の出入りはあるものの、常時結構な人数が参加されている。



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人が増えスペースがなくなってくると、こんなトコロで弾く人も出現。しかし、なんだか妙に絵になってますナ。昼間のライブで惚れてしまった「みゅーず」のお二人も参加。こんなスゴイ人達と一緒に遊べるってのも、よく考えたら恐れ多いというかスゴイことだよなぁ。屋外ステージではあまり弾いていなかった私も調子が出てきて、ヘタクソながらも結構曲出しをさせて頂いた。しかし、周りが上手い人ばっかりなので、安心感はあるね。曲出しした本人が落ちちゃっても何の問題も無くフォローして貰えるし〜。(駄目駄目じゃねーか)



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ちなみに、このセッション用バンガローは2階建てで、階上どころか階段の途中、階段裏にまで人員が配置されている。下階で曲が始まると上からギターの伴奏が降ってきたりと、全方位・立体サラウンド・セッションとなっている。なんだかワケわからないが、無駄に面白い。こんなの、まずフツーはあり得ないシチュエーションだもんなぁ。

存分にセッションを堪能させて頂いて、私は2:30頃に退去。ちょっと保身に走ってしまった気がしないでもないが、一応当直明けだし、翌日も長距離運転しなきゃイカンしね。後から聞いた話によると、明け方近くまでセッションは続いていたらしい。 …さすが全国大会…デカルチャにも程がある。





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翌朝はちょっとゆっくり寝て、朝食。これまた素敵な朝食を用意して頂きました。私は今回、食事に関してはアルコール類の供出しかしていないので、恐縮至極…。何もしていない私にこんなこと言う資格はないのだが、やっぱり手間隙かかっても、キャンプ場でこういう食事が出来るというのは楽しいね。 なつさん、naoさん、有難うございました!



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ちなみに、前日の夜に鹵獲されたクワガタ君も一緒に朝ゴハン。なんかいいよね、こういうのも。







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ムソルグスキーの交響詩に「禿山の一夜」という有名な曲がある。この曲は、聖ヨハネ祭の前夜、悪霊どもが山で大騒ぎし、夜明けと共に去っていくというロシアの民話がモチーフになっている。しかし、民話とは違って、アレな連中は夜が明けても退散しない。 ある意味、悪霊以下である。 贅沢な朝食を頂いた後は、ワークショップに参加! ワークショップはフィドル、ティン・ホイッスル、ダンスの3つのクラスが開催され、もちろん私はフィドルのクラスに参加。課題曲は「Flogging Reel」  おお、知ってはいるが、あまり弾いたことない曲なので嬉しいね。



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講師はアイリッシュ・バンド「シャナヒー」のフィドラーである、みどりさん。彼女の噂も以前からお聞きしていたのだが、この方もやっぱりスンゴイお人。上手いだけでなく、人を楽しませることをよく知っている。そして何より、自分自身が楽しんで弾いているのがよく解るフィドラーである。だって、踊りながら弾いてるんだもん。 ライブの時はもちろん、セッションの時にも、正座して踊りながら弾くという、ちょっと言葉では形容しにくい荒業をやってのけていたお方だ。

ワークショップは装飾音の解説や、ボゥイング・パターンを考えながら、じっくり一曲をやりこんでいくスタイル。指の置き方や、開放弦からのカットなどでアドバイスを頂いた。ボゥイングはプレイヤーの個性が出るところなので、一人の先生にしかついたことのない私には実に新鮮だ。「大森師匠なら、ここはこう弾くんだろうな〜」とか内心でニヤリとしつつ、みどり先生風のボゥイングにチャレンジ。やっぱり、色々な人と一緒にプレイするのは、こういう面でも大事なんだろうな〜。自分の中の引き出しは多いほうがいいに決まってるしね。




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たっぷり、90分のワークショップを終え、アイリッシュ・キャンプはようやく幕を閉じた。まさにアイリッシュ漬けの2日間。初参加ではあったが、本当に楽しめた。キャンプ中、「せばさんですよね? ブログ読んでます!」と声をかけて頂くという嬉しい出来事もあったし、大満足である。腕を磨き、コンディションも整えて、是非また参加させて頂きたいと思う。最後に改めて、キャンプへと誘って頂いた「かず」さん、突然の参加にも関わらず快く受け入れてくださった、「なつ」さんはじめ同室の方々、本当に有難うございました!
posted by せばすちゃん at 00:32| Comment(8) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月29日

甘く危険な練習会

超初心者向けのアイリッシュ練習会「せば組」も、既に第6回を数えるようになった。前回の第5回はアイリッシュ・キャンプ参加のため欠席したので、今回は2ヶ月ぶりの参加。もっとも、名前こそ「せば組」であるが、私は名誉顧問なので、私はいなくても全然問題ナシなのである…というか、超初心者とか言ってるくせに、私より遥かにイッちゃってる参加者ばかりなので、むしろ私が足手まといになってる可能性大である。 


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今回の会場は吹田にある「ラ・コクシネル」というケーキ屋さん。「何故、ケーキ屋で練習会!?」と驚きのアナタ! 実はこの店の二階がサロンになっていて、そこを時間貸しして貰えるのである。会場の手配をして下さったのは、講師であるceadさん。う〜む、紳士という触れ込みだけあって、なかなか小洒落たスペースを確保してくださる。中身まで本当に紳士かどうかは、そろそろ疑問の声も上がってきているようだが、それはさておき有難うございました!



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採光もよく、なかなかステキなサロン・スペース。そんななか…


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一角に集う怪しい小集団。画的にはバイオリンと店の雰囲気はマッチしているようにも思えるが、実際には各人の放つオーラのため、ビミョーに怪しい。参加者は組長代理・Yoshiさん、ceadさん、takeさん、しゅうさん、もぺさん、それに私を加えて6人。なんと3人は和歌山と奈良からの参加、しかも「せば組」常連というコア・メンバー。ceadさんは、言わずと知れた関西アレ系フィドラーの代表格。これだけ濃いメンバーが揃ってしまうと、そりゃ雰囲気醸すわな…。

今回の課題曲は「Marie's Waltz」「Lilting Banshee」「Mountain Road」の3曲。「Marie's Waltz」は曲名はワルツとなっているが、雰囲気はエアっぽい。今回初めて弾いたのだが、これがなかなか良い曲で、個人的にかなり気に入っている。他の2曲は、それぞれジグとリールだが、いずれも練習にはピッタリの曲。今回は3時間の練習時間で、この3曲をみっちり弾き込んでいく。うむ、こういうスタイルは結構好きかも。実験的なことも出来るし、装飾音をレクチャーするかわりにビブラートの指導をして貰ったりと技術交換も出来るし、人の演奏にインスパイアされることもあるしね。



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(photo by takeさん)

そして、この会場ならではの特典。もちろん、スウィーツである。練習の合間には、店自慢のタルトを頂く。30半ばのオッサンがスウィーツでも無かろうというクソタワケな説は却下だ。美味いものは、古今東西・老若男女を問わず美味いのだ。練習による疲労回復の面からみても、糖質の摂取はCyclic TCAを促進させるので、医学的にも理に適っているというものだ、うんうん。  ちなみに、いっぱい写真は撮ったのだが、うっかりミスで画像データを大量に失ってしまったので、takeさんのブログから無断転載。スイマセン。


最近はあまり練習時間がとれていないし、練習会にも参加できていなかったのでナマり気味だったのだが、終わってみたらあっという間の3時間。いちおう講師役にカウントされていたのだが、私にとっても大変実りの多い練習会となった。そして、驚くほどの個性を放つキャラの濃い参加者との爆笑トークも「せば組」の楽しみのひとつなのだが、こちらも存分に楽しめた。こういう楽しい仲間が集まるのも、組長代理のYoshiさんの人柄の賜物なのだろう。いつも有難うございます。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 是非また一緒に遊んで下さいませ。
次はビブラート対決だっ…ぼそっ。
posted by せばすちゃん at 01:44| Comment(11) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月20日

久しぶりのパブ・セッション

くっくっく…久しぶりだなヤマトの諸君…って、最近この入り方が多いのは気のせいか? 最近なにかと忙しく、まとまった時間がなかなかとれないのだが、細々とフィドルの練習は続けている。しかし、練習会やセッションなどはことごとくタイミングがあわず参加できなかったり、そんなに忙しくない時でも突発的なイベントでレッスンに行けなかったりと、フィドルに関してはとにかく間の悪い時期を過ごしている。


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決して某メカのセッティングにかまけてフィドルを蔑ろにしているわけではないのである。しかし、コイツがなかなか手厳しく、安定しないのもまた…ごにょごにょ。




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さて、先日16日に行われた大イベント、「フィドル・フェスティバル」にも参加できず鬱屈していたところに、地元のパブにてセッションが行われるとの情報を受け、日頃のフラストレーションを叩きつけるべく参加してきた。場所は今年オープンしたばかりの「GALWAY」というアイリッシュ・パブ。実は以前に楽器を持って遊びに行ったことはあるのだが、ちゃんとしたセッションは初めて。雰囲気が良く、食べ物が安価で美味い、そして音響もなかなかと、クールなパブである。我が西宮市は日本で4つしかない「映画館のない市」なのだが、アイリッシュ・パブは既に3店目。そういう意味ではいい環境と思えなくもないが、偏った編成だよなぁ。あ、ちなみに映画館は近日オープン予定ね。


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セッション開始時刻は17時過ぎからボチボチと〜とのことだったので、18時位に店へ到着。扉を開けるといるわいるわ、それはもうウジャウジャと。「オキャ会」や「せば組」、その他顔馴染みフィドル仲間に、ケーリーバンド「SAINAK」の面々。うぉ〜、やっぱりセッションをやらせてくれる店は実はあまり無いので、皆こういう機会を求めていたのだろうか? なかなかの盛況ぶりである。

実力派揃いの武闘…もとい舞踏集団、SAINAKのメンバーがおられるので、私程度のヘタクソでも、ある程度安心感をもって弾ける。やっぱり、トチった時でもバックアップしてくれる方がいるというのは、初心者には大事なファクターだ。というわけで、「力一杯憂さ晴らし」をテーマに思う存分弾かせていただいた。いや〜、個人練習は細々とながらやっているが、やはり皆で弾くのも楽しいね。今回はギター2本にキーボードと伴奏楽器が充実していたので、尚更だ。ある方からは「以前よりパワーアップしている」とお褒めも頂き、大変楽しい時間を過ごすことが出来た。

でもね、6時間って弾きすぎじゃない? 常識的に考えて。 まったく困った人達である。お店のスタッフも「タフですね…」と絶句していたとかしてなかったとか。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! そして「GALWAY」のスタッフの方々、本当に有難うございました!
posted by せばすちゃん at 00:03| Comment(11) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月05日

富山アイリッシュ紀行

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連休の真っ只中、私は大阪駅にいた。滑るようにホームへと進入してくるのは「特急・サンダーバード」。最高速度160kmで大阪〜北陸間を結ぶスーパー・エクスプレスである。慢性的に乗車率が高いというこの列車で、そのうえ連休ド真ん中。どうにかシートを確保し、私は富山へと向かうことになった。 …彼らとの再会を果たすために。



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彼らとはZENさん、いっつぁんさん。そう、あの怒涛のオールナイト・セッション(参照)の際に、わざわざ富山から駆けつけて頂いた、ちょっぴりやり過ぎなアイリッシュ・フリークのお二方である。オールナイトの際に、「いずれ富山で」と固く約束をしたものの、どうにもタイミングがあわず、今まで不義理をしていたのだ。しかし、今回は色々と幸運も重なり、ようやく富山逝きを果たす運びとなったのである。


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実はこの連休中にZENさん、いっつあぁんさんが地元の町内会主催の催しで演奏を披露されることになっていたので、それに飛び入り参加させて貰う段取りとなったのである。町内会の芸能イベントなので、音楽的にはまったく統一感はない。写真は雅楽の演奏なのだが、こういう垣根の無いイベントというのも面白いね。


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いっつぁんさんは、なんと中国の撥弦楽器「二胡(にこ)」で出演。女子十二楽団で一気に有名になった楽器だが、ユニークで味のある音色が特徴だ。しかし、本業は笛吹きのハズなのに、こんな楽器までやられるとは…。流石は「女神」と呼ばれるだけのことはある。 …自称という噂もあるけど。


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そしてZENさんはオールナイトの時にも持参されたカザフスタンの楽器「ドンブラ」で出演。カザフ人師匠に師事されたZENさんの腕前がまた素晴らしく、2弦しかない楽器なのに、音楽に厚みを感じさせる。しかも「曲弾き」と言って、演奏中に楽器を回したりと、魅せる要素も満載! 事前に聞いておらず、決定的な瞬間の写真は撮れなかったが、度肝を抜かれた。う〜む、フィドルでもやってみたい…練習してみよっかな。 もちろん言うまでもないことだが、「フツーに練習しろ」という正論は却下だ。


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お二人のソロが終わったところで、ステージに乱入。会場に向かって紹介される。「今日は東京と大阪から、二人も助っ人が来てくれました!」 東京?…二人?? 当たり前のような顔をして私の隣に立つのは、当ブログでもお馴染みのモハー氏である。 「貴様、何故こんなところにいる!?」といちいち聞くのも馬鹿らしくなるくらい、日本全国どこにでも現れる男である。彼の行動半径はKC135を随伴したF-15に匹敵する。そう、ヤツは「何処にでもいる」と思ってる位で丁度いい。 (ムチャクチャ言うな)

実は彼はこちらのアイリッシュ・パブでのハロウィン・イベントに参加すべく、二日前から富山入りしていたのだ。今回の富山行の決定打となったのも、「モハー氏も来てるので、せばさんも是非!」という要素が大きかったのである。しかしまぁ、彼と遊ぶのも数ヶ月ぶりなのだが、まさか富山で再会となるとは…。昨年には彼と二人で九州への旅もしてるし(参照)、その事実だけをを聞くと、とっても香しい怪しい香りがするのがイヤだな。

演奏曲目はホーンパイプ・エア・ポルカを組み合わせて、2セット・6曲。ざっと打ち合わせて数回通しただけでのブッツケ本番だったが、メジャーどころで弾きなれている曲ばかりだったので、まぁどうにかこうにか終了。人前で弾くのは凄い久しぶりなので、ガクブルものである。やはり、なかなか慣れるもんじゃないね…。



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ステージが終了した後は、近所の「海王丸パーク」へ。ここには、「海の貴婦人」と称される練習帆船「海王丸」が公開展示されている。おおお、実はもう30年ほど前になるのだが、幼い頃に海王丸には乗船経験がある。今は富山にあったのか! 全く予期していなかったぶん、実に嬉しいね。しかし、お二方は「せばさんなら帆船の前でフィドル写真を撮りたがるだろう」という溢れんばかりのホスピタビリティでこの場へと連れてきてくれたのだが、ワタシ別に船の前(上)でフィドル弾くのが本職じゃないですから。 なんだか、それが当たり前の芸風だと思ってもらっては困るね、マッタク。 まぁ予期されたように、大喜びで写真撮りまくりの弾きまくりだったことは否定しないが、それは結果論というものだ、うんうん。

こんな立派な展示があるのに、連休中にも関わらず公園はガラガラ。人気がないのをいいことに、海王丸をバックにプチ・セッション。夜に備えて弾き倒す。いや〜、実に気持ちイイ。地元にこの公園があったら、間違いなく私の屋外練習場と化すだろう。いいなぁ…。




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そして、富山の激ウマ海産物で腹を満たした後は、お待ちかねの地元アイリッシュ・パブへ! その店の名は「POT STILL」 近辺で唯一のアイリッシュ・パブで、お二方を中心にアイリッシュ好きが集まって、時々セッションを行っているとのこと。


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店内はかなりゆとりのあるスペースで、いい雰囲気のパブである。ダーツやビリヤードも完備。2日前にハロウィン・イベントがあったにも関わらず、物好きな熱心なプレイヤー達が参集。「ブログ読んでます」と言ってくれる方が多いのが非常にコソバユイ。勿論とても嬉しいのだが、「もっとタメになるもの読んだほうがいいデスよ」と思わなくもない。つか、本当にいい加減なことばっかり書いててスイマセン。



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お店のマスターもバウロンで出て来られ、一緒に遊んでいただいた。なんだかんだとやっているうちに、気がつけば1時過ぎ。楽しい時間はあっというまに過ぎるということを、またも実感する。最後は三銃士ばりのキメで記念撮影。…ホントに誰がこんなおバカな写真を言い出すんだろうね、マッタク。 ぐ〜。


まだまだ書き足りないくらい充実した富山遠征だったが、キリがないのでとりあえず終了。ZENさん、いっつぁんさん、本当に有難うございました! 驚愕に値するブッチギリのホスピタビリティと、有り得ないほどの歓待ぶりに感謝の言葉もありません。お世話になりました! そして、一緒に遊んでくださった皆さん、本当に有難うございました! 富山アイリッシュの発展を心から応援しております。是非また遊びに行かせて頂きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
posted by せばすちゃん at 00:38| Comment(6) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

眠らない者達の音楽夜会

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半年前、私の何気ない一言からうっかり実現してしまったトンデモ企画に、ヒトとしての常識を超越した人数が集まってしまい驚天動地の事態となってしまったオールナイト・アイリッシュ・セッション。(参照)  あれから半年、今度はその第二弾が開催されるというので、是非にと参加させて頂くことにした。今回は宣伝告知はしたものの、私が言いだしっぺというわけではないので、幾分気が楽である。なんだか至る所で「首謀者」とか「黒幕」とか悪そうなイメージが定着しつつあるような気がするが、本来、私はキャラ的には企画側よりも参加者側の方がいいんだよね。まぁ、「面白いことが無けりゃ、自分で作ればいい」というアメリカ的というか、SOS団的発想が魂の根底に流れているのは否定しないがね。



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今回は、初心者練習会「せば組」も並行開催ということで、セッションに先立って同会場で練習。常連メンバーに加え、今回はお初にお目にかかる方が2名参加! 「たかよ」さんと「jun」さんで、なんと「jun」さんは富山から遠路はるばる参加である。 最近どうなってるのだ、富山…。 アクティビティが高いにも程がある。 富山ブラックの食べ過ぎで、高血圧性脳症でも発症していないかと心配するくらいのデカルチャっぷりである。いや、本当に遠路はるばる、お疲れ様&有難うございます。

今回の練習曲は「Danny Boy」「John Ryan's Polka」「Over the Moor to Maggie」の3曲。3曲目は初心者練習会には難しい選曲だと思うが、某参加者(これまた遥々、奈良からの参加…)のたっての希望でトライしてみることに。他の2曲が有名曲で弾きなれている方も多かったため、3曲目に時間を割くことが出来た。最終的には、皆それなりに弾けるようになってしまったところが恐ろしい。やっぱり熱意ってものは凄いね。世の中には才能というものは歴然として存在するが、時としてそれを凌駕することがあるのは間違いないと思う。





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練習会も終わりを迎える頃になると、徐々にセッション参加者が増えてくる。今回は流石に前回のようにアホみたいな大人数というわけではなかったが、それでも約20人が参加。いやまぁ、モノ好きって意外と多いよね、ホント。連休くらいどっか遊びに行かなきゃイカンよ、まったく。え、貴様はどうなんだって? ふん、どうせオイラには連休なんてないのさ…しくしく。



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今回のセッションでは、色々と実験的要素も試してみたのだが、そのひとつがコレ。「Computer Assisted Score Projection System」、略称「C.A.S.P. System」だ。 いやまぁ、PDF化した楽譜をPCからプロジェクターで投射してるだけなんだが、せば工房産のシステムとしては、今までで一番システム然としているだろう。 「せば工房のシステムはどれも名前ばっかり大袈裟」とかいう口さがない連中め、思い知れ

初心者がセッションや練習会に行った際に、「曲名がわからない」「わかっても楽譜を探しているうちに曲が終わってしまう」というのがセッション参加への弊害のひとつになるのだが、それをちょっとでも改善できないかと試験的に導入してみた。また、せっかくのセッションなのに、他のプレイヤーと顔を合わせて演奏することなく、楽譜を見るために下を向きっぱなしという事態も軽減できないかと常々考えていたのだ。曲が始まるとPDF化された楽譜をスタッフが検索し、スクリーンに投影するという段取りだ。

まぁ、正直にいうと効果のほどは微妙だ。プレイヤーが楽譜を探す手間は省けるが、運用上の様々な問題もある。だがしかし、虚仮脅しハッタリ効果は抜群である。 なんせ、会場へ入ったら真正面のスクリーンに楽譜が投影されているのだ。無駄に近未来的なイメージ大である。システムの写真を撮っていかれる方も多かったので、ツカミとしては上々かな? 休憩中にはDVD鑑賞なども出来るし、オープンマイク・セッションではスクリーン・セイバーを利用してビジュアル・エフェクトも可能。使い方次第では面白いかもネ。




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今回は「ひたすら弾き倒す」というよりは、和気藹々と楽しむパーティー・ライクな雰囲気。スタッフ・tomatoさんの手料理を堪能しつつ大森師匠のライブDVDを鑑賞したり、持ち込まれる珍しい楽器で遊んだり、アルコール片手に語らったり。こういうのも、いいよね。


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今回も富山から2名がお越しくださった。前回の遠征で散々っぱらお世話になりたおしたZEN氏と、富山のパブで一緒に遊んでくださったjun氏のお二人だ。富山の女神こと「いっつぁん」さんは今回来られなかったが、富山アイリッシュ勢の勢いには目を見張るものがある。本当に御苦労さま&有難うございます。




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今回は色々な楽器が持ち込まれたことも、大いにセッションを盛り上げた。フィドルはもちろん、ピアノ、ギター、フルート、ティン・ホイッスル、アコーディオン、コンサーティーナ、バンジョー、チェロ。この辺までは常識の範囲内だと思うが、アイリッシュを徹夜でやろうなんて連中に常識など通用しない。 上図は某氏が持ち込んだエレクトリック・バイオリンである。ただのEVであれば驚かないが、ギター用のマルチ・エフェクターにブチ込んである上に、ワウ・ペダルまで装備したブッ飛び仕様である。かなりエキセントリックでワケワカメな音も出るが、コーラスやリバーブを深めにかけた音色でオキャロランなどを弾くと、かなり気持ち良かったりする。


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そして、ZEN氏お得意のカザフスタンの2弦楽器「ドンブラー」。見事な腕前で主旋律から伴奏まで弾き倒される。なかでも様々なアクションを織り交ぜながら弾く「曲弾き」は大人気! 私も富山で初めて見せて頂いた時は度肝を抜かれたが、今回も参加者の心を鷲掴みにしていた。そりゃぁとにかく、カッコイイもの。ちなみに、なんとかフィドルに応用しようとするおバカも多数発生したことは、言を待たない。


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こちらはバカでかいビオラに見えなくもないが、実は1/8サイズのチェロ。誰だ、こんなの持ち込んだのはっ…実に面白い。 あ、ここ福山風ね。異議はもちろん却下だ。ちなみに、写真ではフィドル風に構えているが、この構えをとるとエンドピンが頸動脈にジャスト・ミートする。 非常に危険なので、よい子は絶対にまねをしてはいけません。 (経験者談)





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そして今回のセッションで新規導入された試みのひとつが、オープン・マイク・セッションのコーナー。今回は人数がそう多くなかったので、ほぼ全員にステージに上がって頂き、曲を披露して頂くことになった。果敢にもソロで挑むブレイブ・ハートもいれば…


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即興で数人のグループを形成して挑む方も。打ち合わせなどナシのぶっつけ本番なのだが、いい味出してるグループもあって面白い。これはフィドル倶楽部さんからの提案で、一部がオープン・マイク・セッションになったのだが、程よい緊張感も味わえてなかなかユニーク企画だと思う。私もソロで挑戦したのだが、演奏の出来はともかく、最近は教室の運営方針もあって発表会に出る機会もないので、新鮮なドキドキ感が味わえた。やっぱり、人生におけるドキドキ感て大事よね。





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そして午前5:40。うっすらと白み始めた空とともに第二回・オールナイト・アイリッシュ・セッションは終幕を迎えた。今回は前回の時のような大人数でこそないものの、そのぶん実験的な試みも出来て、なかなか面白いイベントだったと思う。セッションや練習会は長ければいいというものではないが、こういう「オールナイトで皆と遊ぶ」という若気の至りっぽいおバカさが、楽しさを増していることは間違いないと思う。ちょっとしたドキドキも体験できたしね。


参加の皆様、本当にお疲れ様でした! こんなおバカな企画を格安で提供して下さるだけでなく、自身で参加までされてしまうフィドル倶楽部のオーナー、管理人、およびスタッフの方々には感謝の言葉もありません。せば組・組長代理であり、PDF楽譜制作者であるYoshiさんには大変お世話になりました。そして、こんな阿呆な目的のために、文句の一つも言わず、高額な機材を無償貸与して下さった兵庫○○○○のY先生、有難うございました。 また、皆様とおバカな企画で盛り上がれる日を楽しみにしております!
posted by せばすちゃん at 19:30| Comment(34) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

前年突破、怒涛の弾き収め!

気がつけば、なんとブログの更新が丸一ヶ月ぶり。この季節は仕事が忙しいシーズンなのである程度は仕方ないのだが、ちょっと不精が過ぎますな。ま、不定期連載だから構わないハズなのだが、こんな更新の少ないブログなのには関わらず、毎日数百件のページ・ビューがあると、なんだか申し訳ない気がする…見に来てくれている方々、スビバセン。



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さて、気を取り直して今回は2008年度の弾き収めの模様をレポート! いつもお世話になっている「フィドル倶楽部」さんでの忘年会セッションだ。師匠が開催している初心者向けのアイリッシュ練習会に引き続いて、忘年会セッション・パーティーをやろうという試みだ。昨年から行われているイベントなのだが、年の瀬も押し迫ったこの時期にもかかわらず、昨年はかなりの盛況だった。(参照)  今年はどうかなと会場の扉を開けると、いるいわいるわ、総勢28人! 去年より増えてるじゃね〜か…何をやってるんだね、チミタチは…。



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主催は勿論この方、我が師匠である大森ヒデノリ氏。今年も最後の最後まで爽やかな漢であった。もっとも爽やかなのは外見だけで、要求内容は2008年度も無理無茶無謀を極めたものであったが、それも思い返せば良い思い出と言えなくもない。 血を吐きすぎて、若干Hbが下がったがな。 ともあれ、この愚弟子をまたこの一年間、教え導いて下さったことには感謝の言葉もない。有難うございました!



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なんだか、この手のイベントはだんだん参加するメンバーが多種多様となっていく気がするのだが、今回はなんとアイルランドはゴールウェイからのお客人も! う〜む、ついに本場から参戦するツワモノが現れたか…。ちなみに、遠方からの参加は彼を筆頭に、東京から2人、奈良から4人、広島から2人。…病気過ぎる…。



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今年は超初心者・練習会「せば組」の復活・躍進の年でもあった。私の名前こそ冠されているものの、私はポジション的には名誉会長で本来はオブザーバーなのだが、分不相応ながらも講師役としてほとんどの会で参加させて頂いた。組長代理であるYoshiさん、有難う&お疲れ様でした! 写真の一列は全員が「せば組」のレギュラー・メンバーなのだが、ボゥイングが揃っているのが面白い。特に練習時にはボゥイングの指定はしていないのだが、一緒に練習しているうちに、プレイも似てくるのかな?




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たっぷり遊んで、気がつけばあっという間の終了時間。弾きも弾いたり5時間に及ぶセッションであった。参加の皆様、お疲れさまでした&有難うございました! また、例によって会場の提供をはじめ、食事の用意までしてくださるフィドル倶楽部のスタッフの方々、本当に有難うございました! 来年もまた一緒に遊んでいただけたら幸いです。改めて、よろしくお願いいたします!
posted by せばすちゃん at 22:30| Comment(10) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年01月26日

せば組2009・起動!

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今年も超初心者アイリッシュ練習会「せば組」の活動も活発になりそうな気配がありありと漂う今日この頃。本年度の活動第一弾として、新年会パーティーが行われることとなった。会場は昨年地元にオープンしたアイリッシュ・パブ「GALWAY」。 料理もイケてるし、なかなか音響がいいので、最近利用頻度が高くなってきているパブだ。今回は3時間貸切りでのセッション・パーティーなので、お客さんの目を気にすることなく弾けるだろう。またもや例によって当直明けだったため、30分ほど遅れて会場へ到着。会場への扉を開ける。



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例によって、いるわいるわ、ビョーキな方々が。 今回の参加は17名。いつものこととはいえ、目の当たりにすると未だに驚くね、彼奴等のパワーには。ちゃんと、そのパワーを仕事にも振り向けてるんだろうな?と、自分のことは遥か成層圏より上に設置されている棚に投げ上げて、ちょっぴり心配。お初にお目にかかる方も2名おられる。こうやって少しずつ輪が広がっていくのは嬉しい限りだね。



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今回はなんと自前のキーボードまで持ち込んでいる有志もおられた。 今年も最初からエンジン全開である。 よくまぁ、こんな重くて嵩張るモノを…。おかげさまで、今回はキーボードとギターの伴奏という豪華布陣。やっぱり伴奏楽器が充実してると、音に厚みが出て楽しいね。曲は今までに「せば組」で練習した曲を中心に、ゆっくりしたテンポから徐々に速くしていくスタイル。しかし、せば組も7回を数えるようになると、結構レパートリーが増えてきたなぁ。日頃私があまり弾かない曲もあるので、リフレッシュ&ブラッシュ・アップにもなるね。


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(Photo bay takeさん)


もちろん「GALWAY」自慢の料理群も続々登場。写真は美食ブログとしても最近名高いtakeさんのブログから無断拝借。いつも、スイマセン! う〜ん、しかしこれだけの料理が出て3時間貸切りで、あのお値段とは…。有難すぎるぜ、GALWAY!


1500〜1800時が作戦時間だったのだが、私はまだ次の仕事があったため、1800前に中座。残念無念。楽しいイベントを中座するというのは非常にフラストレーションが溜まるものだ。後ろ髪を引かれる思いで、会場を後にする。しかし、後ろ髪引かれっぱなしで終わってしまっては漢がすたるというものだろう。左の頬を殴られたら右の頬も差し出すなどという諦めきった奴隷根性では、真の勝利は掴めない。諦め悪く最後まで足掻く者こそが強い漢だと私は思っている。なんとなく予感もあったので、仕事が終わったあとで2030時頃、再度「GALWAY」へと向かう。扉を開けると…やはり、まだやってやがる。 ですよね〜。この連中がたった5時間半くらいでお開きにしてるわけないよね〜。ホントにこの人達ちょっとマズイです。しかし、フラストレーションの溜まっていた私にとっては、まさに渡りに船。力一杯、残り30分ほど弾かせていただいた。あ〜、スッキリした。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 企画&渉外担当のceadさん、お疲れ様でした! そして、少々常軌を逸脱したメンバー相手に素晴らしい環境を提供してくださる「GALWAY」スタッフの方々、本当に有難うございました! 今年も熱く楽しく逝きましょう!
 
posted by せばすちゃん at 01:29| Comment(29) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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