
先日、予告していた「せば組・第3回練習会」が開催されたのでレポートをば! 今回の参加者は、仕掛け人である組長代理・Yoshiさんを筆頭に、ceadさん、すとらどさん、しゅうさん、もじゃもじゃぺーたーさん、kanaさん、まいけるじぇぇむすさんの合計8名だ。今回はセミプロのチェロ奏者であるkanaさんがおられるので、ワクワクものだ。予定時刻の15分前には全員集合してしまうところが、皆の殺る気を物語る。早速、確保してあるカラオケ屋の一室へとなだれ込む。

今回の発起人であるYoshiさん。クラシックとアイリッシュの両方のレッスンを受けておられ、フィドル歴こそ浅いものの、フィドル系主要イベントは総ナメにしている熱き漢だ。最近、クラシックからアイリッシュへの流入が盛んなのは、すとらどさんと彼の
今回の練習会は、たくさんの曲を弾くこと、速く弾くことが主眼ではない。一曲ずつ丁寧にゆっくり、ジグやポルカなどの各種コツなども押さえながら仕上げてくというコンセプトだ。流れ的には、講師陣の模範演奏→超ゆっくりで皆で弾く→徐々にテンポアップ→アクセントや装飾などを付け加えていく…という段取りのハズであった。しかし、「予定は未定であって決定ではない」という金言があるように、そうそうは計画通りに進まないのが世の常というものだ。
講師陣:それじゃ、超ゆっくりで弾いてみましょうか。
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(演奏中)
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せば:…オイラ要らなくね…?
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(演奏中)
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せば:…オイラ要らなくね…?
いやもう、皆さま、予習完璧。ゆっくりだと言ってるのにテンポも走り気味。む〜、超初心者練習会と言っても、アレ予備軍だからなぁ…。ちょっと熱意を侮りすぎていたかもしれぬ。おまけに今回は、私以外の全員がクラシックの基礎訓練を受けているので、技術的に私なんぞより数段上だ。
「アイリッシュ初めてです!」という雛たちを孵し、飛び立つまで見守る。そして老兵はただ消え去るのみ。自分の中ではそういうイメージすら抱いていたのだが、蓋を開けてみれば、雛どもは己の力で殻を叩き割って飛び出し、そのまま高く舞い上がったかと思うと空中戦を制し、スズメ捕ってきちゃいました!…という感じ?
教訓:アイリッシュやろうなんて人間は初心者でも想像の斜め上

なんちゃって講師の私には手に負えないので、指導はメイン講師であるceadさんに丸投げ。各曲のコツやマメ知識なども交えながら、のっぺりした演奏からアイリッシュらしい演奏へと色をつけていく。みんな吸収が早く、あっというまにそれっぽい演奏になっていく。
課題曲は4曲だったのだが、終わってみればなんと19曲。ちょっと弾いてみただけというものまで含めての数字ではあるが…やり過ぎだろ、常識的に考えて。しかし、和気藹々とあーだこーだとやっている時間は早回しのように流れ、4時間の練習会は今回もあっというまに終了したのであった。

そして練習後のお茶会もほぼ恒例。なにせ練習会は4時間もやってるのに、ほとんどみんな休憩しないからなぁ。水分と糖分を補給しつつ、無駄話に花が咲く。もちろん楽器を弾く時間も楽しいものだが、こうして色々な人と出会い、初対面にも関わらず楽しく話が出来るというのは、本当にプライスレスな喜びだ。のんびり2時間ほど歓談したあと、第3回せば組は終了となった。そして各自帰途へと就くのだが、なんと3人は奈良、一人は和歌山、一人は明石からの参加である。
教訓:アイリッシュやろうなんて人間は初心者でも後先を考えない
参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 特にYoshiさんには本当にお世話になりました。有難うございます! まったく役に立たない講師で申し訳ありません。しかしこれに懲りず、今後ともよろしくお願いいたします。