2007年07月17日

遥か波濤を越えて

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この季節の台風としては史上最強・最悪の規模と勢力を誇る2007年・台風4号「マンニィ」。今月14日には沖縄・九州を暴風圏に巻き込み、日本列島を東へ突っ切り、多大なる被害を叩き出した。コイツのせいでせっかくの休日が台無しになった方も多いだろう。


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そんな状況下で、一人の男が新大阪から博多へと向かおうとしていた。「誰だ、その無謀野郎は!?」という声が聞こえてきそうだが、野暮な質問でもある。っつーか、聞くまでもなかろうが。


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まさに台風の予想進路と真っ向から相対する男前度120%・無謀度200%な、侵攻ルート設定だ。しかし、もちろん何の理由も無しに、こんな作戦行動を行ったりはしない。逆に言えば為さねばならぬ事由のためには、少々無謀でも敢えてやらねばならぬ時があるのだ…にはな。


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目指すは福岡・天神のアイリッシュ・パブ「The Celts」。 ここには、あの男がいる。 そう、このブログにもしばしば登場するpadawan氏である。確固たる技術と卓越した感性、そして豊富なネタ(これ重要)を持っている、私が直接知る限りでは、アマチュア最強クラスのフィドラーである。もともと関西在住であったのだが、今年5月から仕事で九州へ赴任されているのである。九州ではあまりアイリッシュが盛んではないらしく、padawanさんがこのお店を中心にセッションなどを定着させようと活動されているのは聞いていたのだが、そこを急襲しようと言い出した人物がいるのである。「いつ仕事をしているのか判らない流離のフィドラー」・モハー氏である。彼もこのブログではお馴染みの感があるが、彼は全国到るところに出現しては、各地でセッションなどに参加している超活動的なフィドラーである。そんな彼から一通のメールが届いたのである。「博多を威力偵察するので、参加するように」と…。

いや〜、その日は連休とはいえ、仕事が入って…あれ、その日の仕事がキャンセルに…? いやでも、いちおう新婚だしさ、いきなり連休フルに家は空けにく…あれ、妻は仕事で東京出張? …行くしかないだろ。 てなわけで、計画は回りだしたのである。どうせならと、padawanさんには私が行くことは内緒にして、完全な奇襲攻撃を敢行することとする。世の中はサプライズがあった方が楽しいのだよ。まぁ当日に台風が上陸してしまったのは偶然なのだが、新幹線も動いてるし、「この悪天候を突っ切って、何の前触れも無く、突然現れたら面白いだろう」という、関西人らしいネタ最優先の観点から計画は決行の運びとなったのである。むしろ奇襲作戦としては御誂え向きの天候ですな…ふふふ。


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かくして、モハー・せばすちゃん連合艦隊は台風で荒れ狂う波濤を超え、護衛艦が徘徊する馬関海峡を突破し、ついに九州へ上陸を果たすのである。なんて書いてるけど、コレは途中で寄り道した下関にたまたま停泊していた護衛艦「さざなみ」。 「たかなみ」型護衛艦の4番艦で、平成17年就航の新鋭艦だ。基準排水量4550t。32セルの垂直発射式ミサイル・ランチャーを装備し、情報処理系とデータリンク・システムが飛躍的に…(以下略)


そして、モハーさんと綿密な打ち合わせとタイミング調整の末、偶然を装ってpadawanさんの前に突然姿を現す、せばすちゃん。そのときの彼の驚愕の顔は忘れられない。いや〜、本当に悪戯を考えているときって死ぬほど楽しいよね。でも喜んで頂けたみたいで何より。




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というわけで、「The Celts」で行われたライブ&セッションに飛び入り参加させて頂いた。ライブのメンバーはpadawanさん、モハーさん、そしてフルートのTommyさん。Tommyさんは初顔あわせだが、京都のアイリッシュ・パブ「フィールド」でブイブイ言わせていたという凄腕フルート吹きの方である。もう皆さん凄腕だし、私は飛び入りなので練習もしてないしで、とてもついていけないので、もっぱら聴き役・飲み役。数曲に混じって一緒に弾かせて頂いた。


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そして、セッション・タイム。今回はお二人の方が楽器を持参されていた。軸になる数曲を中心に色々な曲を弾いていく。楽器持参の方はお二人だったが、ダンスを習われている方がいたり、流れている曲を聴いて店に入ってきてくれるお客さんもいて、いい雰囲気でセッションは進む。


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そして、「いつか倒すリスト」の上位ランカー・padawanさんと無謀にも直接対決の図。もちろん結果は圧敗・惨敗、コテンパンのキューである。というか最初から勝負にもならないけどね。む〜、しかしまたレベル・アップされているような…。セッションで曲を弾ける人というのは結構いるものだが、フィドル一本でソロを聴かせられるプレイヤーはそうはいない。彼は間違いなくそういうプレイヤーだ。う〜む、私もいずれは、あの頂きに登ってみたいものである。




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かくして博多・天神の急襲作戦は幕を閉じた。奇襲としては史上稀に見る大成功だろう。ライブ&セッションはリハーサルまで含めると、なんと6時間にも及んだ。それでも疲れはあまりなく、充実感に満ちているのは、やはり楽しいセッションだったからだろう。改めて刺激を頂くこともできた。こういう刺激は、より上手くなるためのモチベーションとして非常に重要だと思う。いつか彼を倒す日を夢見て…。最後にお店のマスターと参加のプレイヤー、最後までおつきあい頂いたお客さんと一枚。


参加の皆様、お疲れ様&有難うございました! 特に長時間にわたり好き放題に弾かせて頂いた「The Celts」のマスターには感謝の言葉もありません。本当に有難うございました。そして、博多にアイリッシュを根付かせようとしているpadawanさんに心からエールを送りたいと思います。また博多を訪れる機会がありましたら、是非一緒に遊んで下さいませ!


posted by せばすちゃん at 01:02| Comment(6) | TrackBack(0) | その他 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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