2008年11月05日

富山アイリッシュ紀行

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連休の真っ只中、私は大阪駅にいた。滑るようにホームへと進入してくるのは「特急・サンダーバード」。最高速度160kmで大阪〜北陸間を結ぶスーパー・エクスプレスである。慢性的に乗車率が高いというこの列車で、そのうえ連休ド真ん中。どうにかシートを確保し、私は富山へと向かうことになった。 …彼らとの再会を果たすために。



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彼らとはZENさん、いっつぁんさん。そう、あの怒涛のオールナイト・セッション(参照)の際に、わざわざ富山から駆けつけて頂いた、ちょっぴりやり過ぎなアイリッシュ・フリークのお二方である。オールナイトの際に、「いずれ富山で」と固く約束をしたものの、どうにもタイミングがあわず、今まで不義理をしていたのだ。しかし、今回は色々と幸運も重なり、ようやく富山逝きを果たす運びとなったのである。


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実はこの連休中にZENさん、いっつあぁんさんが地元の町内会主催の催しで演奏を披露されることになっていたので、それに飛び入り参加させて貰う段取りとなったのである。町内会の芸能イベントなので、音楽的にはまったく統一感はない。写真は雅楽の演奏なのだが、こういう垣根の無いイベントというのも面白いね。


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いっつぁんさんは、なんと中国の撥弦楽器「二胡(にこ)」で出演。女子十二楽団で一気に有名になった楽器だが、ユニークで味のある音色が特徴だ。しかし、本業は笛吹きのハズなのに、こんな楽器までやられるとは…。流石は「女神」と呼ばれるだけのことはある。 …自称という噂もあるけど。


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そしてZENさんはオールナイトの時にも持参されたカザフスタンの楽器「ドンブラ」で出演。カザフ人師匠に師事されたZENさんの腕前がまた素晴らしく、2弦しかない楽器なのに、音楽に厚みを感じさせる。しかも「曲弾き」と言って、演奏中に楽器を回したりと、魅せる要素も満載! 事前に聞いておらず、決定的な瞬間の写真は撮れなかったが、度肝を抜かれた。う〜む、フィドルでもやってみたい…練習してみよっかな。 もちろん言うまでもないことだが、「フツーに練習しろ」という正論は却下だ。


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お二人のソロが終わったところで、ステージに乱入。会場に向かって紹介される。「今日は東京と大阪から、二人も助っ人が来てくれました!」 東京?…二人?? 当たり前のような顔をして私の隣に立つのは、当ブログでもお馴染みのモハー氏である。 「貴様、何故こんなところにいる!?」といちいち聞くのも馬鹿らしくなるくらい、日本全国どこにでも現れる男である。彼の行動半径はKC135を随伴したF-15に匹敵する。そう、ヤツは「何処にでもいる」と思ってる位で丁度いい。 (ムチャクチャ言うな)

実は彼はこちらのアイリッシュ・パブでのハロウィン・イベントに参加すべく、二日前から富山入りしていたのだ。今回の富山行の決定打となったのも、「モハー氏も来てるので、せばさんも是非!」という要素が大きかったのである。しかしまぁ、彼と遊ぶのも数ヶ月ぶりなのだが、まさか富山で再会となるとは…。昨年には彼と二人で九州への旅もしてるし(参照)、その事実だけをを聞くと、とっても香しい怪しい香りがするのがイヤだな。

演奏曲目はホーンパイプ・エア・ポルカを組み合わせて、2セット・6曲。ざっと打ち合わせて数回通しただけでのブッツケ本番だったが、メジャーどころで弾きなれている曲ばかりだったので、まぁどうにかこうにか終了。人前で弾くのは凄い久しぶりなので、ガクブルものである。やはり、なかなか慣れるもんじゃないね…。



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ステージが終了した後は、近所の「海王丸パーク」へ。ここには、「海の貴婦人」と称される練習帆船「海王丸」が公開展示されている。おおお、実はもう30年ほど前になるのだが、幼い頃に海王丸には乗船経験がある。今は富山にあったのか! 全く予期していなかったぶん、実に嬉しいね。しかし、お二方は「せばさんなら帆船の前でフィドル写真を撮りたがるだろう」という溢れんばかりのホスピタビリティでこの場へと連れてきてくれたのだが、ワタシ別に船の前(上)でフィドル弾くのが本職じゃないですから。 なんだか、それが当たり前の芸風だと思ってもらっては困るね、マッタク。 まぁ予期されたように、大喜びで写真撮りまくりの弾きまくりだったことは否定しないが、それは結果論というものだ、うんうん。

こんな立派な展示があるのに、連休中にも関わらず公園はガラガラ。人気がないのをいいことに、海王丸をバックにプチ・セッション。夜に備えて弾き倒す。いや〜、実に気持ちイイ。地元にこの公園があったら、間違いなく私の屋外練習場と化すだろう。いいなぁ…。




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そして、富山の激ウマ海産物で腹を満たした後は、お待ちかねの地元アイリッシュ・パブへ! その店の名は「POT STILL」 近辺で唯一のアイリッシュ・パブで、お二方を中心にアイリッシュ好きが集まって、時々セッションを行っているとのこと。


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店内はかなりゆとりのあるスペースで、いい雰囲気のパブである。ダーツやビリヤードも完備。2日前にハロウィン・イベントがあったにも関わらず、物好きな熱心なプレイヤー達が参集。「ブログ読んでます」と言ってくれる方が多いのが非常にコソバユイ。勿論とても嬉しいのだが、「もっとタメになるもの読んだほうがいいデスよ」と思わなくもない。つか、本当にいい加減なことばっかり書いててスイマセン。



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お店のマスターもバウロンで出て来られ、一緒に遊んでいただいた。なんだかんだとやっているうちに、気がつけば1時過ぎ。楽しい時間はあっというまに過ぎるということを、またも実感する。最後は三銃士ばりのキメで記念撮影。…ホントに誰がこんなおバカな写真を言い出すんだろうね、マッタク。 ぐ〜。


まだまだ書き足りないくらい充実した富山遠征だったが、キリがないのでとりあえず終了。ZENさん、いっつぁんさん、本当に有難うございました! 驚愕に値するブッチギリのホスピタビリティと、有り得ないほどの歓待ぶりに感謝の言葉もありません。お世話になりました! そして、一緒に遊んでくださった皆さん、本当に有難うございました! 富山アイリッシュの発展を心から応援しております。是非また遊びに行かせて頂きたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
posted by せばすちゃん at 00:38| Comment(6) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月08日

世界遺産奇行

富山にて朝から深夜までアイリッシュ漬けの一日を過ごさせて頂いただけでも充分満腹だったのだが、今回のホスト・ZEN氏のホスピタビリティはその程度では収まらない。一夜が明けた翌日も観光に連れ出して下さるという。ZEN氏が挙げた候補地の名は「白川郷」

白川郷は岐阜県にある合掌造りの集落で、1995年には世界遺産にも指定されている。岐阜県にあるということは知っていたので、まさか今回行くことになるとは露にも思わず、まったくノーマークだったのだが、実は富山からは車で小一時間で行ける立地なのである。紅葉のシーズンで3連休。相当の混雑が予想される。本来なら人の多いところは嫌いな私だが、ちょっと思うところがあって是非にとお願いすることにした。



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比較的早い時間に到着したせいもあり、ラッキーなことに人はそれほどは多くない。しかしまぁ、流石は世界遺産! 狭い山間ではあるが、実に素晴らしい景観が展開されている。さまざまに彩られた紅葉の木々に、情緒をたずさえ重厚に佇む合掌造りの家屋が絶妙なマッチングを見せる。なんだか有無を言わせず、「これぞ日本!」と思わせるような説得力を持っているような感じがするね。



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日本昔話に出てきそうな家屋がゴロゴロ。中には重要文化財指定されている建築も。



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静かに深くなっていく秋の表情と、早い冬の訪れの気配を溶きあわせた空気が、この山間の小さな村をより印象的なものにしている。まさに今がベスト・シーズンだと言ってもいいだろう。他の季節に来たことはないが、きっと間違いない。大魔王認定。




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白川郷を一望できる展望台にて。日頃のつまらないストレスなど軽やかに吹き飛ばしてくれる、実に素晴らしい景色だ。 野郎二人でなく、美女と一緒であれば最高のシチュエーションだが、まぁ贅沢は言うまい。 そして、この時点で私の疑念は確信へと変わる。



ZEN:「どうですか? ここで間違いないですか?」
せば:「…間違いない…。 ここは雛見沢だッ!!



このブログの読者の9割9分の方は何の事だかサッパリ解らないと思うが、雛見沢(ひなみざわ)というのはサウンド・ノベル「ひぐらしのく頃に」の舞台となる村の名前である。名前くらいは聞いたことがある人も多いと思うが、それもそのはず、この小説は個人製作の同人ソフトとして発売されたにも関わらず50万本を売上げ、小説・漫画・二次創作刊行物が総計550万部、家庭用ゲーム機にも移植されたばかりか、実写映画もされ、アニメいたってはアジア圏のみならず、北米・ヨーロッパでも展開されるという怪物コンテンツなのだ。

たまたま、一ヶ月ほど前にその面白さに初めて触れ、ハマり倒し、つい先日すべての話を読み終えたばかりだったのだ。そして、その舞台のモデルとなったのが「白川郷」だという話をどこかで聞きかじっていたのである。タイムリーなこと、このうえない。なんたる偶然か! その話が本当なら、そういう目で見てみたいとは思うが、記憶も曖昧だし、まさか行くことになるとは予想もしてなかったので、もちろんゼロ・リサーチである。その旨をZEN氏に話したところ、「それなら、なおさら確認しにいかねば!」とノリノリ。 どうして、私の周りはこんなのばっかなのか…ぼそっ。

そして、見つけたこの展望台からの景色は、作品ではタイトル画面にも使われているほどメジャーな光景で、私のうろ覚えの印象にも合致する。間違いないとは思うが、しかしまだ物証に欠ける。


ZEN:どうしましょうか。
せば:…神社だ。神社を探しましょう。



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神社なら、きっとアレがあるはず。観光マップであたりをつけ、白川八幡宮へと向かう。境内へ足を踏み入れた瞬間、全身の毛が逆立つような感覚を覚える。 もう、これは間違いない。作品中では「古手神社」と呼ばれている建物そのものである。しょっちゅう背景で出てくるので、これは間違えようもない。そして何より…


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予想通り、痛絵馬がいっぱい。 (うわ〜)



うむ、ウロ覚えではあったが、やはり白川郷だったか。それでなくても世界遺産に相応しい素晴らしい景観をもつ観光地なのに、あの小説のモデルとなった地を体感するというマニアックな楽しみ方も出来て、二重に楽しめた。いやもう満足至極である。しかし、これだけでは満足できない漢がいた。


ZEN:はい、それじゃ写真撮りますので、フィドル構えて下さい。
せば:いや、人も多いし、それは幾らなんでもムチャってもので…
ZEN:ここまで来てやらないワケにはいかんでしょう…漢として!


最近、色んなところで「ブログ読んでます!」と言って頂ける機会が増えたのだが、それに比例して、こういう言い回しでご無体な要求をされることも増えてきている。物事はすべて一長一短があるものだ。そして、そう言われると強く言い返せない私はマイケル・J・フォックス並かもしれん。別に変わった場所に来るとフィドル弾かなきゃイカンというワケではないんだがなぁ。 ちなみに、フィドルは車の中に置いてきたのだが、途中でZEN氏に怒られて取りに帰らされている。


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というわけで、雛見沢を見下ろす丘の上で一枚。

 
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そして「オヤシロさまの祟り」の総本山、古手神社の前で一枚。なんつ〜、罰当たりな…。


 

そういえば先日から、立ち止まった時に自分の足音がひとつ余分に聴こえる気がするのだが…。
気のせいだと思うことにしよう。
posted by せばすちゃん at 01:02| Comment(9) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月14日

悪霊どもの宴、再び!

2008年6月。主催者の予想を遥かにブッチぎる大人数が集まり、夜が明けるまで大騒ぎを繰り広げた、あのオールナイト・アイリッシュ・セッション。(参照) あれから半年…なんと、その第2弾が開催されます! そして、今回はその開催に先立ち、超初心者練習会・「せば組」も同時開催! 詳細は以下の通り!



せば組・第7回
日時 :11/22(土) 16:00 〜 19:00
会費 :500円
課題曲:
Londonderry Air (Danny Boy) (楽譜 音源)
John Ryan's Polka  (楽譜 音源(1:49 〜) )
Over the Moor to Maggie  (楽譜 音源)


朝まで騒げ! 怒涛のオールナイト・セッション・パーティ mk2
日時 :11/22(土) 19:00 〜 夜明けまで
会費 :1500円

会場 :大阪・南堀江 フィドル倶楽部 (HPはこちら! 地図あり)



「せば組」は超初心者を対象とした練習会です。特に予習をしていない人でも、この3曲が弾けるようになるのが目標です。アイリッシュに興味はあるけど、いきなりオールナイト・セッションは敷居が高い…と、俯き、躊躇い、諦めかけているアナタ! ぜひ覗いてみてください。 なお、会の趣旨上、達人級のプレイヤーはご参加をご遠慮下さいませ。


そしてオールナイト・セッションでは、一部をオープン・マイク・セッションのコーナーにする予定です。ブレイブ・ハートな猛者達はステージへ! そこまではやれないガラスの心を持つチキン・プレイヤーはフロアで一緒に弾いてください。もちろん一杯やりながら、猛者達の演奏を聴くのもアリです。なお、ステージ上でプレイして下さった方から、独断と偏見による審査の結果、粗品を進呈します。超絶プレイだけではなく、ネタでもオッケー。珍しい楽器での参加も高ポイントです。 「ベスト・ドレッサー賞」なんかもありかも!? とにかく、場を盛り上げてくださるプレイヤー大歓迎です。 チキンなあなたも度胸一発ステージへどうぞ!

会費は1500円でワン・ドリンクと、フィドル倶楽部・管理人Tさんによるフードつきです。これだけでも充分にもとをとれる絶品です。途中参加や早退は自由ですが、一律1500円でお願いいたします。

またしても、遠方からの参加表明を頂いております。サイハテは、最近話題の富山のアノ人も来阪されます。ちょっと遠いから参加はちょっと…と躊躇いがちのアナタ! 彼に倣って、勢いでゴー!!



めっきり寒くなってきた今日この頃、西高東低の気圧配置など根底からブチのめす熱い夜を皆様とおくれればと思っております。今回はアイリッシュ初心者の方へのフォローもしていきたいと思いますので、皆様ふるってご参加くださいませ!!
posted by せばすちゃん at 22:31| Comment(20) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年11月24日

眠らない者達の音楽夜会

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半年前、私の何気ない一言からうっかり実現してしまったトンデモ企画に、ヒトとしての常識を超越した人数が集まってしまい驚天動地の事態となってしまったオールナイト・アイリッシュ・セッション。(参照)  あれから半年、今度はその第二弾が開催されるというので、是非にと参加させて頂くことにした。今回は宣伝告知はしたものの、私が言いだしっぺというわけではないので、幾分気が楽である。なんだか至る所で「首謀者」とか「黒幕」とか悪そうなイメージが定着しつつあるような気がするが、本来、私はキャラ的には企画側よりも参加者側の方がいいんだよね。まぁ、「面白いことが無けりゃ、自分で作ればいい」というアメリカ的というか、SOS団的発想が魂の根底に流れているのは否定しないがね。



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今回は、初心者練習会「せば組」も並行開催ということで、セッションに先立って同会場で練習。常連メンバーに加え、今回はお初にお目にかかる方が2名参加! 「たかよ」さんと「jun」さんで、なんと「jun」さんは富山から遠路はるばる参加である。 最近どうなってるのだ、富山…。 アクティビティが高いにも程がある。 富山ブラックの食べ過ぎで、高血圧性脳症でも発症していないかと心配するくらいのデカルチャっぷりである。いや、本当に遠路はるばる、お疲れ様&有難うございます。

今回の練習曲は「Danny Boy」「John Ryan's Polka」「Over the Moor to Maggie」の3曲。3曲目は初心者練習会には難しい選曲だと思うが、某参加者(これまた遥々、奈良からの参加…)のたっての希望でトライしてみることに。他の2曲が有名曲で弾きなれている方も多かったため、3曲目に時間を割くことが出来た。最終的には、皆それなりに弾けるようになってしまったところが恐ろしい。やっぱり熱意ってものは凄いね。世の中には才能というものは歴然として存在するが、時としてそれを凌駕することがあるのは間違いないと思う。





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練習会も終わりを迎える頃になると、徐々にセッション参加者が増えてくる。今回は流石に前回のようにアホみたいな大人数というわけではなかったが、それでも約20人が参加。いやまぁ、モノ好きって意外と多いよね、ホント。連休くらいどっか遊びに行かなきゃイカンよ、まったく。え、貴様はどうなんだって? ふん、どうせオイラには連休なんてないのさ…しくしく。



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今回のセッションでは、色々と実験的要素も試してみたのだが、そのひとつがコレ。「Computer Assisted Score Projection System」、略称「C.A.S.P. System」だ。 いやまぁ、PDF化した楽譜をPCからプロジェクターで投射してるだけなんだが、せば工房産のシステムとしては、今までで一番システム然としているだろう。 「せば工房のシステムはどれも名前ばっかり大袈裟」とかいう口さがない連中め、思い知れ

初心者がセッションや練習会に行った際に、「曲名がわからない」「わかっても楽譜を探しているうちに曲が終わってしまう」というのがセッション参加への弊害のひとつになるのだが、それをちょっとでも改善できないかと試験的に導入してみた。また、せっかくのセッションなのに、他のプレイヤーと顔を合わせて演奏することなく、楽譜を見るために下を向きっぱなしという事態も軽減できないかと常々考えていたのだ。曲が始まるとPDF化された楽譜をスタッフが検索し、スクリーンに投影するという段取りだ。

まぁ、正直にいうと効果のほどは微妙だ。プレイヤーが楽譜を探す手間は省けるが、運用上の様々な問題もある。だがしかし、虚仮脅しハッタリ効果は抜群である。 なんせ、会場へ入ったら真正面のスクリーンに楽譜が投影されているのだ。無駄に近未来的なイメージ大である。システムの写真を撮っていかれる方も多かったので、ツカミとしては上々かな? 休憩中にはDVD鑑賞なども出来るし、オープンマイク・セッションではスクリーン・セイバーを利用してビジュアル・エフェクトも可能。使い方次第では面白いかもネ。




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今回は「ひたすら弾き倒す」というよりは、和気藹々と楽しむパーティー・ライクな雰囲気。スタッフ・tomatoさんの手料理を堪能しつつ大森師匠のライブDVDを鑑賞したり、持ち込まれる珍しい楽器で遊んだり、アルコール片手に語らったり。こういうのも、いいよね。


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今回も富山から2名がお越しくださった。前回の遠征で散々っぱらお世話になりたおしたZEN氏と、富山のパブで一緒に遊んでくださったjun氏のお二人だ。富山の女神こと「いっつぁん」さんは今回来られなかったが、富山アイリッシュ勢の勢いには目を見張るものがある。本当に御苦労さま&有難うございます。




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今回は色々な楽器が持ち込まれたことも、大いにセッションを盛り上げた。フィドルはもちろん、ピアノ、ギター、フルート、ティン・ホイッスル、アコーディオン、コンサーティーナ、バンジョー、チェロ。この辺までは常識の範囲内だと思うが、アイリッシュを徹夜でやろうなんて連中に常識など通用しない。 上図は某氏が持ち込んだエレクトリック・バイオリンである。ただのEVであれば驚かないが、ギター用のマルチ・エフェクターにブチ込んである上に、ワウ・ペダルまで装備したブッ飛び仕様である。かなりエキセントリックでワケワカメな音も出るが、コーラスやリバーブを深めにかけた音色でオキャロランなどを弾くと、かなり気持ち良かったりする。


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そして、ZEN氏お得意のカザフスタンの2弦楽器「ドンブラー」。見事な腕前で主旋律から伴奏まで弾き倒される。なかでも様々なアクションを織り交ぜながら弾く「曲弾き」は大人気! 私も富山で初めて見せて頂いた時は度肝を抜かれたが、今回も参加者の心を鷲掴みにしていた。そりゃぁとにかく、カッコイイもの。ちなみに、なんとかフィドルに応用しようとするおバカも多数発生したことは、言を待たない。


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こちらはバカでかいビオラに見えなくもないが、実は1/8サイズのチェロ。誰だ、こんなの持ち込んだのはっ…実に面白い。 あ、ここ福山風ね。異議はもちろん却下だ。ちなみに、写真ではフィドル風に構えているが、この構えをとるとエンドピンが頸動脈にジャスト・ミートする。 非常に危険なので、よい子は絶対にまねをしてはいけません。 (経験者談)





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そして今回のセッションで新規導入された試みのひとつが、オープン・マイク・セッションのコーナー。今回は人数がそう多くなかったので、ほぼ全員にステージに上がって頂き、曲を披露して頂くことになった。果敢にもソロで挑むブレイブ・ハートもいれば…


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即興で数人のグループを形成して挑む方も。打ち合わせなどナシのぶっつけ本番なのだが、いい味出してるグループもあって面白い。これはフィドル倶楽部さんからの提案で、一部がオープン・マイク・セッションになったのだが、程よい緊張感も味わえてなかなかユニーク企画だと思う。私もソロで挑戦したのだが、演奏の出来はともかく、最近は教室の運営方針もあって発表会に出る機会もないので、新鮮なドキドキ感が味わえた。やっぱり、人生におけるドキドキ感て大事よね。





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そして午前5:40。うっすらと白み始めた空とともに第二回・オールナイト・アイリッシュ・セッションは終幕を迎えた。今回は前回の時のような大人数でこそないものの、そのぶん実験的な試みも出来て、なかなか面白いイベントだったと思う。セッションや練習会は長ければいいというものではないが、こういう「オールナイトで皆と遊ぶ」という若気の至りっぽいおバカさが、楽しさを増していることは間違いないと思う。ちょっとしたドキドキも体験できたしね。


参加の皆様、本当にお疲れ様でした! こんなおバカな企画を格安で提供して下さるだけでなく、自身で参加までされてしまうフィドル倶楽部のオーナー、管理人、およびスタッフの方々には感謝の言葉もありません。せば組・組長代理であり、PDF楽譜制作者であるYoshiさんには大変お世話になりました。そして、こんな阿呆な目的のために、文句の一つも言わず、高額な機材を無償貸与して下さった兵庫○○○○のY先生、有難うございました。 また、皆様とおバカな企画で盛り上がれる日を楽しみにしております!
posted by せばすちゃん at 19:30| Comment(34) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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