2007年06月17日

新橋に橋頭堡を確保せよ!

昨年末に威力偵察を敢行したものの、圧倒的な物量と火力に散々に蹴散らされた記憶も新しい、新橋のアイリッシュ・パブで行われている「ゆっくりセッション」。 前回の生々しい敗北の記憶を胸に、鬱々とした日々を過ごしてきたが、ちょうど半年が経過した今、雪辱戦の機会が訪れた。東京で、とある研究会に参加することになったのである。幸いなことに、会場は新橋の目と鼻の先。やられっぱなしの状態を長く我慢出来るほど私は大人ではないし、我慢する気も毛頭ない。さっそく関係各所に挑戦状を叩きつける、せばすちゃん。我らが目的はただひとつ! ゴル・ボドルザを倒し、再び文化を…もとい! 勝てないまでも、ゆっくりセッションにてせめて一太刀を浴びせ、新橋に橋頭堡を確保するのだ!


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というわけで、やってきました、「IRISH TIMES」。 今回はモハー司令長官、Kevin参謀長・体制下で迎撃作戦が練られたそうで、精鋭11名が出迎えて下さった。予定開戦時刻ピッタリに到着したのだが、メンバーは既にほとんどが集合し、音出しを開始している。 殺る気マンマンだなぁ…。 書くことはデカイが根はチキンな、せばすちゃん。少しビビリはいりながらも、愛刀「虎徹」をスタンバイ。前回は借り物の楽器だったが、今回は馴染んだ相棒と戦える。 え…仕事で来たんじゃないのかって? 今回の会場にはクロークってものがあったのだよ! っていうか、野暮なこと言うナ。

相変わらず、「どこが、ゆっくりセッションだ!?」と言いたくなるテンポだが、小気味良く進んでいくセッション。スタイルは誰かが頭を弾くと、弾ける人がそれに乗っかっていくスタイルだ。私は相変わらずリールが弾けないので、ポルカやジグで応戦する。う〜む、敵地扱いはしているものの、やはりセッションは楽しい。お客さんの反応もノリが良くて、こちらも気持ちよく楽しめる。

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主催&参謀長のKevinさんとの一枚。毎度毎度、有難うございます。


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そして、私よりあとからフィドルを始めたにも関わらず、ぶっちぎりの進歩で、私なんか遥か遠くに置き去りに走り抜けてしまった「はる」さん。流石の業前でした。 え? Kevinさんとの2ショット写真と、私の表情が違いすぎるって? 当たり前だろうが!(ここ激怒) はい、新しいブログでも行きますよ。 これは至極、当然のことだ…漢として!!


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2時間をほとんど休みなく弾き続け、セッションは終了。今回は前回よりはマシな働きが出来たかな? もっとも、まだまだな部分も思い知らされたし、皆さんのプレイに刺激を頂くことが出来た。しかし何より、地域や年代の差なども関係なく、また初顔あわせにも関わらず、これだけの方と親しく遊んでもらえることに感動と感謝の念にたえない。本当にアイリッシュを、そしてこんなショボイものでもブログをやっていて良かったと思う。



最後に参加の皆さんで集合写真をば。 参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! そして結婚のお祝いとのことで、ご馳走様でした。また個人的にお祝いを頂いたモハーさん、はるさん、本当に有難うございました! また上京の機会がありましたら、これに懲りず遊んでやって下さいませ。
posted by せばすちゃん at 22:08| Comment(9) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月10日

再び彼の地へ!

最近、無性にフィドルが弾きたい。それはもう病的に…身悶えせん程に。特に何があったというわけでもないのだが、心の中で何か見えないスイッチがはいってしまったようだ。フィドルを始めた頃には常に感じていたものの、いつの間にか少しずつ希薄になってきていた衝動が、再び蘇ったようだ。

しかし世の中とは上手くいかないもの。この季節は私の仕事は比較的暇なはずなのだが、こんな時に限って忙しい。それはもう病的に…吐血せん程に。イライラ感を押し隠しつつ仕事に励み、その合間に練習会の調整を主催のhiroさんとメールでやりとりする。そんなメールの中、「今日はフィドルの会ですよ」の一文が目にとまる。そう、古い読者にはお馴染みの、我が師匠が主催する高レベル練習会である。いつもいつも参加するたびに手も足も出ない達磨さん状態となり、絶望感劣等感、そして憧れを植えつけてくれるハイパーな会である。(参照) いつもなら尻込みする気持ちもあるのだが、今はフィドルを弾きたい想いの方が遥かに強い。(当社比3.5倍) 驚異的な効率で仕事にケリをつけ、愛車のエンジンに火を入れる。3.5リッター・V8エンジンの咆哮が、まだ高い夏の陽に照らされた野山に木霊する。

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というわけで行ってきました、狼達の巣へ。今回の参加者は師匠を含めて12人。狭い世界のことで、全員が顔見知り。ほっとする反面、初心者がほとんどいないという、予想通りではあるが神様がいるとすれば迷わず絞め殺したくなるような状況である。ジーザス…。

しかし躊躇している場合ではない。今回の練習会参加には、私なりに明確な目的があったのだ。ひとつは、最近とみに怪しくなっている音程のチェック。もちろん音程チェックは独りで練習していても可能だが、他人の演奏にあわせてみる方が高効率だ。どうも私は本気になればなるほど、効率重視の傾向があるようだ。単にイラチとも言うがね。(注:関西語で、気が短いことをいいマス) 

そして第二目標は、一週間ほど前からコソ練しているリールの実戦運用である。8/18の練習会にそなえて1曲くらいはリールも仕込んでおこうと思って始めたのだが、すっかりハマりまくってしまっているのである。やはりアイリッシュの華って、なんだかんだ言ってもリールなのだよ、ゲール君。完全な自己練習なので、コイツがセッションなんかで通用するのか手応えを見るのが目的である。たった数日の練習で、しかもフィドルの会で試すとは…我ながら無謀もいいとこだな。



さて実際に音出ししてみると…やはり音程がガタガタである。何故だ!?と叫びたいほどボロボロである。いや、自分でも薄々は感じていたんだけどね。それにしても、ここまでメタメタとは…自民党内からも総攻撃されている某首相も真っ青だ。他のプレイヤーの音を聴きながら、指のポジションを微調整していく。後半はちょっとはマシになったと思うが、しばらくスケールとかで特訓しなきゃイカンなぁ…。

リールの方はとりあえずは弾けることは弾けるが、まったく余裕がないという感じか。テンポのコントロールも出来ず、ついつい走り気味。でもやはりリールは楽しいね。弾いたのは3曲だけだったが、今まではリールは指をくわえて見ていただけなので、ちょっぴり前進かな?



問題点の抽出だけで終わってしまった感が無きにしも非ずだが、まず己を知ることは覇道には欠かせないことなのだ。参加の皆様、お疲れ様&有難うございました。そして不幸なトラブルに見舞われたKennyさん、ご愁傷様でした…。奇音・怪音申し訳ありませんでした。次はもうちょっと上手くなって参上したいと思います。


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ちなみに今回初登場の「フィーデル」。バイオリンの原型となる古楽器だ。もちろん、こんなマニアックな楽器の所有者は、言わずと知れた我が師匠・大森ヒデノリ氏。バイオリンより一回り大きく、ガット弦が張られた5弦の楽器だ。ボディの大きさとガット弦のせいか、非常に豊かで魅力的な中低域を誇る。ちょっとオキャロランとか弾いて貰ったのだが、これがまたウットリする程素晴らしい。うわ〜、うわ〜、ヤバイです、コレ。格好はブサいが、魅力満載デス。気合が入ってくると、物欲にも磨きがかかっていくような気がする…。ま、きっと気のせいだよネ。…気のせいだと思う。

気のせいだと信じたい。
posted by せばすちゃん at 16:45| Comment(4) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月19日

真夏の夜の宴

記録的な猛暑となった今年の夏。この日も、目も眩む様な日差しが降り注いでいた。輻射熱が大気を揺らし、逃げ水が果てしなく続いている。そんな炎天下…

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街を闊歩する妖しい大所帯。まるで天変地異を感じて逃げ出すレミングスの大移動のようだ。手に手に楽器を持ち、日陰を探して蛇行を続ける大軍団。傍から見たら、これこそ天変地異かもしれん。



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そう、この日は以前に当ブログで告知したアイリッシュ練習会・セッションの日だったのである。よく一緒に遊んでもらっている近しいところだけでなく、今回は初参加の方も増え、蓋を開けてみれば、なんと17名の大所帯に。練習会はカラオケのパーティー・ルームを借りて行ったのだが、上図のような状態だ。参加者のうち4名は「アイリッシュは初めて」という方々だ。うおお…やっぱり潜在的なプレイヤーって結構いるのね…。中には「レイトスターターの雄」として名高い「てくてく」さんのお姿も。おおお、お会いできて光栄デス。

17名もいるのだが、今回はほとんどがフィドラー。ギターが2本にマンドリンが一本あるが、非常に偏った編成だ。まぁ、練習会だから全然問題ナッシング。各自、超簡単に自己紹介をしてから、いよいよ練習会スタート! とはいえ、これくらい大人数でレベルもまちまちとなると、どういう形式にするのかも難問だ。とりあえず一番簡単なポルカをスローテンポで皆で弾いてウォーミング・アップ。そこからは徐々にテンポ・アップ。やがてジグやリールが飛び出し始め、結局はいつもの大乱闘状態に。ちょっとアイリッシュ未経験の方にはツライだろうなと思うものの、まぁ仕方のない一面でもある。私も初めての練習会参加の時は何にも出来なかったもんなぁ。全然進歩しないと悩む身ではあるが、それを考えたらこの2年ちょっとは成長しているようだ。

初めての方と一緒に簡単なポルカを弾いたり、ちょっとしたコツなどをお話しながら、個人的課題のリールを重点的にチェック。「練習一週間にしてはイケてる」とのお言葉も頂き、ちょっと満足。よし、純粋に「イケてる」と言われる日まで精進あるのみ!!


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さて、二次会は居酒屋「阿留酎」に場所を移して、ミニセッション。夏らしく爽やかなベルギー・ビール「ヒューガルデン」なんざをゴクゴクやりながら、その場でセットを組みながら演奏開始。何曲かリードもとらせて頂いたが、ジグなんぞは、自分でも思ってもいなかった速いテンポで弾き始めてしまい、大焦り。なんとか弾ききったものの、周りから「どうするつもりだ!?」と非難轟々。いや、自分でも弾き始めた瞬間、「ヤバイな」と思ったのだが、既にかなり頭の中がビールだったしね。まぁしかし、一旦弾き始めてしまうと、途中で止めたり、テンポを落とすことはしにくいだろう…漢として! 


…余談だが、今回このセリフを逆用して随分と挑発を受けた。まぁそりゃ参加者の全員がブログを読んでくれているわけだから、みんな知ってるわけなのだが…。この決め台詞は諸刃の刀だと実感。




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最後に恒例の集合写真を一枚。参加の皆様、クソ暑い中、お疲れ様&有難うございました! 大人数での練習会とのことで、大人数ならではの楽しさがあり、多くの方と新たに交流をもてた反面、練習会としては中途半端になってしまった感は否めません。特に初アイリッシュという方にあまりケアが出来ず申し訳ありませんでした。とりあえず楽しい雰囲気を掴んで頂けていれば嬉しい限りです。これに懲りず、またご参加くださいませ!

遠路はるばる来られたモハーさん、Kevinさん、そして今回幹事として色々と骨を折ってくださったhiroさん、お疲れまでした! そして遥かなる松山から差し入れを送ってくださったkonさん、本当に有難うございました!
posted by せばすちゃん at 08:52| Comment(22) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年08月31日

とある夜会にて

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注:イメージ映像です。 (C)CING

ぷるるるるる…がちゃっ。

せば:こんばんは。まだご主人は出張中かな? 突然で悪いんだが、もし時間をあけられるなら、今夜お会いできないだろうか?


いきなり、ここだけ取り上げたら怪しさ満点のシチュエーション。新婚早々破局を疑われるシーンであるが、これには事情があったのだ。実は例によって、流離の流浪人フィドラー・モハー氏が仕事と言い張って、また来阪するというのだ。普通、仕事というからにはフィドルは持ち歩いていないだろうと思うのだが、まぁ野暮は言わないでおこう。しかも、連絡を頂いたのが当日の朝という、こちらの危機対処能力を試そうとしているとしか思えない奇襲攻撃だ。しかし、野郎二人で練習会というのも画的に哀しいものがあるので、急遽「オキャロランを弾く会」会長であり、車で数分のご近所に住んでいるhiroさんに連絡をとった次第。ご主人さんは出張から帰ってきておられたそうだが、突然の召集にも関わらず、ふたつ返事で参加の快諾を得た。実にナイスな機動力!

…なに? 上の絵や台詞が実情とかけ離れすぎているって? 馬鹿め、そういうのを木を見て森を見ずというのだよ。そんなことより、物語の本質を掴む努力をしたまえ、スマイリー君。



かくして、各自の仕事が終わったあと、夜のカラオケ屋に集まった三人衆。平日の夜に何やってんだかね…などと笑いながら、激弾き。いや〜、やはり前回みたいな大人数練習会とは違った良さがある。もちろん大人数ならではの楽しさもあるのだが、こういう少人数での練習も深く突っ込んだ練習が出来るので楽しい。リールで盛り上がったり、新規ジグを皆で練習したり、新ネタであるスウェーディッシュを弾いたりと、日中のストレスを晴らさんとばかりに弾き倒す。モハーさんによるトリプレット(装飾音の一種)講座なんかもあり、実に充実した内容だ。あ〜、満足満足。

しかし驚くべきはモハー氏の腕前。流石に日本全国を行脚して修行しているだけあって、凄まじい勢いで進化を遂げておられるようだ。安定感があるし、音もデカくて綺麗だ。着々とソリストへの道を驀進しておられるのは羨ましい限り。決して人前で弾きたいわけではないのだが、その能力はいずれ私も身につけたいものだ。



モハーさん、hiroさん、お疲れさまでした! また、ちょくちょくやりましょう!
posted by せばすちゃん at 14:04| Comment(3) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年09月29日

「オキャ会」参戦!

本日はhiroさん主催の「オキャロランを弾く会」に久しぶりに参加してきた。この会は基本的に月に1回開催されているのだが、最近はタイミングが悪く参加出来ていなかったのである。この会にはしゃおさんや194さん、ともよさんといった腕利きの方々も参加されており、発足当時の理念とは裏腹にやや高いレベルの練習会となっている。しかし今の私にはそういった刺激は大歓迎である。


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(注:写真はなんちゃってパノラマ処理。…気持ち悪いね。)

今回の参加者は7名。残念ながら第二の師匠であり強敵(とも)である「しゃお」さんは仕事の都合により不参加だったが、何度か一緒に遊んでいただいているギターのSさんと、大森師匠麾下の兄弟弟子2名が新規参加されていた。兄弟弟子のお二人は、なんとフィドル暦5年とのこと。ぬぬう…しゃおさんがいないと思えば、また強敵が…いつまで経っても下っ端の位置を脱出できず。

個人的な目標は暗譜した曲のおさらいと音程のチェック、新曲を仕入れることの3点。一人1曲ずつ曲を出しつつ廻していく「ポルカ廻し」「ジグ廻し」などで遊びつつ、知らない曲のチェックをしたり、暗譜できているかを確認していく。しかしまぁ今回の参加メンバーは異様にたくさん曲を知っておられる。暗譜はしていなくても、すぐに曲名と楽譜が出てくるのは流石である。まったくもう…世の中にはスゴイ人間というのは沢山いるものだね。新曲のネタ仕込みとしては、次の目標をストラスペイとスライドに設定。この2ジャンルに関しては、まだ持ち曲が1曲も無いので、次回までに仕入れておくことを決意する。あとはジグで「Up in the air」「Paddy's Return」かな。


テンポも程よく気持ちよく練習会は進む。ほとんど休憩することもなく、ふと気がつけば弾きも弾いたり、なんと4時間が経過。いやまぁなんというか…自分のことを棚にあげて言うのもなんだが、ちょっとアレよね。やり過ぎっつ〜か、大人気ないっつ〜か? 4時間って耐久レースと同じ時間だからね。まぁ「オキャ会」には8時間練習会(通称:8耐)なんてのもあるから、今回はまだヌルい方ではあるのだが。

いや、物事に夢中になって打ち込んでいる姿は美しいものに違いない、うん。きっと。…メイビー。


参加の皆様お疲れ様でした! 次回までにはもうちょっとパワーアップしておきます!
posted by せばすちゃん at 21:06| Comment(9) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

秋の青空の下で

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どこまでも澄み渡った見事な青空。その高さが秋を感じさせる。冬へとむけて日々パワーを減じつつある柔らかい日差しだが、当直明け睡眠3時間の目には充分に刺激的だ。そんな秋の空気を吸い込みながら、ふと思った。そうだ、こんな日はあそこへ行こう。


全てが始まった、あの場所へ
あの川の畔へと





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そしてその日の午後、某川の畔でワルツをかき鳴らすがいた。彼は愁いを含んだ面持ちで、川面を這う秋の風にひとつずつ音符を載せていく。夏の終わりを憂うように、最近の課題曲「Sommarvals(夏のワルツ)」を。

そんな漢に急接近する高速機動物体があった。その物体はズッシャアアアアッ!とジョジョも吃驚の効果音を立てながら2輪ドリフトへと移行し、最後に軽くブレーキ音を軋ませて男の座るベンチの傍に反転静止する。そして彼女は自転車より降りつつ、爽やかに挨拶をかわす。 「お待たせしました」

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彼女の名前はhiroさん。ご近所に住むフィドル仲間であり、「オキャロランを弾く会」・会長で、「せば組」・特別講師である。



ことの次第はこういうことである。以前にも書いたが(参照)、憚りながら私の名前を冠した「せば組」なる練習会が結成され、いよいよ来週開催の運びとなっている。恐れ多くも、私は「名誉会長」、hiroさんは「特別講師」なる肩書きを頂いている。練習会に参加する方はアイリッシュには馴染みがなくても、全員がクラシックをやっている方なので、技術的に私達より上の方もおられるだろう。そんな環境では僭越極まりない肩書きなのだが、少なくともアイリッシュに関しては先達である。あまりみっともない演奏も出来ないだろうということで、急遽「指導者講習会」を開催することとなったのである。

要するに、どうやって最初にガツンと一発喰らわせてメンバーを萎縮させ、誰がボスかということを体で解らせる…もとい! 如何に楽しく効率的に、アイリッシュのエッセンスを伝えられるかということを、検討しようという趣旨である。

あまりに天気も良かったので、練習場所はお互いの自宅のすぐ傍の川原。そう、思い起こせばちょうど2年前。我々がweb上で知り合い、奇しくもすぐ近くに住んでいることを知り、それこそ練習会に参加するための素人練習会を立ち上げた場所なのである。(参照) そんな我々と同じような軌跡を辿ろうとしている人達がいるというのは、とても感慨深いものだ。全力をもって迎撃…もとい! サポートせねば!!


さて講習会であるが、練習会ではいちおう課題曲が10曲選定されている。我々がそれを弾けなくては話にならないので、それらを一通りチェック。実は私は課題曲の「Ballydesmond Polka」は苦手なので、この際みっちりと練習しておく。この曲は16分音符の速いパッセージもあるし、結構難しいと思うのだが…私は曲選考には関わっていないのだが、組長のやる気が垣間見える。まぁ私の苦手も練習会で改善できるなら、万々歳というものだ。あとはネタ仕込みを少々と、練習中の曲の情報交換などを行う。hiroさんに新しくポルカを数曲教えて頂き、レパートリーに追加。こちらからはスコティッシュのネタを提供。

終わってみれば、またも4時間半が経過。素晴らしい天気に恵まれ、少々マニアックな会話も楽しみながら、あっという間に過ぎ去っていく時間。来週の練習会までには、もうちょっとグレード・アップしておきたいものだ。



hiroさん、お疲れ様でした! 例によって突然のお誘いにも関わらずお付き合い頂き、有難うございました。来週は頑張りましょう!
posted by せばすちゃん at 22:11| Comment(27) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

狼 vs 猪

最近、脳内メーカーだとか、名前を入れると色々と性格分析などをしてくれるサイトが流行っているようだ。そんな中、ちょっと変わったサービスがあるというので覗いてみた。その名を「家紋ジェネレーター」。 名前を入れるとオリジナル・デザインの家紋を作成し、性格診断をしてくれるといサービスだ。容易に想像はつくと思うが、私はいっさい占いの類は信じないタイプだ。あんなモノに夢中になる婦女子の精神はまったくもって理解できない。しかし、オリジナル家紋という侮りがたい発想に興味をひかれ、ちょっと遊んでみますかね…と、本名で入力。

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【猪】
非常に高い集中力と瞬発力を兼備しているイノシシ紋あなた。
自分の興味のあることに関しては脇目も触れず、まさに猪突猛進。
その勢いはもはや誰にも止められません。
さらに確実に結果を出せる実力もあります。
しかし、時には立ち止まり周囲に気を配ってください。
意外な発見があるかもしれません


…まんざら当たっていなくは無さそうな…。まぁ、ビッテンフェルト提督を心の師と仰いでいるのは間違いないしな。占いなどは微塵も信じないクチではあるが、願わくば確実に結果を出せる実力が備わっていて欲しいものだ。



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余談はさておき、先日はこのブログでも度々紹介してきた、師匠主催の高レベル練習会・フィドルの会があった。まぁハッキリ言って今の私には、分不相応なレベルの練習会なのだが、フィドル熱が最高潮な今は猪突猛進な気分満点だ。そこで狼たちの巣へと、再度足を運ぶことにした。

今回の参加者は師匠を含めて12名。お初にお目にかかる方が3名おられた。今回はギターがおられないので、師匠がブズーキを弾かれることになった。おお、師匠のブズーキは初めて聴くかも。構成的にはひとりアコーディオンがおられるだけで、あとは全員がフィドルだ。

予想通り、全員が私なんぞより最低2000光秒は上をいかれている凄腕達だが、なかでも初めてお会いする男性フィドラーはバイオリン暦20年とのことで、カッコいいリールなどを炸裂させておられる。うおお…すんげぇえ。「Glasgow Reel」は私もいつか弾きたい曲なので、とても刺激的だ。そして今回は、いつか倒すリストの上位ランカーである、しゃおさんも参戦。圧倒的な力量とオーラを発散させている。う〜む…勢い込んで来てはみたものの、このうちの一人にでも追いつける日が果たして来るものだろうかと、つくづく思わされる。

しかし、もちろんヘコまされることばかりではない。休憩時間に、久しぶりにお会いしたフロルさんと、「可能な限り途切れずに続けてみましょう」とふたりで遊び始めた即席・特大ポルカ・セット(曲は後述)を弾いていたら、いつの間にか全員が「まだ終わらんのか!?」と一緒に弾いていたり、オキャロランや「夏のワルツ」、「You Raise Me Up」などを即興のアンサンブルで弾いたりと、高レベルな方々だからこそ出来る遊びも楽しい。


いつか、この連中に追いつくとまではいかなくても、影くらいは踏みたいものである。それまでは猪突猛進で突撃あるのみだ。



ちなみに即席ポルカ・セットのメニューは下記の通り! (うろ覚え)
けっこうシンドイけど、チャレンジされる方は頑張って下さいネ。

Tralee Gaol
Finnish Polka
Salmon Taking Up the River
Scartaglen Polka
Dennis Murphy's
Peggy Ryan's Fancy
John Ryan's
posted by せばすちゃん at 17:20| Comment(20) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

「せば組」起動!!

いよいよ、本日は「せば組」初開催の日だ。前にも書いたが(参照)、これは「アイリッシュ練習会に参加したくても、いきなりは無理!」という方が、ちょっとでもアイリッシュに馴染んでおきたいという趣旨で開催されることになった初心者・練習会だ。名誉顧問に任命されている私の使命はただひとつ。可能性のある若い才能を早めに叩き潰す…もとい! アイリッシュの楽しさを伝え、アイリッシュへの間口を広げることにある。

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ご近所さんであり、せば組・特別講師であるhiroさんをピックアップし、会場である某市民会館へと向かう。到着後、練習スタジオの場所を物色していると、電光掲示板が目にはいる。ふと目をやると、なんと掲示板には「せば組 練習会」の文字が! …やりすぎだろ…

開始予定時刻の1000時きっかりにスタジオ入りすると、驚いたことに、既に参加メンバー8名中・7名が集結。既に音あわせとスケールは終了しているとのこと。 なんというやる気!! このパワーを社会貢献へ振りむければ、ちょっとは住みよい社会が出来るかもと思わないでもないが、もちろん口にはしない。大人ですから、ワタクシ。


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というわけで、日曜の朝っぱらから集まった物好き精鋭達は計8名。主催者であり組長であるRIN☆さんを筆頭に、てくてくさんご夫妻、Yoshiさん、すとらどさん、fさん。すとらどさんとfさんは初顔合わせだ。実はこの手の練習会をすると、ほとんどが女性だったりするのだが、今回は野郎が5人もいる。これは、ちょっと新鮮で嬉しい。いや、決して野郎が好きだというわけではない…念のため。

初心者・練習会とはいえ、私をのぞく全員がクラシック・バイオリンを習っておられるので、アイリッシュをやったことがないというだけで、まったくの初心者ではない。練習会のスタイルは、課題曲として設定しておいた11曲を皆でゆっくりと弾きながら、徐々にテンポを上げたり、アイリッシュっぽいエッセンスを付加していく形でおこなった。やってみると、みな基本的な技術はあるし、かなり熱心に練習されてきた方もおられ、あっという間にそれなりの形へなっていく。おおおお、コレなら「せば組」なんてなくても、そのままセッションへ行けそうな気配だけどね。


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課題曲もそれなりに出来てきたので、遊び心も出てくる。速弾きをやってみたり、初見で新曲をトライしたり、お互いの楽器を交換して弾いたり、それぞれのエピソードを話し合ったり…。写真はメヌエットを皆で弾いている図。全員がクラシック系の教室だから出来るワザですな。気がつけば食事も摂らずに、あっという間に予約していた4時間半が経過する。 …いや…医療従事者のハシクレとして言わせて頂きますが…ゴハンくらいちゃんと食べましょうよ。


というわけで、練習終了後、午後も遅くなって皆で談笑しながら、会館付属のレストランで食事。ほとんど皆が初顔あわせなのに、盛り上がる盛り上がる。これもひとえに組長であるRIN☆さんのキャラに負うところが大きいだろう。いや〜、楽しかったし、お腹も膨れた。 よし、それじゃぁ…







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隣の公園で二次会・開始! って、どれだけ弾けば気が済むのだ、貴様等!? おまけに二次会からはフィドル仲間であるゆうまさんが乱入。メンバー増えてるし…。 みな飽きるまで弾きまくり、夕暮れとともに「せば組」・初回はようやく幕を下ろした。

記録を解析したところ、実に6時間半におよぶ死闘であった。




参加の皆さん、お疲れ様&有難うございました! とくに主催者であり組長であるRIN☆さん、本当にお疲れ様でした。皆さんの熱気に打たれ、たくさんの刺激を受けました。アイリッシュに限らず、楽しいことは何でもやっていきましょう。 それでは、また次回・練習会で!
posted by せばすちゃん at 19:52| Comment(19) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月27日

ほとんどビョーキ

本日はhiroさん主催の練習会「オキャロランを弾く会」に参加。この会もだんだん参加者が増えてきて、今日は9人という発足以来最大の人数が参加。ちなみにこの練習会は0900時からの開始なのだが、ほとんどが9時過ぎには会場入り。皆さん本当に好きモノというか…とにかく熱意には頭が下がりますな。とか他人事のように思ってみたり。

今日はせば組・組長であるRIN☆さんのほか、初顔あわせのHIROKOさんが初参加。この方は大森師匠門下の姉弟子であるばかりでなく、幼少の頃からバイオリンを嗜まれている強者。現在もアマ・オケに参加されているそうだ。そのうえ、あの「しゃお」さんまでおられるので、レベルが上がりまくり。他のメンバーも例によって凄腕揃いなので、またもやブッチギリの下っ端という定位置を確保。ううう…参加9人中唯一の男なのに情けなし。

今回は珍しく本当にオキャロランの曲を主体に始まり、一人一曲ずつ好きな曲をつなげていく「ポルカ廻し」「ジグ廻し」などで遊ぶ。最近新規に参加されている方々がいるので、日頃弾かないような曲が出てきたりして実に刺激的だ。固定メンバーでやってると、どうしても弾く曲が偏り気味なので、これはいいね。新しく面白そうなポルカも覚えたしね。リールは弾ける曲だけ弾いて、しゃおさんのプレイを横でガン見。う〜ん、やっぱり上手い人ってのは弾く姿からして美しい。今日のリールはかなり跳ね気味に弾いていたのが印象的だった。う〜む、こういのもアリか…今度やってみるとしよう。


ノンストップで3時間を弾ききり、練習会は終了。所用で先に帰られた2名を除いた7名でオキャ会御用達パブ・カプリシカで昼食を摂る。つくづく思うのだが、こういう集まりというのは初顔あわせに近くても、不思議と話が盛り上がる。共通の趣味で集まった仲間なので当然といえば当然なのだが、フィドル以外のマニアックな話題でも通用してしまったりするのが面白いところだ。気がつけば2時間近くダベって、ようやく解散となる。


本日のオキャ会:3時間
食事会:2時間
本日の収穫:Priceless



さて、来月のオキャ会は久しぶりの8時間耐久練習会(通称:8耐)だ。ちなみに明日はせば組・第2回練習会(4時間半+α)だ。…ホントもうみんな、ほとんど病気よね…。(他人事みたいに言うな!) ふっ、こうなったら一蓮托生! 真っ白に燃え尽きるまで弾き倒してやらぁ!!
posted by せばすちゃん at 22:55| Comment(6) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

猛るイノシシたち

本日、「せば組」練習会の第2回目が開催された。今回の参加者は6名。組長RIN☆さんをはじめ、hiroさん、Yoshiさん、前回二次会のみ参加のゆうまさんに加え、今回はtakeさんが新規参加。takeさんは4年のバイオリン暦をお持ちで、3rdポジションを弾きこなし、ビブラートを駆使するという今回のエース・フィドラーである。名誉顧問などという大層な肩書きを頂いておきながら、教わる気満点で会場へと向かう。


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takeさんは初参加なので、まずはゆっくりポルカから…と思うものの、かなり速いテンポで弾き始める組長。いきなり殺る気マンマンである。しかし、難なくあっさり追従されるtakeさん。序盤から激しい攻防戦である。顧問まったく出番ナシ。せめてもう少しテンポ・コントロールしようと、足を踏んでリズムを作り、さりげなくテンポ・ダウンすることに成功。今日のメンバーは立ち居振る舞いや言動は別にしても、音楽的にはアグレッシブ走り気味。油断するとあっというまに加速していく。心の中で密かに「イノシシどもの巣」と命名する。(書いてるじゃねーか)

課題曲のポルカやジグを、アクセントのつけ方や装飾音の入れ方などをまじえて練習する。最初はノッペリしていたダンス曲に躍動感が加わっていき、徐々にポルカはポルカらしくなり、ジグはジグらしく聴こえるようになってくる。自分が通ってきた道程を高速度撮影フィルムで観ているようで楽しい。しかし、私が2年の歳月をかけてやってきたことを、あっさり2時間ほどでモノにしてしまうところは、みな勘どころを押さえているということか…。 「本気で叩き潰しておくか」とかちょっぴり思ったのは内緒のハナシ。


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(写真:エース・takeさんに教えを乞うせばすちゃん。)


結局、課題曲だけでは飽き足らず、ホーンパイプやリールにいたるまでちょっとずつかじっていく。この辺りは私もまだまだ超初心者なので、正攻法だけではなく、セッションでバレにくいように音を抜く方法など邪の道も指導。 そんなこと教えるなって? ふん、愚か者め…光と闇は表裏一体。どちらか一方だけでは存在できないのだよ、ゲール君。なにより清濁あわせて飲み込む器の大きさというものが求められているのではないかな? …漢として! (注:求められていません。)

合間にはビブラートのかけ方についてプチ指導などもして頂き、実に実り多い練習会となった。例によって昼食も摂らずに4時間半が終了。バイオリンというのは人間工学的に不合理で体には悪いとは思っていたが、なんかもうそれ以外にも何かと色々悪いと実感。 規則正しい食事というのは医療関係者なら口を酸っぱくして言っているハズなのだが…。

そして練習会終了後、付属のレストランで食事。これまたバイオリン以外のことにまで花が咲き、気がつけば2時間が経過。 またか!! かくして、せば組・第二回練習会は総計6時間半をもって閉幕した。 …もう、完全にビョーキですな。



参加も皆様、お疲れ様&有難うございました! ノンストップの4時間半は非常に実り多く、食事をしながらの多方面にわたる馬鹿話も非常に楽しかったです。次回の開催日は未定ですが、是非また一緒に遊んでくださいませ。
posted by せばすちゃん at 21:35| Comment(16) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年11月10日

スウェーディッシュで逝く

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本日は、とあるコンサートを見に行ってきた。「Frifot」(読みはフリーフォートね)というスウェーデンのグループだ。師匠のアルバムやライブ放送を見てから、自分の中でスウェーディッシュに対する関心が高まってきているし、そして何より、このグループにはアレ・メッレルという人物がいるのである。実は以前に音源をアップした(参照)こともある名曲「Sommarvals(夏のワルツ)」は、この人物による作曲なのだ。最初に聴いたときはトラッドだと思っていたのだが、実は現代作品なのである。この名曲を書いた人物のオリジナル演奏が生で聴ける! しかも自宅すぐ傍の会場で!! このチャンスを逃すことは出来まい…漢として!


いざ会場入りしてみると、まぁいるわいるわ…知った顔がたくさん。セッションや練習会で見かける顔に、大森門下の兄弟弟子の方も来られている。まぁそりゃ、スウェーデンの伝統音楽なんてマイナーなジャンルだからなぁ…予想して然るべきと言えばそうなのだが、ちょっと吃驚。以前にセッションでお会いしたものの、長らく会っていなかった方ともお話できて、望外の喜びである。

そして、いよいよ演奏が始まる。 …イイ!! 正直、スウェーディッシュというのは今までアイリッシュ程には興味をそそられなかった。アイリッシュが単純で明るく楽しい音楽なのに対し、ちょっと暗く、いくぶん屈折した音楽という印象があったのだが、今日の演奏を聴くとその印象は間違いかと思わされる。ちょっとノリの難しい曲や、1/4音階が出てくるなど、あまり馴染みのない部分もあるが、実にカッコいい。やっぱり音楽ってのは、生で聴かないと判りにくいものなのかもしれない。

そして第一部のラストにお待ちかねの「Sommarvals」が演奏される。ふふふ、見せてもらおうか…本家の力と言うものをな! と大上段な態度で構えていたのだが、演奏が始まると2秒で態度が改まる。茫然自失という言葉に服を着せたモノ…それがその時の私であった。 す、すんげええええええええ!!! これはもう言葉に出来ない、圧倒的なまでに素晴らしい演奏。今回はなんと日本語訳された歌入りでやってくれたのだが、もう最初っから鳥肌が立ちっぱなしだ。本当の本気で感動した。そして、それは私だけではないようで、隣席の某女史は涙ぐんでおられた。すげえ…本当にエアで泣かすことが出来るとは…恐るべし、フリーフォート。

メンバー全員がマルチ・プレイヤーで歌も歌うし、またそのレベルがかなり高い。中でもアレ・メッレルの多彩さ、エンターテイナーぶりは素晴らしい。柳笛という指穴が無くブレスだけで音程をコントロールする楽器で自在な演奏を繰り広げるかと思えば、ハーモニカ2本を吹きながら、マンドーラも同時演奏してみたり。MCも面白いし、サイコーだ。あっという間にコンサートは終了。素晴らしい時間というものは、本当にあっという間に過ぎ去ってしまうね。


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興奮冷めやらぬままホールを出ると、メンバーがサイン会の用意をしている。おおお、ここはひとつミーハー根性を出して、サインを貰っておくか! てなワケで貰っちゃいました。いやまぁね、やっぱり偉大なる音楽家と生でお会いできたんだから、その記念ってことで…ね、あはは。…あ〜まったく、いつからこんなにミーハーになっちゃったんだか…。え〜い、こうなったら「毒を食らわば皿まで」だ!(違) アレ・メッレル様に会話を挑むという暴挙に出る、せばすちゃん。


せば腐:演奏素晴らしかったです!
アレ様:有難う!
せば腐:実は「Sommarvals」大好きで、私もちょくちょく弾かせて貰ってるんです。
アレ様:お、君は何か楽器をやるのかい?
せば腐:フィドルを少々、塩も少々…ごにょごにょ。
アレ様:おい、ペール! 彼はSommarvalsを弾くらしいぞ! (注:Frifotのフィドラーね)
ペール:おお、そいつぁ素晴らしい!
せば様:いや〜、ほんのちょびっとだけデス…あはは。
ともよ:彼と一緒に写真撮らせてもらっていいですか?


ちょ…ちょっと待てえええ!!! なんだ、最後の一文は!? ともよさん、横から何を無茶なお願いしてくれちゃってんですか!? ちなみに、ともよさんはオキャ会の常連さんで、カメラを向けると逃げるし、控えめな方なのであまり表に出てこないが、相当の実力者だ。おまけに素晴らしいキャラで、私は密かにファンだったりするお方である。会場でバッタリお会いして、サイン会の列に並びながら今日の興奮を語り合っていたのである。 …が、相手はあのアレ様ですよ!? サイン会もまだ人が並んでるし、そんなお願い…


アレ様:もちろん、オッケーさ!


…そんな簡単には…ともよさん、グッジョブ!! 写真を撮るために、わざわざ脱いでいたジャケットをいそいそと着なおすアレ・メッレル。いい人だ…。本当に凄い人って、いい人が多いような気がするなぁ。しかし、あれだけマルチに楽器が弾けて、歌えて、いい曲書けて、面白くて、おまけにいい人とは…ほとんど反則だよな〜。


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というわけで、記念すべきアレ・メッレル氏との一枚。こんな日に限ってデジカメを持っていなかったので、携帯での一枚。そのうえ光量不足なのでちょっとピンボケだが、仕方あるまい。ともよさん、有難うございました!!


このコンサートは本当に大当たりだった。ライブ後のエピソードも面白いが、なによりも音楽そのものが刺激的だった。今でも興奮は冷めず、サイレンサーをつけて激弾きしている。おそらく明日も続くだろう。まだフリーフォートの生音に接していない方…責任が私が取る、機会があったら黙って逝っとけ!
posted by せばすちゃん at 21:04| Comment(13) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月03日

あの男が帰ってきた

ここ2週間以上は、千本ボゥイングどころか、ほとんどフィドルに触れない日々が続いている。情熱は盛んに燃えさかっていても、体は一つ、一日は24時間しかない。公私にわたる諸事情が、私をフィドルから遠ざけている。つくづく学生時代にハマっていればなぁと思うが、まぁ言っても詮無いことだ。

そんな鬱屈した日々を送っていたのだが、ある日私のもとに一通のメールが届く。概要を簡潔に述べると、「久しぶりに関西に帰るので、首を洗って待っとかんかい。」とういう内容(注:超意訳)だ。 まぁ関西に頻繁に爆撃を敢行されるモハーさんで慣れているのもあって、内容的にはさほど珍しいものではない。しかし、今回はメールの差出人が大問題だったのである。

その差出人の名は、konさん。

フィドルを始めたばかりの頃に出会い、圧倒的な技量で我々を驚愕の底へと叩き込み、畏怖と憧憬をの念を私の心に植えつけていった男である。そして、時が経つにつれ分厚くなっていく我が「いつか倒すリスト」に初めて名を冠された人物でもある。今やっている練習会「オキャ会」も、konさん達とやった川原練習会から発展したといっても過言ではない。関西のアイリッシュ・プレイヤー達に惜しまれつつ、四国・松山へと引っ越されたのだが、当時の関西・初心者フィドラー達に与えた影響は計り知れない、巨人である。 そのkonさんが一時帰国ではあるが、帰ってくる! 全霊全力をもって迎撃に当たらねば罰が当たるというものだろう…漢として!!


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というわけで、遥々四国から350kmを走破し来阪を果たされたkonさんを、某カラオケ店にて迎撃。迎撃要員はお馴染みのhiroさんと私。hiroさんは川原練習会の創立メンバーの一人でもある。思い返せば、2年前の第一回の練習会では、私のレパートリーはわずか4曲。hiroさんに至っては、アイリッシュは1曲も弾けないという状態だった。(参照) 今やhiroさんは暗譜こそあまりされていないものの、手持ちの数百曲の楽譜を瞬時検索して弾くことが出来るようになっているし、私もあの頃に比べればちょっとはマシになっているだろう。

久しぶりに一緒に弾かせて頂いたのだが、なんだか理由も無く緊張してしまう。しかも、しばらくフィドルに触れていなかったせいもあり、ボロボロの演奏に…。しかしレベルはともかく、なんとかついていけること自体が単純に嬉しい。2年前は指をくわえて見ているだけの存在だったのだから、ヘタクソなりに進歩はしているということだろう。しかしkonさんもパワーアップを果たしており、ビブラートなども駆使して聴かせる演奏を繰り広げる。konさんと言えばエッジの効いたダンス・チューンというイメージだったのだが、松山ではハープの方とユニットを組んで演奏活動をされているとのことで、聴かせる演奏に磨きがかかっているようだ。う〜む、一歩追えば二歩逃げる…まだまだ彼を倒す日は遠いようである。(っつーか、来るのか?)


思いつくままに曲を出しあい、一緒に弾いてみる。konさんは途中からブズーキに換装し、これまた素晴らしい音色を奏でる。おおおおお、ブズーキと一緒にやるのは久しぶりだ! ブズーキとはギリシャ発祥の4コース・8弦の複弦楽器なのだが、複弦ならではの綺麗な響きが実に素晴らしい。色々な曲をブズーキ伴奏でやってみるのだが、やはり伴奏楽器がはいると楽しいね。そして次に何をやろうと考えたとき、成り行き上、私が作曲した「せばジグ」こと「St. Sebastian's Jig」をやってみることに! おおおお、ブズーキの伴奏…しかもkonさんの演奏でこの曲をやる日が来ようとは…! しかしこの曲、作曲者が上手く弾けないうえに、鍵盤ではパッと弾けてもすぐにはコード名が浮かばないというヘッポコ作曲者のおかげで、トライ&エラーを繰り返すハメに。う〜む、作曲者の威厳ゼロである。

コードを探りつつ何度か練習し、あわせてみる。 おおおお、結構カッコいいかも!? やっぱりギターやブズーキみたいな伴奏楽器がはいると、一気に演奏が華やかになるなぁ。何度かやってみて、実は録音もしたのだが、今回は音源は割愛させて頂きマス。 いやぁ〜、まだまだ完成度が低くて、とても公の場で公開出来るレベルではないのだ。…後悔なら出来るけど…(さむっ)。 勿論ブズーキだけなら余裕で合格点なのだが…まぁ多くは聞くな。 しかし完成度は低くても、なんだか形になりそうな雰囲気だったので、後日konさんにブズーキ録音を送って頂いて、マルチトラック録音でやってみたいと思う。



終わってみれば、あっという間の3時間だった。懐かしい邂逅だったこともあるが、そうでなくても非常に楽しく充実した時間だったと思う。そして、konさんのパワーアップした腕前と、変わらぬ素晴らしい人柄に触れ、フィドラーとして、漢として刺激を存分に頂いた。やっぱり音楽においてアンサンブルが楽しいのと同様、人との出会いや交流というものは楽しく、何かをもたらしてくれるものなのだと思う。

konさん、遠路遥々お疲れさま&有難うございました! そしてお土産&プレゼント有難うございました。hiroさんも相変わらずの唐突の召集にも快く応じていただき、有難うございました! 是非また一緒に遊びましょう。
posted by せばすちゃん at 16:21| Comment(8) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月10日

新橋のアレな夜

先日の予告通り、新橋の「ゆっくりセッション」に突撃する日がやって来た。いや、正確には学会に参加し、そのついでにセッションに参加するのだが、どうもこの辺りを恣意的か否かはよく判らないが、取り違えておられる方が非常に多いので、この際確認しておきたい。


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今回のゆっくりセッションは20時からの開始。横浜の学会会場から移動し、新橋のホテルにチェックイン。これから始まるであろう激闘に備え、しばし休憩をとってから、会場であるパブ・「Irish Times」へと向かう。時間ピッタリに突入したのだが、既に10人近くが参集している模様。うぉ…なんだか例によって、皆さん、殺る気満々である。

主催のKevinさん、お馴染みモハーさんをはじめ、凄まじい成長を遂げ、最近では「教授」の称号をほしいままにする「はる」さん、踊るイラストレーター・バウロン使いのオサムさん、渋い大人の魅力爆発のバンボンさんなど、さすがに参加3回目にもなると知った顔も増えている。うう…しかし、みんな凄腕ばっか…。

最初は食事を摂っていたせいもあり、ためらいがちだったセッションも、血中アルコール濃度が上昇するにつれ、徐々にヒートアップしていく。そして、続々と到着する増援部隊。


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気がつけば、立錐の余地もないほどの大盛況。狭いスペースに入りも入ったり、なんと16人。思わず、「ええい、貴様ら他にやること無いのか!?」と叫びたくなるほどの活気だ。 いいね、こういう雰囲気は大好きだ。この地にも、アレな方々は多数棲息されているようだ。音に聞こえる、超絶爆音フィドラー・熊五郎さんや、若手ドエリート(注:せば語で超エリートの意)・フィドラー・ken10さんも参上。噂どおりの腕前を披露され、セッションは加熱・加速していく。


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最初は何をやればいいのか判らなかったものの、はる教授が「この曲やりましょう」と提案してくださったり、何を弾いてもほぼ100%の確立で追従してくださる脅威の笛使い・yutaさんのサポートもあり、徐々に調子にのっていくせばすちゃん。今回はリズム隊もいるし、バンジョー・ブズーキ・ギターと伴奏楽器も充実しているので、実に楽しい。一部怪しい音を出してしまっても、あまり気にならない…かもしれない。 なに? それ以前に本当に怪音は一部なのかって? 黙れ。 それが仮に90%であったとしても、日本語的にはそれは一部で通るのだ、うん。 …多分。


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楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもの。2時間30分のセッションは瞬く間に終了となった。もともとの実力に加え、最近の練習不足のため、演奏自体は散々な出来だったが、本当に楽しい時間を過ごすことが出来た。もちろん関西でいつもやっているメンバーも楽しいのだが、やはり「ゆっくりセッション」には、ここならではの色があり、個性がある。参加メンバーも非常に面白く、キャラが立った方が多くて、それは大いなる魅力だ。

参加の皆様、本当にありがとう&お疲れ様でした! 次回の襲撃の際にも、また一緒に遊んでいただければ幸いです。



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…弾き足りない…。(ぼそっ) ぬおおおお、こんな楽しいメンツが揃ってて、たった2時間半のセッション…そんなの我慢できるかぁ!! それを我慢できるような私ではないし、それを我慢できるような人間になりたいとも思わない。(きっぱり) というわけで、恐る恐る、「え〜、二次会は…」と駄々をこねてみる。無理が通れば道理が引っ込むとはよく言ったもので、なんと7人もの方が賛同して下さり、23時を回っているのに、カラオケ店へとなだれ込む。


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メンツはKevinさん、モハーさん、はるさん、オサムさん、yutaさん、ken10さん、せばすちゃん。構成的にもギター・バウロン・笛・フィドルと好バランスだ。二次会はクローズな環境のせいか、いきなりのハッチャケ・モード全開。 まずはポルカ回しから始まったのだが、これがまた、どうにもこうにも止まらない。30分弾き続けても、まだ終わらない。異常なまでに沢山の曲を知っておられるyutaさんが、悪戯っこの瞳で次から次へと仕掛けてこられるのだ。「ポルカで負けるわけにはイカン!」と論拠の無い意地を張り、無謀にも真っ向勝負を挑むせばすちゃん。モハーさんの、「ポルカだけで終わる気か!?」という制止がなければ、もうちょっと続いていたことだろう。むぅ…恐るべし、yutaさん。ここに新たなる確執が生まれたことは、公然の秘密である。リストに一名様追加…と。


ようやくポルカが終わると、各々が弾きたい曲を曲出しして、それを弾いていくスタイルとなったが、それもまた一癖もふた癖もありまくり。例によってモハーさんがマニアックな選曲をするかと思えば、当たり前のように追従するken10さん、はるさん。kevinさんが歌モノを始めたかと思うと、いつの間にか「サリー・ガーデン」や「蛍の光」になっている、「歌が変わるシリーズ」。弾き終わってみれば、さらに1時間半が経過。いやもう、心の底から楽しませて頂きました。


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ちなみに、今回はゆっくりセッションの忘年会も兼ねているとのことで、持ち寄りによるプレゼント抽選会があったのだが、なんと一位を引き当ててしまった。賞品は驚きの3/4サイズのバイオリン! kevinさんが修復された戦前のSuzukiモノとのことだが、これが結構よく鳴るシロモノ。え〜、ホントにこんなの貰っちゃっていいのだろうか…。


参加の皆様、本当にお疲れ様&有難うございました! 終電ギリギリまで遊んで下さったアレな皆様、心から感謝です。また、主催のkevinさんには、こんな素敵なお土産まで頂いてしまい、本当に感謝の言葉まありません。有難うございました! 東京襲撃の機会は増えてきつつありますので、その際にはこれに懲りず、また遊んでいただければ幸いです。
posted by せばすちゃん at 00:21| Comment(39) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月23日

ここに極まれり

最近、まわりでは「アレなひと」というフレーズが流行っている。誰が最初に言い出したのかは知らないが(え〜)、要するにちょっとやり過ぎな人間を指す言葉だ。私にはそういう面が無いので、非常に理解に苦しむところだ。 (あっ、石投げないで!) 昨日はそんな「アレな方々」が集まる練習会・「オキャロランを弾く会」に参加してきた。
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ちなみに会場である兵庫県立芸術文化センターにも電子掲示板が導入され、スタジオ入り口にはこのような表記が! どうでもいいことだが、なんだか、こういうのは気分が盛り上がるね。 「その他」ってのが気になるが。 朝からちょっと小作業をしていたので、一時間遅れで会場入り。

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2重の重い防音ドアを開けると、中では怪しいオヤジが怪しい弓でリールを激弾きしている。え〜と…何故、卿がここにいる!? もちろん、このブログを読んでおられる方はご存知かと思うが、東京在住のフィドラー・モハー氏である。まぁ、もともと関西出身なので帰省もするだろうし、仕事の都合で頻回にこちらへ来られているのは知っているが…なぜ朝の9時から、こんなところにいるのだ!? 聞くと、朝も暗いうちから始発でこちらへ来られたとのこと。しかも皆を驚かすために、主催者であるhiroさんにも内緒での奇襲攻撃。 …はっきり言いマス。 それはビョーキです。 

今回は人数も5人だし、気心のしれた面子ばっかりだったので、非常にくつろいだ雰囲気での練習。私もここ最近はめっきり練習量が減っているので、リハビリに努める。う〜む、かなり色々と忘れていたり、出来なくなってるなぁ…。やはり日頃の練習こそが大事ということか。途中、季節ネタとしてクリスマス・ソング特集などもアドリブで飛び出し、実に楽しい練習会だった。しかし、3時間の練習会が短く感じるようになってくるとは…私はちょっとはアレ系なのだろうか?


さて練習会も終わり、昼食タイム。オキャ会では練習後に近くのアイリッシュ・パブ・「カプリシカ」にて、皆で昼食を摂るのがなかば恒例化している。私は車を付近のコイン・パーキングへ移すため、皆と一度別れ、再度カプリシカにて合流する。すると、モハー氏が忽然と消えている。残されたメンバーに聞くと、「次の予定がある」と言って先に帰られたという。 あれ? モハー氏はこういう付き合いはいい方だと思っていたのだが…。その時はふと違和感を覚えたのだが、後になりその理由が判明した。なんとオキャ会参加のあと、そのまま新幹線に飛び乗り、九州まで移動。博多で行われるセッションに参加していたのである。ちなみに翌日には再度大阪へ戻り、大阪での練習会に参加する予定とのこと。


アレなひと、ここに極まれり。



一度、私の外来を受診してください。今なら、頭部MRIをサービス致しマス。

posted by せばすちゃん at 12:56| Comment(16) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月30日

師走を駆け抜ける熱い風

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クリスマスは終わったが、街はまだ電飾に飾られ、師走の独特の空気を醸し出している。雨に塗れた舗装に照明が反射し、より一層の幻想的な空間を作り出している。陽が落ちて気温は下がる一方であったが、その日その一角にだけは熱い風が吹き荒れていた。 

そう…熱く、密度の濃い、魂を揺さぶる風が。
 

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そう、以前に当ブログでも告知した年末恒例・練習会&忘年会である。借金取りも走り回るというこの季節、なかなか時間がとれない方も多いかと思ったのだが、蓋を開けてみれば参加10名のなかなかの大所帯。う〜む、皆さん熱心というかなんと言うか…まぁ、敢えて何も言うまい。仕事を終わらせて速攻で参加したのだが、遠距離通勤の悲しい性で、20時からの参加となった。

練習スタジオの重いドアを開けると、聞こえてくるのは「Farewell to Erin」 なるリール。うほ〜、これまた私の大好きな曲である。入り口付近でフィドルを掻き鳴らしているのはYoshiさん。むむ…やりますな。  …Yoshiさんが、Farewell to Erin !? 何度かこのブログにも名前が出てきているこのYoshiさん。バイオリン暦はまだ浅く、初心者練習会である「せば組」にも参加されている方だ。その彼が、リールを激弾きしているのである。ちなみに私はこの曲は大好きだが、ロクすっぽ弾けやしない。お、おのれ…血ヘド吐くほどコソ練しましたな…。また一人ブチ倒さねばならない漢が増えたようだ…かきかき。

練習会には久しぶりにお会いする方も三人。ひとりは以前にフィドルの会でお会いした、若き大学院生フィドラー・なっとうさん。(参照) この方は大学オケも経験されている凄腕フィドラーである。もうひとりは何度か一緒に遊んだことのあるフィドラー&ダンサーの「じぇしか」さん。彼女はしばらくオーストラリアへ行っておられたので、久しぶりの再会だ。三人目はダンサーの和(かず)さん。以前はフィドルを弾かれていたのだが、最近ではコンサーティーナばかり弾いているとのことで、今回はコンサーティーナでの参加。旧交を温めつつ、まったり空気で練習会は進む。途中参加のため若干物足りない感はるが、一時間ほど弾いたところで三次会会場へと場を移す。(注:練習会は二次会。一次会は不参加のため、記事は省略)  
 

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三次会の会場はこれまたお馴染み、アイリッシュ・パブ「カプリシカ」。当日はライブ日なので、アイリッシュの生演奏を聴きながら飲みますか!という趣旨だ。店に入ってみると…げ! ピーター!? 古い読者ならご存知かと思うが、2年前、フィドルをはじめたばかりの一観客に過ぎない私を、無理やりステージ・デビューさせてしまった悪魔の男・Peter Damashek氏である。(参照) う〜む、狭い世界とはいえ、何かの因縁かね。

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和さんのお友達でダンサーでもあるお方が三次会から参入されたため、実はダンスも踊れる多才な漢・なっとうさんを含めてダンサーが4人! それではということで、プチ・ケーリーが発生。ダンスを見ているといつも思うのだが、よくあんなややこしそうなステップを覚えれるよなぁ…。自分では踊れないが、見ていて楽しいね。


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楽しい時間はあっという間に過ぎ去り、気がついてみれば終電の4分前。アレ系であることを頑なに認めないYoshiさんは奈良からの参加なので、とっくに帰る手段などない。友人宅に泊まるとのことであったが、それをアレ系じゃなくて何だというのか!? まぁとにかく、アレな人たちばかりであっても、そこが心地よいことは疑う余地がない。


参加の皆様、お疲れ様でした&有難うございました!! 主催のhiroさん、いつもながらご苦労様でした! 来年もまた一緒に遊んでくださいませ。
posted by せばすちゃん at 02:16| Comment(7) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年12月31日

力いっぱい弾き納め!

レッスンも本年度分は終了し、オキャ会・忘年会も終了した。しかし、私にとってまだそれは弾き納めではなかった。12/30に行われるフィドル倶楽部のアイリッシュ・初心者練習会。これは師匠主催の練習会なのだが、意外なことに、今まで一度も参加したことがなかった。今年最後の練習会は、終了後に忘年会も行われるということで、師匠にもお誘いを頂いていたので、逝ってみることにした。

この初心者練習会は13時から始まって、1時間ごとによりレベルの高い練習会に切り替わる形式になっている。周りの話を聞いて、生意気にも15時のパート3から参加することに決定。私用のため15:40頃に会場入りを果たす。


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歳末の何かと慌ただしいこの時期、参加人数もそう多くないだろうと会場の扉を開けると、芋の子もビックリな大人数。その数なんと21人! …アイリッシュやってるヤツって、こんなのばっかりか!? 家のこととか大丈夫なのか? 大掃除はしたのか!? 最近25年ぶりにプラモ作りなどしているため、机の上をひっちらかしている私だが、人のことは心配できるものだ。

練習会の形式は師匠が課題曲を提示し、それをレクチャーしながら皆でゆっくりあわせて弾いていく形だ。今回の課題曲は「Soldier's Joy(Hornpipe)」「Paddy's Return (Jig)」「Jackie Coleman's (Reel)」の三曲。装飾音やアクセントのつけ方を中心に丁寧な指導。そして何度も何度もゆっくりしたテンポで繰り返して、曲を仕上げていく。うん、このやり方はなかなか好きかも。リールはちょい難しいが、難易度もベラボーに高いわけでもなく、非常に勉強になった。来年はもっと積極的にこの会にも参加しよっかな〜。



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さて練習が終わると、会場にテーブルが並べられ、教室スタッフの手料理がカウンターに並ぶ。料理はバイキング形式で、飲み物はキャッシュ・オンというシステムだ。初めて参加した会だが、参加者には顔見知りも多い。オキャ会メンバーもおられるし、なんと「せば組」からも合計5人が参加! なかでもせば組のエース・フィドラーであるtakeさんが、事前告知もなく参加されてたので吃驚。やっぱりこの方もアレですねぇ。

半分ほどは初顔あわせなメンバーだったが、そこは同好の士、話もはずむ。しかし、この忘年会にはとんでもない罠が仕掛けられていたのである。まず上記の写真を見ていただきたいのだが、カウンターの左端で大森師匠がミキサーをイジっておられる。そして画面左端にはブーム・スタンドが三本…。 …何故にPAなんぞが…?? 


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…っていうかステージが設置されてるし!! なんとこの忘年会、オープン・マイク・セッションも兼ねていたのだ。要するに「弾きたいヤツはステージ登って弾きまくりやがれ!」という男前極まりないシステムなのである。もちろん日本屈指のチキン・ハートを誇る私には、そんな度胸も技術もありはしない。隅っこで隠れるようにチビチビと飲んでおくことにする。最初はみな遠慮して誰もステージに上らなかったのだが、数名のブレイブ・ハート達がステージに登りはじめる。うおおお…すげ〜度胸だ…惚れるぜ。しかし、やはり獅子の心をもつ男は少なく、また壇上は空席に。

フィドル倶楽部のマスターであるYさんが私の傍へと忍び寄り、一言。 「そんなところで黒幕してないで、あそこで弾いて下さいよ。」 だ…誰が黒幕デスか!? 黒幕どころか下っ端も下っ端、本年度のベスト・シタッパーに選出されてもおかしくないこの私を捕まえて、いったい何という言い草か!? しかし、このYさん。まだお会いしたことは数度なのだが、私がこの誰も壇上に登らないような空気に耐えられない人間であることを、その洞察力で察知していたのだろう。


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(photo by hiroさん)

というわけで、壇上にて弾いてきました。本来なら上手い人がこういう場でガンガン引っ張っていくのがスジだと思うのだが、せっかくこういう面白い企画があるのに誰も弾かないというのも勿体無い。ヘッタクソながらジグセットなどを弾く。よく考えたら今年は発表会も参加しなかったので、最後の最後でステージに登ったのは、シメとしては良かったかもしれない。経験値を増やせたし、ヨシとしよう! しかしまぁみんな、壇上には上がらないくせに煽りの凄いこと。弾き語りしろだの、せばジグ弾けだの。…いつか復讐してやる。(ぼそっ)


なんだかんだで、終わってみれば21時過ぎ。13時から参加している人は、延々8時間弾いていたことになる。まったく、どいつもこいつも…。私の理解の範疇を遠く超えているね。あ、私はたった5時間半しか弾いてませんから! そしてそれだけ弾いているのに、まだ弾き足りない顔をしている人間がちらほら。見てみると、全員せば組のメンバー。…え〜と…飽くまで私は名誉会長であって、組長ではない。すべての責任は組長にあるので、そこんとこヨロシク。流石にそこからカラオケになだれ込むほどの時間もないので、近くのバーでお茶をしばく。今年一年を振り返り、来年の展望を見据えつつ馬鹿話に花が咲く。やがて名残を惜しみつつも解散となった。



参加の皆様、お疲れさま&有難うございました! そして今年一年、このブログにお付き合い頂いた読者の皆様方、本当に有難うございました! 腕前は上がっていないどころか、下手すれば劣化しているかもしれないが、楽しい時間を過ごし、貴重な経験もたくさん積むことが出来たと思う。来年もアレな仲間たちと楽しい時間を共有できることを切に願う。ちなみに構想2年のアホ企画が来年こそは実現するかも!? 乞う、ご期待! そして、来年も宜しくお願いいたします。
posted by せばすちゃん at 20:47| Comment(10) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月22日

フィドラーは何処まで逝くのか

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さて、先日はhiroさん主催の地元練習会・「オキャロランを弾く会」に参加してきた。今回は噂の8時間耐久練習会、通称「8耐」である。最近、会場に設置された電子掲示板にも上記の通りの記載。ほかのスタジオを見渡してみても、こんな豪快な予約の取り方をしている人はいない。まったく、大人気ない連中である。


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今回の参加者は10名。顔馴染みばかりなのだが、今回はマスター級が二人! 当ブログでも頻出の「しゃお」さんと、最近オキャ会には毎回参加の「なっとう」さんである。二人ともクラシック出身でバキバキ弾きまくる達人級だ。なんだか、プレイ・スタイルも似ている感じがするし、何よりも皆にも「兄弟!?」と言われるほど雰囲気も似通っている。上の写真をみると、なんとケースを譜面台にしてしまうところまで同じである。しかし上手い人が二人いると、やはり音が締まる。それに、例によって途中でトトロの曲や映画音楽などを即興で弾いたりして遊んだりするのだが、この二人がいると、アドリブでも超絶プレイが繰り出されるので、驚きを通り越してもはや感動的ですらある。うおお〜、すんげえええ! 即興でこのレベルで弾けたら、そりゃ楽しいよなぁ。いずれは、あれくらい弾けるようになりたいね。

それこそ時間は腐るほどあるので、皆でワイワイ弾く合間に、なっとうさんに個人レッスンなどもして頂く。「Glasgow Reel」を題材に運指や移弦などのポイントや練習の仕方にいたるまで、細やかに指導して頂いた。彼はなかなか教え上手だ。惜しむらくは、若くて綺麗な…(以下略)  せばジグも一緒に弾いていただき、大満足。なっとうさん、有難うございました!



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ちなみに、今回の練習会ではエキサイトしたあまり、バイオリンをぶっ壊される方まで出現。指板がぱっかりと外れてしまう大アクシデントだったのだが、この会に参加するような人間はそれくらいでは動じない。なんと、セロテープで応急処置をして8時間を弾き切ってしまわれた。 もう、海兵隊のサバイバル訓練も驚愕のタフネスぶりである。なんだか、オキャ会も回を経るたびにアレ度が増しているような気がする…。ちなみに、このバイオリンは修理のため、せば病院へ即日入院となった。妻がいない時を見計らって、また膠(にかわ)を煮立てなけりゃいかんなぁ…あれは微妙にウ○コ臭いから、家人がいる時にするのはお勧めできない。家庭持ちの日曜バイオリン製作家は注意されたし!



参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 特に個人的にご指導いただいた「なっとう」さん、有難うございました。 そして主催のhiroさん、いつもながら有難うございます&写真勝手に転載させて頂きました…スイマセン。 来月の8耐もよろしくお願いいたします!

って、来月も8時間やるんかい!! だんだん人間離れしてきたな、この会も…ぼそっ。
posted by せばすちゃん at 00:30| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年02月15日

魅惑の低弦

昨日は世の中はバレンタイン一色であったが、アレな方々にはあまり関係がないようである。その類に私も分類されるのは甚だ不本意ではあるが、その日、私は師匠主催の高レベル練習会・「フィドルの会」へと向かっていた。まぁ、世の中の男女はこの日はデートがあったりで、あまり参加率も高くないかな…などと思いつつ、ドアを開ける。

いるわいるわ、その数なんと17人。

デ…デカルチャ…。 あのさ、安易に世の中の流れに流される人間も嫌いだが、もうちょっとさ…なんかこう、もう…ね? ある意味、あなた方の先行きが心配デス。お前はどうなのかって? そんな無粋な突っ込みには、月牙叉手を喰らわせてくれるわ!



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さて、今回のフィドルの会には、初めてお会いする方が何人もおられたのだが、参加楽器もちょっと異色。なんとピアノチェロの方がおられたのだ。 おおおおお、ついにチェロが!! 実はこんなブログを書いておいて、こんなことを言うのも何だが、実は私は音色的にはバイオリンよりもチェロの方が好きである。そりゃもう圧倒的に。ただ、新しく楽器を始めるにあたって、「持ち運びが出来ること」という条件をつけていたので、チェロは外れてしまったのである。いや〜、そんなチェロと一緒にアイリッシュを弾けるとは…ドキドキ感炸裂である。チェロがハマりやすそうな曲ということで、オキャロランの曲などを中心に展開していったのだが、出だしはチェロでソロを弾いてもらおうということで、チェロのソロで「O'carolan's Draught」がスタート! …し、シブい!! めちゃくちゃカッコいい!! プレイヤーもかなりの手練のようで、ビブラートをかけながら魅惑の低音でメロディを綴る。うっわ〜、やっぱりチェロいいなぁ。オキャ会メンバーも多数参加していたのだが、やはり受けた衝撃は大きいようで、「私もチェロ買おうかな」発言が続出。いや…それは…そんなだから、「アレな人集団」扱いされるのでは…。 え、お前はどうなのかって? そんなやんちゃな突込みには鳳眼拳…(以下略)

ピアノの伴奏も実に新鮮。ギターの伴奏とは違うドライブ感があって、実に面白い。う〜む、やっぱりセッションは色々な楽器が組み合わさってる方が面白みがあるなぁ。いつもと同じ曲を弾いても、編成楽器が違うとまた印象が変わるので面白いね。



今回はオキャロランとリールからの選曲が多かったのだが、リールがあまり弾けない私には、ちょっと辛い。そもそも私は現在、ポルカ大魔王モードである。何気なく曲の切れ目にポルカを挿入していく。ふふふ…これだけさり気なくいれておけば、皆には気づかれまい。(注:バレバレ) 最終的には結構な数のポルカを弾けたし、最近お気に入りのジグ「Calliope House」も弾けたし、大満足の3時間であった。

いやしかし、チェロいいなぁ…まさに低音の魅力。なんだか大人の漢の感じがするよね。ふ〜ん、チェロは安物だと2万円くらいからあるのね。…ふ〜ん
posted by せばすちゃん at 23:15| Comment(18) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年03月14日

逝きつく果ての果て

最近なにかと忙しく、気がつけばほぼ一ヶ月更新していなくて我ながら愕然。レッスンもこの一ヶ月は2回しか行けていない。まぁ、職業がら、この季節は仕方ないのだが…。練習はちょろちょろとはしているものの、やはり充分な練習量は確保出来ていない状態だ。


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そんな状態なのでストレスも最高潮。とにかく弾き倒さねば収まるまい!…というわけで逝って来ました、「フィドルの会」。 もう結構お馴染みの感もある師匠主催の練習会だ。今回の参加者は11名で、ほぼ顔なじみのメンバー。一人初参加の二十歳前の若きフィドラーがおられた。クラシックをやっておられたとのことで技術はバリバリだが、アイリッシュには馴染みが薄いとのことで、今日のセッションは比較的ほのぼのペース。いつものように超絶リール激烈ジグが炸裂し、マニアックに過ぎる選曲がなされることもなく会は進む。おお、いつもこれ位ならついていけるのになぁ。

たっぷり3時間弾いて練習会は終了。練習不足もあるし、しばらくオキャ会の8時間耐久練習会も参加出来ていないので体力が落ちているのか、随分と腕や指が疲れる。その旨を周りに洩らすと、「なまってますね〜♪」とのこと。 …コレが普通なような気がするが、そんな甘えは通用しない世界らしい。 まったくなんだってこの連中は…ぶつぶつ。

しかもコレだけでは終わらない! 予定の時刻は過ぎたのに、誰も帰ろうとしない。雑談などをかわしつつも、何故か席を立ちたくない空気が其処にはあったのだろう。同じく日々の激務で疲労困憊・ストレス絶頂中の我がライバルであり先生であり目標でもある超絶フィドラー・「しゃお」さんが何気なくフィドルを掻き鳴らす。すかさず、達人・Kenny氏のティン・ホイッスルが重なる。とどめに師匠のギター伴奏が乱入! 物凄い贅沢なメンバーによる即興ミニ・ライブ開始! うぉ〜、すげ〜!! 凄いけど、みんな帰る気ナッシングですな。 心地よい空気に調子に乗った私は、「このまま朝までライブだ!」などと冗談半分に野次を飛ばす。



しかし、時として冗談は冗談で済まなくなるということ。
その事実を私は身をもって知ることになる。
posted by せばすちゃん at 16:57| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年04月01日

博多の夜の物語

某中尉は言った。「悲しいけど、これって戦争なのよね」 彼はむしろ清清しく言い放ち、散っていった。そう、愚かしいとは知りながら、ヒトは戦いを捨てられない。そして私もまた、戦いの中でもがき喘ぎつつ、フィドルを習得するという修羅の道を選んで歩いてきた。しかし、今回こそは生きて故郷の地を踏むことはないと覚悟して、彼の地へと向かう。

彼のいるあの地へと…。


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ハイ、相変わらず超大袈裟な書き出しで始まったわけだが、予告通り、九州は博多へセッション参加しに行ってきた。いや、こう書くと著しく語弊があるのだが、実際には仕事で九州へ出張したついでにセッションに参加させて頂いた旨、重ね重ね明記しておく。飽くまでついでね、ついで。参加の経緯は前回記事参照のこと。 セッション会場は福岡・天神にあるアイリッシュ・パブ「the Celts」 福岡のアイリッシュの総本山になりつつあるパブだ。セッションは夕方からなので、学会なんざは早々に袖にして(検閲削除)、パブへ単身突入する。


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今回の敵司令部はこのお二人。超絶フィドラー・padawanさんと、スーパー・パイパー・tommyさんだ。padawanさんは私がアマチュアでは最も崇拝している激フィドラーで、クラシックあがりのズバ抜けたテクニック、類稀なる感性、関西人ならではのネタとサービス精神を併せ持つ漢である。一方的にライヴァル心を燃やしているが、実力的には遥か14万8千光年ほどかけ離れている。そして笛吹きのtommyさんは、アイリッシュ・プレイヤーなら誰でも聴いたことはあるであろう、「フィールド・セッション・CD」の中で、笛を吹かれている達人だ。

このお二人が、このパブでフィドルや笛の教室などもやりつつ、アイリッシュの普及に努めて約一年。今ではかなりプレイヤー人口も増えつつあるとのことなので、今回は敢えて奇襲ではなく、堂々と襲撃を予告してパブへと殴りこむことにした。まさに捨て身の威力偵察である。奇襲では相手の即応能力評価が出来ないからな…ふふふ。



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今回迎撃に上がって頂いたプレイヤーは9名。1名は何処かでお会いしたことがあると思っていたら、なんと東京からお越しのmayuさん。 彼女は新橋の「ゆっくりセッション」でご一緒させて頂いた事があるのだが、今回は彼女もたまたま仕事で出張で来ているそうで、急遽参加と相成ったらしい。 ビバ・偶然! いや、彼女も私もホントに偶然デスよ。彼女とは、来月にも恐るべき偶然があることは、また後日…。

まだ皆が弾ける定番曲みたいなものが少ないようで、各自ネタ出しして、弾ける人がそれに追従するという形式でセッションは進む。やはりいつもと違うメンバーとやると、選曲も違ってくるので、実に新鮮だ。面白かったのは、同じ曲でも地方色があること。佐賀から来られているプレイヤーの方と、「St. Ann's Reel」「Soldier's Joy」等をやったのだが、我々が普段やっているのものと、佐賀で普段やられているバージョンでは、曲は同じなのだが、フレーズがかなり違う。まぁ変奏が無限に存在する音楽なので、当然といえば当然なのだが、面白いね。「Soldier's Joyを佐賀弁でやります」というフレーズも最高だ。


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上の写真はギターで参加のジムさん。彼は伴奏だけではなく、ソロでギター・プレイも披露して下さったのだが、その曲が激カッコよろしい! 一切ピッキングせず、フィンガーボードを叩くように押さえて発音し、ボディをパーカッションの様に叩いてリズムを刻む。曲の最後には、ペグを回してピッチ・ベンド! うっは〜、こういうの大好きデス。 いつかフィドルにも応用してみたいなぁ。



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padawanさんと見つめあって弾いているこの女性。実に美しいお方だったのだが、音色の方も超絶! 明らかに発音が違うし、アイリッシュにはあまり馴染みが無さそうなのだが、2回リピートすると、2回目には追従してこられる耳の良さ。 「な…何者!?」と思っていると、なんとバイオリンの先生とのこと。そりゃ凄いハズだわ…。この写真はバッハの「Double Violin Concerto」を弾いている図。他にも「パッヘルベルのカノン」がリールに早替わりしてしまう「P Joe's Pecurious Pachelbel Special」など、見せ場がテンコ盛り! やっぱりクラシック出身のヒトは一味違うなぁ。


なんだかんだと遊んでいると、「せばジグ弾いてください」との声が。 むぅ!? この曲は作曲者自身がイマイチ上手く弾けないという自己矛盾に満ちた禁断の曲。 それを知っての狼藉か!? しかし、実はpadawanさんがこの曲をソロでカッコよく弾いているのは聞いていたし、なんとその場に4人も弾ける人がいるというから、なんだかこっぱ恥ずかしいながらも、ちょっと嬉しかったり。というわけで、弾いてみました、「St. Sebastian's Jig」! 私のソロだけではトホホにも程があるので、セッションの雰囲気を記録するためにも、Padawan&Tommy氏の超絶リールと、4人で弾いたせばジグをメドレーにして公開。






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楽しい時間はあっという間に過ぎ去るもので、気がつけば4時間半ほど弾いていたセッションも終わりを告げた。こうやって異郷の地で独りセッションに参加すると、つくづく自分の実力の無さに辟易する。しかし、新しい課題も見えたし、刺激も貰えたし、何よりも単純に楽しい! 初めてお会いする方と、オリジナル曲を一緒に演奏して貰えるというのも初めての経験で、実に感慨深いものがあった。こんな駄ブログではあるが、本当に書いてて良かったと思える。この日あった出会いも、また大切にしていきたいと思う。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 幹事をして頂いたPadawanさん、Tommyさん、そして「the Celts」のマスター、本当に有難うございました! 是非また機会を見つけて遊びに行かせて頂きたいと思いますので、その節は宜しくお願いいたします。
posted by せばすちゃん at 02:00| Comment(14) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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