2008年10月20日

久しぶりのパブ・セッション

くっくっく…久しぶりだなヤマトの諸君…って、最近この入り方が多いのは気のせいか? 最近なにかと忙しく、まとまった時間がなかなかとれないのだが、細々とフィドルの練習は続けている。しかし、練習会やセッションなどはことごとくタイミングがあわず参加できなかったり、そんなに忙しくない時でも突発的なイベントでレッスンに行けなかったりと、フィドルに関してはとにかく間の悪い時期を過ごしている。


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決して某メカのセッティングにかまけてフィドルを蔑ろにしているわけではないのである。しかし、コイツがなかなか手厳しく、安定しないのもまた…ごにょごにょ。




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さて、先日16日に行われた大イベント、「フィドル・フェスティバル」にも参加できず鬱屈していたところに、地元のパブにてセッションが行われるとの情報を受け、日頃のフラストレーションを叩きつけるべく参加してきた。場所は今年オープンしたばかりの「GALWAY」というアイリッシュ・パブ。実は以前に楽器を持って遊びに行ったことはあるのだが、ちゃんとしたセッションは初めて。雰囲気が良く、食べ物が安価で美味い、そして音響もなかなかと、クールなパブである。我が西宮市は日本で4つしかない「映画館のない市」なのだが、アイリッシュ・パブは既に3店目。そういう意味ではいい環境と思えなくもないが、偏った編成だよなぁ。あ、ちなみに映画館は近日オープン予定ね。


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セッション開始時刻は17時過ぎからボチボチと〜とのことだったので、18時位に店へ到着。扉を開けるといるわいるわ、それはもうウジャウジャと。「オキャ会」や「せば組」、その他顔馴染みフィドル仲間に、ケーリーバンド「SAINAK」の面々。うぉ〜、やっぱりセッションをやらせてくれる店は実はあまり無いので、皆こういう機会を求めていたのだろうか? なかなかの盛況ぶりである。

実力派揃いの武闘…もとい舞踏集団、SAINAKのメンバーがおられるので、私程度のヘタクソでも、ある程度安心感をもって弾ける。やっぱり、トチった時でもバックアップしてくれる方がいるというのは、初心者には大事なファクターだ。というわけで、「力一杯憂さ晴らし」をテーマに思う存分弾かせていただいた。いや〜、個人練習は細々とながらやっているが、やはり皆で弾くのも楽しいね。今回はギター2本にキーボードと伴奏楽器が充実していたので、尚更だ。ある方からは「以前よりパワーアップしている」とお褒めも頂き、大変楽しい時間を過ごすことが出来た。

でもね、6時間って弾きすぎじゃない? 常識的に考えて。 まったく困った人達である。お店のスタッフも「タフですね…」と絶句していたとかしてなかったとか。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! そして「GALWAY」のスタッフの方々、本当に有難うございました!
posted by せばすちゃん at 00:03| Comment(11) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月25日

艱難辛苦与え過ぎ!

なかなか進展がないので、しばらく書いてなかったレッスン報告だが、先日のレッスンでまたもや無理難題を吹っ掛けられたので、久しぶりのアップ。


最近は主にリールに主眼をおいてレッスンを行っている。まずは2・4拍にアクセントをおいて、大きな2ビートを感じさせるような練習を繰り返し行っている。口で言うと簡単なのだが、実際にやってみると「ナメとんのか、おどりゃ!」と絶叫せずにいられない難しさがあるのだ。しかし、愚直なまでの反復練習のみがこれを可能にすることを私は知っている。風車小屋に立ち向かうドン・キホーテの如く、雨の日も風の日も、ただひたすらに「Drowsy Maggie」と「Mountain Road」の2曲のみを弾き続け、ようやく師匠から「ビートが感じられるようになってきましたね!」と言われるところまでやってきたのである。

くっくっく…ついにリールのビートを手に入れる日がやってきたか! アイリッシュの花形と言われるリールである! リールをリールらしく弾けてこそ、アイリッシュ・フィドラーを名乗る資格が持てるというものだ! さぁ、今こそ跪け、下民どもよ!! 我が魂のリールを…!!


師匠:「それじゃ、次はパルスも考えてやってみましょうか」



ぱ…パルス? 何ソレ? 滅びの言葉か?? 聞きなれない単語に困惑を隠せない、せばすちゃん。しかし、いつもながら思うのだが、調子に乗ろうとする私を見事に制御する師匠のタイミングといい、技術といい、もはや芸術の域である。手綱を握られるってのは、きっとこういうことなんだろうな…。

実は私の本業の分野では、パルスというのは珍しい言葉ではない。脈拍を示す単語で、心肺蘇生後に「パルス・チェック!」などという使い方をする。しかし、音楽の世界においてパルスという言葉・概念は聞いたことがなかったのである。師匠によると、「ビート(拍)よりも小さい、いわゆるノリを作り出す、リズムにおける最少単位」ということのようだ。う〜む、言いたいことはなんとなく解るが、はじめて聞く用語だ。帰ってwebで調べてみると、どうもジャズから生まれた用語っぽいが、説明は様々で、どれが定義なのかハッキリしない。

とりあえず定義は置いておくとして、具体的にどういう練習をするかというと、ちょっと跳ね気味に弾いてみるのである。例えば8分音符が2つあった場合、ひとつめの8分音符は長めに、ふたつめの8分音符は短めに弾いてスウィング感を出すのである。この長さの割合でスウィング感が変わるのだが、これを色々変えて弾く練習をせよと仰られるのである。しかも、2・4拍にはアクセント置いたままで。 そんな、ご無体な! 出来るわけなかとね、そげなこと! などと方言っぽく心の中で激昂するが、いとも簡単に模範演奏を繰り出す師匠。 「最初はコレくらい極端に弾く練習して、こんな感じで弾いてみるとか♪」 爽やかに、あくまでにこやかに超絶プレイを連打する。 まさに変幻自在! ぬぐわっ、か…カッコ良すぎる!! これはマスターせねばなるまい…漢として!!



かくして、またもや無理無茶無謀な宿題を抱え込み、帰途へつくのであった。しかしまぁ、次から次へと課題が尽きないものである。解ってはいたが、道程はまだまだ長く、険しい。
posted by せばすちゃん at 11:43| Comment(9) | TrackBack(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年10月31日

孔明、恐るべし

リールをリールらしく弾くために、パルスを考えるということを前回のレッスンで教わり、現在はそれを踏まえ、かなり跳ね気味に弾く練習をしている。

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「跳ねる」というのがピンとこない人に説明すると、8分音符がふたつある場合は、前を長く、後ろを短く弾くのである。例えば上記のように前を4分の3連符、後ろを8分の3連符の長さで弾くと、「跳ねたリズム」となる。いわゆる「シャッフル」と言われるリズムだ。この前後の長さのバランスを変えると、色々なリズム感を生むことが出来る。前を付点8分、後ろを16分くらいのバランスで弾くと、かなり跳ねていることになる。このバランス感覚がセンスの見せどころ。かつてのヒット曲「Rosanna」なんかは、独特の跳ね具合から、「TOTOシャッフル」などと言われたものである。(参考音源) ネタふるっ。


ところが、リールでこんなに3連符バリバリっぽいリズムで弾いてしまうと、滅茶苦茶ダサくなってしまうのである。ここが難しいところで、「よく聴けば跳ねているが、そんなに極端には跳ねていない」という絶妙のノリが必要とされるのである。しかし、良識あるフツーの人間はそんな簡単に跳ね具合を変えたり出来はしない。3連符に近い極端な跳ね具合で練習はしたのものの、「ダサいこと、ここに極まれり」と言った風体だ。練習の成果を師匠に披露しつつ、その悩みを告げる。


せば:こんな極端なノリで練習はしてみましたが、微妙な跳ね具合が出せないんです…。
師匠:ははは、難しいですよね。
せば:人が悩んでるのに…相変わらず爽やかだな、コノヤロウ。 (注:心の声)
師匠:それじゃ、今度はノリは考えずに普通に弾いてみましょうか。
せば:…ほえ?


せっかく跳ねる感覚を掴むために練習してきたのに、普通に弾けだと!? この一週間の私の努力は何だったのか!? それなら最初っから普通に弾かせておけばいいではないか! 今更そんなこと言われたって…あれ?? なんかいいノリ出てない?


師匠:でしょう♪ そういう練習したあとに普通に弾こうと思っても、微妙な跳ね具合が残るんですよ。


な、なんだと…? ということは、私のリズム感や補正能力まで見越し、計算したうえで、最終的に微妙な跳ね具合となるように、あんな極端なリズムで練習させていたというのか!? それはもはや、人智を超えている。くっ…孔明だ。 平成の孔明は駅前第3ビルにいた。 見事に掌の上で転がされてるよなぁ。司馬懿の気持ちを、ちょっぴり理解。


師匠:それじゃ、次は口でリズムを口ずさみにながら、ノリを作っていきましょうか。



んなマネできるか〜!! そしてまた絶叫の日々は続く。
posted by せばすちゃん at 15:15| Comment(5) | TrackBack(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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