2007年10月01日

弦の振動をコントロールせよ!!

最近は毎日最低でも1000本の素振りボゥイングをして、それプラス時間が許す限りの練習をしている。久しぶりに「B.A.G.System」も復活し(実は前作は既に廃棄されており、新規に制作しなおしたのだが)、とにかく基礎を重点的に自己練習しようという狙いだ。スケール練習は特にやっていないが、音程のとりやすい曲を繰り返し弾いて、その演奏を録画・録音。音程をチェックするという手法をとっている。

曲が上手く弾けないのは、結局は基礎技術の圧倒的な不足に由来するに違いないと睨んでのことだが、こういう練習をしていると本当に色々なことに気付かされる。そうこうしているうちに、私の中にある恐ろしい疑惑が生まれてきた。それは、「今まではバイオリンを弾いていなかったのではないか」という衝撃の疑惑である。

「弾いてたやんけ!!」とネイティブ言語でいっせいに裏拳ツッコミを入れられそうだが、冷静に考えてみて欲しい。曲が上手く弾けないのはともかく、ロング・トーンを一音弾くだけでも、あまりに達人との差が大きすぎるという事実が全てを物語っているのではないか? つまりカッコだけは弾いているように見えても、楽器としてはちっとも鳴らせていないのである。

そこでバイオリンという楽器の根源を、そしてボゥイングとは何かを根本から考えてみることにする。バイオリンとは弦を振動させ、それを駒が媒介し、本体が共鳴することによって音が出る楽器である。そしてボゥイングとは弦を振動させるための手段である。そう、ここに至って今更ながらに、ある点に気付いたのである。要するにバイオリンとは如何に弦の振動をコントロールするかが勝負なのだと。音量にしろアタックにしろ、音色にしろ、種々のアーティキュレーションにしろ、すべては弦の振動によって生み出されているのである。ボゥイングの角度だの手首の返しだの、指弓だのと色々あるが、極論すれば、それらは全て弦の振動を上手くコントロールするための手段に過ぎないのだ。

そこで常に頭の片隅で、弦を振動させるということを意識しながら練習してみることにする。すると、随分と音が良くなった(気がする)ではないか!

一例として練習中のスウェーディッシュ、「Sommarvals (夏のワルツ)」の録音をアップしてみるとしよう。今回は本当に練習中の一発テイクなので、音程やリズムなどは敢えて無視すること。音色のみチェックするべし!!


録音機材:Cubase SX2.0 + 828mk2 + Rode NT4


録音機材や設定は以前と同じなのだが、過去の音源(参照)と比べると、随分とバイオリンらしい音色になっていないだろうか? 楽器がキチンと鳴ると、弦の共鳴も掴みやすくなり、正確な音程もとりやすい(気がする)。よって音程もマシになるという正の連鎖だ。(マシになってコレか!?)

おそらく今の練習の方向性は間違っていない気がする。もうしばらく、こういう練習を続けてみることにしよう。そしていつかヤツの背後に忍び寄り、一太刀浴びせかけてやるのだ! わははははは。



ちなみにヤツの演奏はこちら! (CD紹介ページはこちら!
夏のワルツ - 三つのルネサンス舞曲 - 永久の楽園 - トクラックスによるポルスカ
ダイジェスト・バージョン



ぜ…全然違うじゃん!! バケモノめええぇ。

posted by せばすちゃん at 22:48| Comment(14) | TrackBack(0) | 自宅練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月05日

マムシを退治せよ!

ここ数日、ボゥイングの基礎トレーニングに加えて、スケール練習も追加している。特に今まで疎かにしてきた4の指(小指)を上手く使えるようにする意図もあってのことだ。今までも気づいてはいたのだが、私は4の指を使う音がかすれることが多い。単なる練習不足だと思っていたのだが、スケールをやっているうちに、その原因にふと気づいてしまったのである。

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これは4本の指を全て指板に下ろしている際の映像だが、よく見て頂ければ小指だけ形態が異常なのに気づく。他の指は丸まったようなフォームなのに対し、小指だけが伸びきった…というより、ほとんどS字型を描くような形だ。世に言う「まむし指」である。


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指の関節は2箇所あり、手のひら側からそれぞれPIP(近位指節間関節)、DIP(遠位指節間関節)と名づけられている。正常であれば手のひら側に丸まるように曲がるのであるが、まむし指の場合は力を加えた際にPIPが反対側にくびれるように曲がるのだ。これが鎌首をもたげたような形に見えることから、「まむし指」という一般呼称がつけられているのである。別にこれがあるからといって問題というわけでもないのだが、一般的に楽器演奏には不利と言われている。何故なら形態力学的に指先に力が伝達しにくいこと、そしてこのマムシ状態になったら機敏な関節運動が出来ないからである。

私は実は全ての指が「マムシ指」であるが、小指以外は正常状態とマムシ状態を自由に切り替えることが出来る。しかし、小指だけは力が入るとマムシ状態でロックされてしまうのだ。 コイツのせいで弦の押力が不足したり、速いパッセージに追従できなかったり、うまくアーチを作れず隣弦をかすめてしまったりするのだろう。音程が悪いのもリズムが悪いのも、アーティキュレーションがショボ過ぎるのも、きっと全てコイツのせいだ! (後半は違うだろうという至極まっとうな意見は、この際スルーしておく。)


それでは、日本全国に散在するマムシ指フィドラーは自分の指を恨めしく眺めながら、部屋の片隅で涙を浮かべ、床に「の」の字を書き続けなければならないのか? そんなことはない。このマムシ指はトレーニングで改善できるのだ。 その方法とは小指の筋力をつけることだ。 ただガムシャラにやっても必要な筋力はつかないので、自分なりにいくつかトレーニング法を実験してみている。ひとつはボールを小指を中心に握りこんだり、テーブルに小指を押し当てて徐々に加圧していく基礎的な筋力トレーニング。もうひとつは指板に強く指を打ち下ろしたり、カット&ロールをいれながらスケールを弾くという半実戦的なトレーニングだ。効果があるようであれば、また報告したいと思う。



しかしまぁ、次から次へと難題・課題が性懲りもなく出現するものだ。今度は指の形状にまでイチャモンつけてきやがったか…。しかし、世の中には隻眼の柳生十兵衛三厳や、隻腕の伊庭八郎といった、一般的に不利と言われているハンデがあっても異様に強かった剣士もいるのだ。 まむし指くらいでは、私の歩を止めることは叶わぬわ! わははははは。

…あ、でも上手く弾けなかったときは、コイツのせいにしよう。うん。
posted by せばすちゃん at 23:25| Comment(8) | TrackBack(0) | 自宅練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月07日

秋の青空の下で

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どこまでも澄み渡った見事な青空。その高さが秋を感じさせる。冬へとむけて日々パワーを減じつつある柔らかい日差しだが、当直明け睡眠3時間の目には充分に刺激的だ。そんな秋の空気を吸い込みながら、ふと思った。そうだ、こんな日はあそこへ行こう。


全てが始まった、あの場所へ
あの川の畔へと





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そしてその日の午後、某川の畔でワルツをかき鳴らすがいた。彼は愁いを含んだ面持ちで、川面を這う秋の風にひとつずつ音符を載せていく。夏の終わりを憂うように、最近の課題曲「Sommarvals(夏のワルツ)」を。

そんな漢に急接近する高速機動物体があった。その物体はズッシャアアアアッ!とジョジョも吃驚の効果音を立てながら2輪ドリフトへと移行し、最後に軽くブレーキ音を軋ませて男の座るベンチの傍に反転静止する。そして彼女は自転車より降りつつ、爽やかに挨拶をかわす。 「お待たせしました」

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彼女の名前はhiroさん。ご近所に住むフィドル仲間であり、「オキャロランを弾く会」・会長で、「せば組」・特別講師である。



ことの次第はこういうことである。以前にも書いたが(参照)、憚りながら私の名前を冠した「せば組」なる練習会が結成され、いよいよ来週開催の運びとなっている。恐れ多くも、私は「名誉会長」、hiroさんは「特別講師」なる肩書きを頂いている。練習会に参加する方はアイリッシュには馴染みがなくても、全員がクラシックをやっている方なので、技術的に私達より上の方もおられるだろう。そんな環境では僭越極まりない肩書きなのだが、少なくともアイリッシュに関しては先達である。あまりみっともない演奏も出来ないだろうということで、急遽「指導者講習会」を開催することとなったのである。

要するに、どうやって最初にガツンと一発喰らわせてメンバーを萎縮させ、誰がボスかということを体で解らせる…もとい! 如何に楽しく効率的に、アイリッシュのエッセンスを伝えられるかということを、検討しようという趣旨である。

あまりに天気も良かったので、練習場所はお互いの自宅のすぐ傍の川原。そう、思い起こせばちょうど2年前。我々がweb上で知り合い、奇しくもすぐ近くに住んでいることを知り、それこそ練習会に参加するための素人練習会を立ち上げた場所なのである。(参照) そんな我々と同じような軌跡を辿ろうとしている人達がいるというのは、とても感慨深いものだ。全力をもって迎撃…もとい! サポートせねば!!


さて講習会であるが、練習会ではいちおう課題曲が10曲選定されている。我々がそれを弾けなくては話にならないので、それらを一通りチェック。実は私は課題曲の「Ballydesmond Polka」は苦手なので、この際みっちりと練習しておく。この曲は16分音符の速いパッセージもあるし、結構難しいと思うのだが…私は曲選考には関わっていないのだが、組長のやる気が垣間見える。まぁ私の苦手も練習会で改善できるなら、万々歳というものだ。あとはネタ仕込みを少々と、練習中の曲の情報交換などを行う。hiroさんに新しくポルカを数曲教えて頂き、レパートリーに追加。こちらからはスコティッシュのネタを提供。

終わってみれば、またも4時間半が経過。素晴らしい天気に恵まれ、少々マニアックな会話も楽しみながら、あっという間に過ぎ去っていく時間。来週の練習会までには、もうちょっとグレード・アップしておきたいものだ。



hiroさん、お疲れ様でした! 例によって突然のお誘いにも関わらずお付き合い頂き、有難うございました。来週は頑張りましょう!
posted by せばすちゃん at 22:11| Comment(27) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月10日

貴族な午後の過ごし方

行き詰った時は山篭り。これは太古より、我が国に於ける修行者の常識であり、私も以前に実行に移したことがある(参照)。 そして現在、私はかなり高レベルな田舎に勤務している。家へ帰ると既に生バイオリンを弾けない時間になっていることが普通なのだが、どうにか練習時間を確保できないかと考えた時、ハタと閃いた。 職場の近所で弾けば既にプチ山篭りじゃないか。 地元のヒトが聞いたら発狂しそうな言い草だが、まぁとにかく自然が恐ろしく豊かなことは間違いない。音出しに寛容な環境も多いだろう。

練習場所として最適な条件として、まず人気がないこと。ベンチ、可能であれば屋根もあること。安全に駐車できること。そして、インスピレーション沸きまくりな素敵な景観があることを目標に、ちょっとずつ探索をしていたのだが、ついにかなり好条件な立地を発見した。

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無料駐車場も完備している、かなり広い公園で中央には池がある。雰囲気はかなりいいが、立地のせいかほとんど人がいない。

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そして何といってもポイントはコレ! 池のほとりにある屋根つきベンチ・テーブル。雰囲気は荘園の東屋といったところだ。(いや、見たことないけどさ) うむ、まさに貴族の練習場所として相応しい。 実はここは週一回だけ勤務している施設のすぐ傍なのだが、この勤務は日のあるうちに終われることが多い。日が暮れるまでここで激弾きしてから帰宅するというのが理想的なパターンだ。

本日は仕事が早めに退けたので、さっそく出撃してみたのだが。ここはイイ! ほとんど人が来ないから遠慮会釈なく弾けるし、綺麗な環境に酔いしれながら弾けるので、エアの練習に最適である。 


次からは紅茶とスコーンを持参だな。

posted by せばすちゃん at 21:13| Comment(5) | TrackBack(0) | 自宅練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月12日

狼 vs 猪

最近、脳内メーカーだとか、名前を入れると色々と性格分析などをしてくれるサイトが流行っているようだ。そんな中、ちょっと変わったサービスがあるというので覗いてみた。その名を「家紋ジェネレーター」。 名前を入れるとオリジナル・デザインの家紋を作成し、性格診断をしてくれるといサービスだ。容易に想像はつくと思うが、私はいっさい占いの類は信じないタイプだ。あんなモノに夢中になる婦女子の精神はまったくもって理解できない。しかし、オリジナル家紋という侮りがたい発想に興味をひかれ、ちょっと遊んでみますかね…と、本名で入力。

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【猪】
非常に高い集中力と瞬発力を兼備しているイノシシ紋あなた。
自分の興味のあることに関しては脇目も触れず、まさに猪突猛進。
その勢いはもはや誰にも止められません。
さらに確実に結果を出せる実力もあります。
しかし、時には立ち止まり周囲に気を配ってください。
意外な発見があるかもしれません


…まんざら当たっていなくは無さそうな…。まぁ、ビッテンフェルト提督を心の師と仰いでいるのは間違いないしな。占いなどは微塵も信じないクチではあるが、願わくば確実に結果を出せる実力が備わっていて欲しいものだ。



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余談はさておき、先日はこのブログでも度々紹介してきた、師匠主催の高レベル練習会・フィドルの会があった。まぁハッキリ言って今の私には、分不相応なレベルの練習会なのだが、フィドル熱が最高潮な今は猪突猛進な気分満点だ。そこで狼たちの巣へと、再度足を運ぶことにした。

今回の参加者は師匠を含めて12名。お初にお目にかかる方が3名おられた。今回はギターがおられないので、師匠がブズーキを弾かれることになった。おお、師匠のブズーキは初めて聴くかも。構成的にはひとりアコーディオンがおられるだけで、あとは全員がフィドルだ。

予想通り、全員が私なんぞより最低2000光秒は上をいかれている凄腕達だが、なかでも初めてお会いする男性フィドラーはバイオリン暦20年とのことで、カッコいいリールなどを炸裂させておられる。うおお…すんげぇえ。「Glasgow Reel」は私もいつか弾きたい曲なので、とても刺激的だ。そして今回は、いつか倒すリストの上位ランカーである、しゃおさんも参戦。圧倒的な力量とオーラを発散させている。う〜む…勢い込んで来てはみたものの、このうちの一人にでも追いつける日が果たして来るものだろうかと、つくづく思わされる。

しかし、もちろんヘコまされることばかりではない。休憩時間に、久しぶりにお会いしたフロルさんと、「可能な限り途切れずに続けてみましょう」とふたりで遊び始めた即席・特大ポルカ・セット(曲は後述)を弾いていたら、いつの間にか全員が「まだ終わらんのか!?」と一緒に弾いていたり、オキャロランや「夏のワルツ」、「You Raise Me Up」などを即興のアンサンブルで弾いたりと、高レベルな方々だからこそ出来る遊びも楽しい。


いつか、この連中に追いつくとまではいかなくても、影くらいは踏みたいものである。それまでは猪突猛進で突撃あるのみだ。



ちなみに即席ポルカ・セットのメニューは下記の通り! (うろ覚え)
けっこうシンドイけど、チャレンジされる方は頑張って下さいネ。

Tralee Gaol
Finnish Polka
Salmon Taking Up the River
Scartaglen Polka
Dennis Murphy's
Peggy Ryan's Fancy
John Ryan's
posted by せばすちゃん at 17:20| Comment(20) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月14日

「せば組」起動!!

いよいよ、本日は「せば組」初開催の日だ。前にも書いたが(参照)、これは「アイリッシュ練習会に参加したくても、いきなりは無理!」という方が、ちょっとでもアイリッシュに馴染んでおきたいという趣旨で開催されることになった初心者・練習会だ。名誉顧問に任命されている私の使命はただひとつ。可能性のある若い才能を早めに叩き潰す…もとい! アイリッシュの楽しさを伝え、アイリッシュへの間口を広げることにある。

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ご近所さんであり、せば組・特別講師であるhiroさんをピックアップし、会場である某市民会館へと向かう。到着後、練習スタジオの場所を物色していると、電光掲示板が目にはいる。ふと目をやると、なんと掲示板には「せば組 練習会」の文字が! …やりすぎだろ…

開始予定時刻の1000時きっかりにスタジオ入りすると、驚いたことに、既に参加メンバー8名中・7名が集結。既に音あわせとスケールは終了しているとのこと。 なんというやる気!! このパワーを社会貢献へ振りむければ、ちょっとは住みよい社会が出来るかもと思わないでもないが、もちろん口にはしない。大人ですから、ワタクシ。


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というわけで、日曜の朝っぱらから集まった物好き精鋭達は計8名。主催者であり組長であるRIN☆さんを筆頭に、てくてくさんご夫妻、Yoshiさん、すとらどさん、fさん。すとらどさんとfさんは初顔合わせだ。実はこの手の練習会をすると、ほとんどが女性だったりするのだが、今回は野郎が5人もいる。これは、ちょっと新鮮で嬉しい。いや、決して野郎が好きだというわけではない…念のため。

初心者・練習会とはいえ、私をのぞく全員がクラシック・バイオリンを習っておられるので、アイリッシュをやったことがないというだけで、まったくの初心者ではない。練習会のスタイルは、課題曲として設定しておいた11曲を皆でゆっくりと弾きながら、徐々にテンポを上げたり、アイリッシュっぽいエッセンスを付加していく形でおこなった。やってみると、みな基本的な技術はあるし、かなり熱心に練習されてきた方もおられ、あっという間にそれなりの形へなっていく。おおおお、コレなら「せば組」なんてなくても、そのままセッションへ行けそうな気配だけどね。


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課題曲もそれなりに出来てきたので、遊び心も出てくる。速弾きをやってみたり、初見で新曲をトライしたり、お互いの楽器を交換して弾いたり、それぞれのエピソードを話し合ったり…。写真はメヌエットを皆で弾いている図。全員がクラシック系の教室だから出来るワザですな。気がつけば食事も摂らずに、あっという間に予約していた4時間半が経過する。 …いや…医療従事者のハシクレとして言わせて頂きますが…ゴハンくらいちゃんと食べましょうよ。


というわけで、練習終了後、午後も遅くなって皆で談笑しながら、会館付属のレストランで食事。ほとんど皆が初顔あわせなのに、盛り上がる盛り上がる。これもひとえに組長であるRIN☆さんのキャラに負うところが大きいだろう。いや〜、楽しかったし、お腹も膨れた。 よし、それじゃぁ…







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隣の公園で二次会・開始! って、どれだけ弾けば気が済むのだ、貴様等!? おまけに二次会からはフィドル仲間であるゆうまさんが乱入。メンバー増えてるし…。 みな飽きるまで弾きまくり、夕暮れとともに「せば組」・初回はようやく幕を下ろした。

記録を解析したところ、実に6時間半におよぶ死闘であった。




参加の皆さん、お疲れ様&有難うございました! とくに主催者であり組長であるRIN☆さん、本当にお疲れ様でした。皆さんの熱気に打たれ、たくさんの刺激を受けました。アイリッシュに限らず、楽しいことは何でもやっていきましょう。 それでは、また次回・練習会で!
posted by せばすちゃん at 19:52| Comment(19) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月17日

ボゥイング・パズル

第81回レッスンは、いつものように「Down by the Sally Garden」で幕を開けた。この曲を貰って約2年。毎回レッスンの頭にはこれを弾くのだが、なかなか思うようなカッコいい演奏にはならない。しかし、今回は音程・表現とも「お、いいかも」と思える出来だった。師匠も曲を終えるなり、「おお、いい感じで弾けてますね」との仰せ。おっしゃ! あとはこの感じをコンスタントに出せるようになればいいのだが…とにかく、幸先のいいスタートだ。

ジグは相変わらずのリズム中心の練習。テンポも上がってきているし、音程やリズムも安定方向にはあるのだが、気を抜くとベッタリしたジグになってしまう。なにも考えなくても腕が動くように、体に叩き込むしかないね。ちなみに久しぶりに新曲を頂いた。曲名は「Humors of Ennistymon」 私の前のレッスンの方が面白いジグを弾いているのが聴こえていたので、「さっきの曲は何ですか!?」と師匠にお聞きしたところ、「じゃあコレやってみましょうか」と楽譜を渡された次第。Cパートまである曲で、最後の方はちょっとスコティッシュっぽい雰囲気がある。功刀さんのアルバムにも収録されているようだ。おし、次までに譜読みしておくとしよう。

今回のレッスンもメインはリール。例によって「Mountain Road」を教材に指導して貰う。今回の一番大きな収穫はボゥイング。今までどうも弓の配分が悪いのか、弾きにくいなと思っていた箇所の疑問が解けたのだ。それは、リールは2・4拍にアクセントがくることは前にも述べたが、この2つのアクセントは弓を使う長さが違うということである。具体的には2拍目は長く、4拍目は短く弓を使うというのだ。確かにこうしないと、弓が足りなくなってフレーズの取り回しがしにくい。私は両方とも弓を長く使ってアクセントをとっていたので、辻褄があわない箇所が出てきていたのである。まさに目から鱗だ。こんなのはボゥイングが書いてある楽譜を見たって解らないことだからなぁ。まさにアイリッシュ教室ならではのメリットだ。お姉さんの笑顔に釣られてヤマハにしなくて良かったぜ…ちょっぴり(かなり)惜しいケド(参照

しかし、つくづくボゥイングというのは難しい。技術的には勿論、フレーズと弓の使い方をうまく合致させなければならないのだ。今回のように、同じ強さで弾くにもかかわらず違う長さで弓を使わないと辻褄が合わないというケースもあるだろう。まさにパズルを組み立てていくようなものだ。きっと、こういうところにセンスの差が出てくるんだろうなぁ…。


登るべき道は遥か遠く険しいぜ…。
posted by せばすちゃん at 10:56| Comment(20) | TrackBack(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月21日

祇園精舎の鐘の声

最近は基礎練習を中心にしているからか、ちょっとずつではあるが音が良くなってきている気がする。地道なことが大嫌いな私にしては、(ほぼ)毎日の1000本ボゥイング、カット&ロール併用スケール、ビブラート基礎運動、左手小指トレーニングは続いている。ちょっとくらい上手くなってくれないと立つ瀬が無いというものだ、てやんでぃベラボーめ。

昨日は昼間は所用で外出していたのだが、朝と夜にちょっとだけ弾ける時間があったので、その隙を逃さず練習。これがもう絶好調。師匠はもちろんケヴィン・バークやパールマンにさえ、「かかってこんかい」と言ってしまいそうになるほど調子がいい。そしてこの日曜日は丸一日フリーの日。妻も仕事で居ないし、力いっぱい弾きたい放題である。ふふふ…昨日の段階ですでにパールマンは超えた。(注:お判りだと思いますが妄想デス) 今日一日練習してしまうと神の領域に踏み込んでしまうかもしれん。 ぶわははは、唯一神を名乗るボケ神どもよ! 今日新たなる神の出現を見て、己の無知未明を恥じるがよいわ!! わーはっはっはっは。



結果:大惨敗




そりゃもう弾いてる自分が驚愕するくらいドヘタクソ。楽器は鳴らないわ、音程は悪いわ、リズムもケチョンケチョン。常に大兵力をもってかかるも、阿弖流爲(アテルイ)軍に連戦連敗の紀古佐美も真っ青の惨敗ぶりだ。 何故だ!? 昨日は確かに遥かなる頂を踏んでいたではないか!?(注:だから妄想デス) どうやら私の能力はまだまだ最大瞬間風速的にしか発揮できないようだ。ごく稀に何かのキッカケでスーパーサイヤ人状態が発動するのだろう。それは交感神経系刺激なのかもしれないし、ホルモン・バランスなのかもしれないし、ミトコンドリアやら月の満ち欠けやら何やらの得体の知れないシグナルなのかもしれない。しかし、その状態は極めて不安定なバランスの上に成り立っており、いったん転げ落ちるとどうしようもない状態に陥ってしまうようだ。

ここで一番問題となるのは、絶不調の時間>>>>絶好調の時間だと全然まったくこれぽっちもメリットが無いということだ。ガッデ〜ム!!


ふっ、祇園精舎の鐘の声…か。おごれる者も久しからず、ただ春の夜の夢の如しとはよく言ったものだ。どちらかと言えば、「国敗れて山河あり」って気分だが。しかしまぁ考えようによっては、たとえ一瞬ではあっても良い音が出るようになっているのは確かだ。あとはその状態を安定維持出来るようにしていけばいいのだ。弦の震動だって最初のキッカケがあれば、あとは大きな入力は要らないのである。うん…そう考えてみたら、そう悪い話でもないな!


超ポジティブ・シンキングで、明日からもせばすちゃんは突っ走る。
posted by せばすちゃん at 22:18| Comment(16) | TrackBack(0) | 自宅練習 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月27日

ほとんどビョーキ

本日はhiroさん主催の練習会「オキャロランを弾く会」に参加。この会もだんだん参加者が増えてきて、今日は9人という発足以来最大の人数が参加。ちなみにこの練習会は0900時からの開始なのだが、ほとんどが9時過ぎには会場入り。皆さん本当に好きモノというか…とにかく熱意には頭が下がりますな。とか他人事のように思ってみたり。

今日はせば組・組長であるRIN☆さんのほか、初顔あわせのHIROKOさんが初参加。この方は大森師匠門下の姉弟子であるばかりでなく、幼少の頃からバイオリンを嗜まれている強者。現在もアマ・オケに参加されているそうだ。そのうえ、あの「しゃお」さんまでおられるので、レベルが上がりまくり。他のメンバーも例によって凄腕揃いなので、またもやブッチギリの下っ端という定位置を確保。ううう…参加9人中唯一の男なのに情けなし。

今回は珍しく本当にオキャロランの曲を主体に始まり、一人一曲ずつ好きな曲をつなげていく「ポルカ廻し」「ジグ廻し」などで遊ぶ。最近新規に参加されている方々がいるので、日頃弾かないような曲が出てきたりして実に刺激的だ。固定メンバーでやってると、どうしても弾く曲が偏り気味なので、これはいいね。新しく面白そうなポルカも覚えたしね。リールは弾ける曲だけ弾いて、しゃおさんのプレイを横でガン見。う〜ん、やっぱり上手い人ってのは弾く姿からして美しい。今日のリールはかなり跳ね気味に弾いていたのが印象的だった。う〜む、こういのもアリか…今度やってみるとしよう。


ノンストップで3時間を弾ききり、練習会は終了。所用で先に帰られた2名を除いた7名でオキャ会御用達パブ・カプリシカで昼食を摂る。つくづく思うのだが、こういう集まりというのは初顔あわせに近くても、不思議と話が盛り上がる。共通の趣味で集まった仲間なので当然といえば当然なのだが、フィドル以外のマニアックな話題でも通用してしまったりするのが面白いところだ。気がつけば2時間近くダベって、ようやく解散となる。


本日のオキャ会:3時間
食事会:2時間
本日の収穫:Priceless



さて、来月のオキャ会は久しぶりの8時間耐久練習会(通称:8耐)だ。ちなみに明日はせば組・第2回練習会(4時間半+α)だ。…ホントもうみんな、ほとんど病気よね…。(他人事みたいに言うな!) ふっ、こうなったら一蓮托生! 真っ白に燃え尽きるまで弾き倒してやらぁ!!
posted by せばすちゃん at 22:55| Comment(6) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月28日

猛るイノシシたち

本日、「せば組」練習会の第2回目が開催された。今回の参加者は6名。組長RIN☆さんをはじめ、hiroさん、Yoshiさん、前回二次会のみ参加のゆうまさんに加え、今回はtakeさんが新規参加。takeさんは4年のバイオリン暦をお持ちで、3rdポジションを弾きこなし、ビブラートを駆使するという今回のエース・フィドラーである。名誉顧問などという大層な肩書きを頂いておきながら、教わる気満点で会場へと向かう。


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takeさんは初参加なので、まずはゆっくりポルカから…と思うものの、かなり速いテンポで弾き始める組長。いきなり殺る気マンマンである。しかし、難なくあっさり追従されるtakeさん。序盤から激しい攻防戦である。顧問まったく出番ナシ。せめてもう少しテンポ・コントロールしようと、足を踏んでリズムを作り、さりげなくテンポ・ダウンすることに成功。今日のメンバーは立ち居振る舞いや言動は別にしても、音楽的にはアグレッシブ走り気味。油断するとあっというまに加速していく。心の中で密かに「イノシシどもの巣」と命名する。(書いてるじゃねーか)

課題曲のポルカやジグを、アクセントのつけ方や装飾音の入れ方などをまじえて練習する。最初はノッペリしていたダンス曲に躍動感が加わっていき、徐々にポルカはポルカらしくなり、ジグはジグらしく聴こえるようになってくる。自分が通ってきた道程を高速度撮影フィルムで観ているようで楽しい。しかし、私が2年の歳月をかけてやってきたことを、あっさり2時間ほどでモノにしてしまうところは、みな勘どころを押さえているということか…。 「本気で叩き潰しておくか」とかちょっぴり思ったのは内緒のハナシ。


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(写真:エース・takeさんに教えを乞うせばすちゃん。)


結局、課題曲だけでは飽き足らず、ホーンパイプやリールにいたるまでちょっとずつかじっていく。この辺りは私もまだまだ超初心者なので、正攻法だけではなく、セッションでバレにくいように音を抜く方法など邪の道も指導。 そんなこと教えるなって? ふん、愚か者め…光と闇は表裏一体。どちらか一方だけでは存在できないのだよ、ゲール君。なにより清濁あわせて飲み込む器の大きさというものが求められているのではないかな? …漢として! (注:求められていません。)

合間にはビブラートのかけ方についてプチ指導などもして頂き、実に実り多い練習会となった。例によって昼食も摂らずに4時間半が終了。バイオリンというのは人間工学的に不合理で体には悪いとは思っていたが、なんかもうそれ以外にも何かと色々悪いと実感。 規則正しい食事というのは医療関係者なら口を酸っぱくして言っているハズなのだが…。

そして練習会終了後、付属のレストランで食事。これまたバイオリン以外のことにまで花が咲き、気がつけば2時間が経過。 またか!! かくして、せば組・第二回練習会は総計6時間半をもって閉幕した。 …もう、完全にビョーキですな。



参加も皆様、お疲れ様&有難うございました! ノンストップの4時間半は非常に実り多く、食事をしながらの多方面にわたる馬鹿話も非常に楽しかったです。次回の開催日は未定ですが、是非また一緒に遊んでくださいませ。
posted by せばすちゃん at 21:35| Comment(16) | TrackBack(0) | ライブ・セッション・練習会 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年10月31日

カレンダー・マジック

毎週火曜日はレッスン日だ。毎年寒くなってくると忙しくなってくる仕事のおかげで、先週はレッスンに行けずじまいだった。現在、オキャ会・せば組を経て調子は上り調子だし、愛器・虎徹も弦を交換してから絶好調。もうフィドルを弾きたくてしかたがない状況だ。今週こそはレッスンを受けなくては!

パルス・デトネーション・エンジン搭載機なみの速さで仕事を終わらせ、速攻帰宅。ちょっと基礎練習をしてウォーム・アップしてから、レッスンへと向かう。ちょっと早めに到着する予定なので、弦のストックの購入と、空き教室を借りての自主練をしよう。ふっふっふ…師匠よ、聴いて魂消よ! 今の私の実力を!!

しかし教室へたどりつくと、扉は閉ざされ、人気がない。まったくない。照明も落ちている。あれ? どして? ふと気がつくと一枚の張り紙が。


第5週はお休みさせて頂きます。


しまったああああああ!! Jesus Fuckin' Christ!! そう、レッスンは週4回、第5週は休講となるのだ。知ってはいたのだが、そうか今週は第5週だったのか…。それでなくても30分のレッスンのために、往復一時間半かけて通っている私。とんぼ返りの空しさたるや尋常ではない。


私、せばすちゃんは、ここに誓う。
世界征服の暁には第5週をこの世から抹殺せんことを。
posted by せばすちゃん at 23:32| Comment(7) | TrackBack(0) | レッスン | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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