2008年06月12日

魔王の落胤

上手な嘘のつき方をご存知だろうか? そのテクニックのひとつに、「多くの事実の中に、少しの嘘を混ぜ込んでおく」というものがある。これはなかなか効果的な手法で、かの司馬遼太郎なども極論すれば、このテクニックの名手だ。彼は徹底的なリサーチを行い、考証を重ねた上で、そこへオリジナルな創作を盛り込んでいく。そうすることで、歴史上の人物があたかも小説中の人物そのものであったかのように思えるほど、リアリティと輝きを発するのである。



「一体なんの話だ?」と怪訝な顔の方もおられるだろう。実はポルカ好きが昂じてオリジナル・ポルカを作ってしまったのだが、実際に存在するトラッド・ナンバーとセットを組んでみました…というオハナシだ。まぁ、こうしておけば嘘臭さがちょっとでも軽減され、それっぽく聴こえるかなという、合理的かつ巧妙、そして姑息な作戦だ。ふふ、さすが大魔王だぜ。

一曲は完全オリジナルの「Running Down the Windy Hill」 大魔王らしく爽やかな曲調が売りである。(注:もちろん反論は認めない) そしてもう一曲は、日本人なら誰でも知ってるアノ童謡をポルカ風に弾いてみた。これは以前から自分で遊びで弾いていたのだが、先日フィドルの会でちょろっと弾いてみたら、意外と好評だったので、録音してみた次第。某・利権ゴロ団体がうるさいので、ここでは曲名を「Yagi-san the Postman」としておく。この2曲をアイリッシュ・トラッドの2曲とあわせてメドレーにしてみた。例によってオケはお手軽・超手抜きな打ち込みサウンドだ。そして、これまた例によって、演奏そのものではなく、ポルカの持つ楽しげな雰囲気だけを鑑賞すべし!




1. Oh Those Britches Full of Stitches ! (楽譜 師匠のHPより)
2. Running Down the Windy Hill (楽譜
3. Yagi-san the Postman
4. Gan ainm (楽譜 フィールドHPより)



どうどう? 作戦が功を奏してか、なかなかそれっぽいでしょ? 実際にこんなポルカがあってもおかしくない雰囲気でしょ!? そうだと言え。 バイオリンを始めて3年、未だにこの程度しか弾けないのは赤面の至りであるが、ちょっとでもポルカの持つワクワク感が伝わってくれれば嬉しいね。 しかし、こういう音源を作ってみるとつくづく思うのだが、やはりいずれはバンド編成でアイリッシュをやってみたいなぁ。

ちなみに、3曲目はPublic Domainではないので、残念ながら楽譜の掲載は不可能だ。もっとも、オリジナル曲の譜面の後ろに間違って一緒に記譜してしまうという万が一の偶発的ミスがあったとしても、当方の預かり知るところではない。あ、オリジナル曲の楽譜だが、ポルカなので本来2/4拍子のハズなのだが、4拍子で記譜されているのは本当に偶発的ミス…ごにょごにょ。



まぁとにかく、面白いと思った奇特なアナタは、レッツ・トライ!!


posted by せばすちゃん at 17:32| Comment(23) | TrackBack(0) | 自宅練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Running Down the Windy Hill、いいじゃないですか!
爽やかなんだか暑苦しいんだかよく分からないタイトルもいいです(笑)
練習しときますね。
覚えやすいメロディなんで、例のプラットフォーム作戦に使うのもいいのでは?(笑)
Posted by cead at 2008年06月12日 20:16
>ceadさん
わ〜い、有難うございます♪

私は作曲するときはだいたい頭には画が浮かんでるんですが、
そのイメージでは爽やかそのものデス。暑苦しさなんて欠片
もありません! …たぶん(笑)

丘の上で遊んでいる子どもたちって感じですかね〜♪

プラットフォームに使うなんて大それた真似は出来ませんが、
機会があれば一緒に弾いてくださいませ♪
Posted by せばすちゃん at 2008年06月12日 21:27
ご無沙汰してます〜せばさん。

素敵ですね。
とても爽やかです。

いいなぁ。
私は、はじめて1年ですが、さすがに独学なものでなかなか上達してません。

いつか生で聞かせていただきたいです。
Posted by すばる at 2008年06月12日 23:20
せばさんお久し振りです。
ポルカレゴラス大魔王が戦艦でそれでも会議は踊るネタが、
もうツボすぎてもしや読者を私に想定して書いたのでは、
とイタい子な感じでニヤニヤしながら拝見してました。
ここに来て司馬遼を引用され我慢ならずコメントさせていただきました。
今度はタレーランで「幕を下ろせ、喜劇は終わった」台詞を是非!
それにしても三笠いいですね。

ヤギポストマンいいですね〜。
ちゃんとそれらしく聞こえますよ。
ちゃんと楽譜を載せて頂けるので助かります。
まあ書き直さないとなんですが・・・^^;
Posted by カイ at 2008年06月13日 00:10
相変わらずの大袈裟なサウンドが心地よいですね♪

>3. Yagi-san the Postman
>4. Gan ainm 

このつなぎはなかなかよい展開ではないか、と。どうせならブレイクにする場所はもっとハッキリとブレイクにした方が私は好みです。
後はそうだなぁ、電子楽器に囲まれた生フィドルがもっといいんではないか、と個人的には思います。電気系ばかりだとメロがたちにくいから、衝撃度を含め「うぉ、ここで生フィドルかぁ!!」みたいなサプライズは欲しい気がしますね♪
ま、戯言っつうことで・・・。

因みにタイトル見た瞬間にハタと感じたのは世継ぎ誕生だったんですけどね・・・笑
Posted by も at 2008年06月13日 00:40
>すばるさん
ご無沙汰してます♪

こちらも3年もやってるのに、いまだヘボヘボです^^;
実力が無いから、こういうハッタリ系大袈裟サウンドで
誤魔化して遊んでるんです(笑)

いつか、生で一緒に遊びたいですね^^

>カイさん
ご無沙汰してます!

そうそう、カイさんが好きそうなネタがテンコ盛りなのに、
最近お見かけしなかったので、捨てられたのねっ…と
ちょっと心配しておりました(笑)

ブログは時々覗かせて頂いてましたよ〜♪ 京都へ
来られたのなら、声かけて下さればよかったのに〜。

以前「村祭りポルカ」をネタを出したように、実は
民謡をアイリッシュっぽく弾いたりするの好きなんです(笑)
やぎさんも気に入って頂けたら嬉しいです^^

>もはーさん
まいど♪

む? 2本重ねてるのと他の音色との干渉のせいで印象が違う
かもしれませんが、全編生フィドルですよん。オール・虎徹です♪
ちょっとオフマイク気味に録ったからかなぁ…確かにあまり
生フィドルっぽくは聴こえないですね(笑)

ブレイクがあまりハッキリしないのは、ギターの伴奏にループ系
シンセを使っているが故の制約と、音圧稼ぎにかなり強引な設定の
ダイナミクス系エフェクトがかかってるせいです^^; 私も
もっとビシイーッと決まったブレイクにしたかったんですが、
あまり手間隙かけたくもなかったので…(笑)

こういう時はギターが弾ければば〜と思いますね^^;
Posted by せばすちゃん at 2008年06月13日 01:04
いなたい、いなたい♪
こりゃまた、むつかしそうなpolkaですねぇ…
さすがは、polka大魔王さま。はっくしょん。

練習しときます♪

Posted by Yoshi at 2008年06月14日 09:50
こちらには初カキコになります。

これは素敵ポルカセットですね!
オリジナル曲と童謡が自然過ぎる溶け込み方です。
これはレパートリーに追加したいです(笑)
(そして音圧にも吃驚…!)
Posted by てりー at 2008年06月15日 23:10
>Yoshiさん
有難うございます♪

せばジグほどは難しくないですよ〜。 つか、アレ結構難しかった
ですね…作った本人が言うのもなんですが(笑)

是非、一緒に弾いてくださいませ^^
Posted by せばすちゃん at 2008年06月16日 06:20
てりーさん、ここでははじめして!!
先日はお疲れ様でした^^

お褒めに預かり光栄です♪ 私が大好きな付点8分〜16分のリズムを
多様して、なかなかドライブ感のある曲が出来たかな?とちょっと
自分でも気に入ってマス(笑)

この曲はアコ系の音もハマると思いますので、是非お暇な時にでも
ちょっぴり練習して頂いて、何かの機会に一緒に弾いていただけると
嬉しいです^^


音圧はCubaseで2Mix作ったあと、T-Racksというソフトで調整しています。
これが音質とかもろもろ含めてかなり気に入ってるんですが、プレビューが
嘘くそで、「出来上がりが予想出来ない」という、とんでもない弱点が
あります(爆) だから処理を実行してはファイル再生→設定修正を
繰り返しています^^; 音圧は簡単で稼げるのですが、せっかく
のミックス・バランスなんかはハチャメチャになってしまいます。
ま、ここまでコンプを深くかけなきゃいいんですが、自作音楽やってる
人の間に一時期見られた音圧バトルの成果というか残照ですね…^^;
 
Posted by せばすちゃん at 2008年06月16日 06:36
せばさん、すいません〜。
以前、necoさんからの呼びかけがありましたよね。そのお返事を書かせていただきたいのですがよろしいでしょうか?
necoさん、御覧になってるかな。

昨年10月にお声をかけて頂きました件ですが、先日、受け取ってきました。
ありがとうございました。

せばさん、necoさんからコメントがあったりしましたら、削除してくださいね。記事とは関係ない内容でごめんなさい。
Posted by すばる at 2008年06月20日 06:30
>すばるさん
この掲示板は脱線が当たり前なので、好き放題使っちゃってください。
むしろ、皆さんの社交場として使ってもらえるのは嬉しいです♪

で、なんの話のことかな〜と思い、過去記事を検索してみました。
…ぬお!? ということは新楽器が!? いいな〜。

…虎徹には十分満足しているので新しい楽器は要らないんですが、
人が新楽器を買ったと聞くとウズウズするのは何故なんでしょうね〜(笑)
Posted by せばすちゃん at 2008年06月20日 17:52
せばさん。

そういうことです〜(笑)
日曜日に行ってきましたので、まだ1週間経ってません。
申し訳ないくらいお安く譲っていただきました。
(20万の楽器と、KMJさんのAAAぺカット弓)

とてもいい音&いい顔の良い子なんですよ。
AAA弓もこんなに弾きやすいとは〜。

その足でレッスンに行って、今後の練習方法について教えて頂いたので、あとは練習あるのみです(苦笑)
Posted by すばる at 2008年06月20日 20:24
>すばるさん
ふむふむ、旧姓ケネス君というのですね。可愛がってあげて下さいませ♪

ウチはメイン楽器は虎徹になってしまいましたが、今でもベルガラスは
いつでも弾ける状態で常時待機しており、時々弾いています。そして、
これまた吃驚するくらいいい音出ちゃうんですよね〜。弾きやすいし。
ホントにCaoの楽器は恐ろしいです^^;

Posted by せばすちゃん at 2008年06月20日 23:56
Caoの楽器といえば、ホントはプレミアムのクライスラー狙ってたんですけど^^;
入荷した時に縁があれば買いたいですね。
(デルジェス大好きです・・・笑)

1台目の子は、多分手放すことになると思いますので。(ほんとに初級向きな子なので)



Posted by すばる at 2008年06月21日 04:50
>すばるさん、
おお!
おめでとうございます!
ケネスくんはやはりすばるさんのところへ!
お譲りした、と言う内容の記事を読んで「もしや?」
と思っていたのですが。
非常によく鳴る楽器だそうですね。
かわいがってあげてくださいね。
って人様のブログで我が物顔(爆)。

>せばすちゃんさん、
ご無沙汰してます。
偶発的ミス(笑)を発見しましたが、irishと混ざると
雰囲気が違いますね。
「kissは目にして」という歌が昔はやりましたが、
あれも「エリーゼのために」が原曲ですし、Westlifeの
「You Raise Me Up」も「Danny Boy」が原曲だから、
本家取りということでいいのではないでしょうか?
ちなみにEminemはMartikaの「Toy Soldiers」から
「Like Toy Soldiers」という曲を作ってるし、Dido
の「Thank You」から「Stan」という曲を作っている
ことは有名です。ちなみにそのDidoとのfeaturingで「Stan」
を再リリースしてますが。
Posted by neco at 2008年06月21日 09:22
>すばるさん
ガルネリ派ですか〜^^ あまりガルネリ型というのは弾いたことが
ないのですが、幾つか弾かせてもらった時には正直違いがよく判りませんでした(笑)

>necoさん
ご無沙汰です♪

原作があるものをイジるのは気を使いますね。「エリーゼのために」
や「Danny Boy」は作者の没後50年を超えているのでPublic Domainと
言って自由に使えるのですが、「Yagi-san〜」は作曲者が最近まで
御存命でしたからね〜。某利権ゴロ団体の管理曲になっているので、
本来ならHP掲載、原曲からのアレンジ、楽譜の掲載に対して、それぞれ
お金を払わねばなりません。ただ私はこの管理団体を非常に胡散臭くかつ
日本の音楽シーンにおいては害悪となることが多いと思っていますので、
納金するつもりは毛頭ありません^^; ただ私もショボイながらも
作り手側の一人として著作権を軽視するつもりはありませんし、作者
に対するリスペクトも忘れないようにしたいと思います。そこで偶発的
ミスながらクレジットは明記させて頂きました。個人的には明らかに
商用利用でない場合はこれくらいで勘弁して欲しいなと思っています。


なんだか珍しくマトモっぽいこと書いちゃいました(笑)
Posted by せばすちゃん at 2008年06月21日 10:19
>すべての方へ

あ、ちなみに言うまでもないことではありますが、私の作曲物に関しては
著作権は放棄しませんが、演奏・使用やオリジナルからの改変なども
すべてフリーです。好き放題に遊び倒して頂ければ幸いです♪
Posted by せばすちゃん at 2008年06月21日 10:24
みなさんが盛り上がってるのを見て、今さらながらKMJさんのウェブサイトを見てました。
ほほう。このお店、サウスポーの楽器も扱ってるんですね。実は私、左利きなんですよね・・・(謎)
Posted by cead at 2008年06月21日 19:56
>せばさん

デルジェス・モデル、私はまだ触ったことすらありませんが、ヴァイオリンをはじめる前から好きなんです〜。
何が?といわれれば、そりゃ音ですよ〜(笑)
どうもストラド・モデルの高音域が苦手なのです・・・。(ハイ・ポジくらいの音になると耳が痛いのです)
反対にデルジェス・モデルの低音域大好き。
こちらだと高音域でも平気。何故でしょうねぇ・・・?

なので次に楽器を買い替えるとしたら、この高音域を弾けるようになった時に、今の楽器ではどうか、って言うことになるのかなぁ・・・。

まあ、相当先のことでしょうから、先過ぎて考え付きません。(笑)

Posted by すばる at 2008年06月21日 21:43
>ceadさん
本日は偵察お疲れ様でした^^

うぉ、左利き用なんてあるんですね〜。E弦が一番左ってなんだか
不思議な感じがしますね。

>すばるさん
ほほ〜、得意とする音域が違うんですね。アイリッシュではハイポジ
とか出てこないので判らなかったのかもしれませんね(笑)

一度じっくり弾き比べてみたいな♪
Posted by せばすちゃん at 2008年06月22日 00:06
はじめまして!
いつもこっそり楽しく読ませていただいてました。

バイオリンを習い始めて、やっと4ヶ月になろうかという初心者ですが、せばすちゃんさん作曲の「Running Down the Windy Hill」弾かせてもらってます!
いい曲ですね。

移弦もままならないので、かなりつっかえつっかえですが弾いてて楽しくなってきます。

いつかフィドルも弾いてみたいと思いつつ・・練習に励みたいと思います。
ではお邪魔しましたー。
Posted by すずめ at 2008年06月22日 23:11
すずめさん、はじめまして!

こんな駄ブログを読んで頂いていたうえに、自作曲まで弾いて頂いてる
とは、感謝感激雨あられです! 本当に有難うございます^^

バイオリン歴4ヶ月ですか〜♪ 4ヶ月といえば、私はちょうど発表会に
強制参加させられてた頃ですね〜。あの時は吐くかと思うほどプレッシ
ャーでしたが、いまとなってはいい思い出です(笑)

この曲のBパートの駆け下りはスケール練習にもなると思いますので、
楽しんで弾いて貰えると嬉しいです^^

コメント有難うございました!
今後ともよろしくお願いいたします♪


Posted by せばすちゃん at 2008年06月23日 09:08
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